連日お伝えしているタイ国際航空(フランクフルト~バンコク)の搭乗レポート。3回目の今回は、ビジネスクラスシートの寝心地や朝食についてお伝えします!
尚、今回搭乗のA350-900機材のシートや1回目の機内食については、前回までの記事をご覧下さい→タイ国際航空ビジネスクラス機内食レポ!FRA発の美味しいタイ料理!/タイ国際航空で眠れるか?A350ビジネスクラスシート&朝食レポート!
寝具とフルフラットベッドの寝心地は…?
1回目の機内食が終わった後はシートを倒して就寝モードに入ります。A350-900ビジネスクラスのシートコントローラーはボタンが沢山あって、シートの前後の移動や背もたれが個別に動かせる様になっていますが、ベッドポジションのボタンを押せば自動的にフルフラットベッドに早変わり!
寝具は、枕と掛け布団とシーツの3点。シーツはシートに被せるだけでクッション性も無いただのシーツなので、私は使いませんでした。
これで実際に寝てみましたが、肘の部分が若干狭くて窮屈ではあるものの、シートのクッション性が良く寝心地はまずまず。加えて機内の温度が少し寒いくらいなので、寝付くには丁度良い具合です。
肘の部分は窮屈ですが、足元のスペースは高さが十分にあるので寝返りも苦にならず、フルフラットベッドの性能としてはなかなか高いレベルだと感じました。ファーストクラスでもろくに眠れない私ですが、今回ばかりは意外な程よく眠れたなぁと。
朝食は到着2時間前から
さて、到着の2時間前になると一斉にCAが動き出し、朝食サービス開始。機内照明が紫のままなので、何とも目覚めの悪い朝です…。
朝食のメニューは、フルーツとヨーグルト、パン、メインディッシュ。このメインディッシュの付け合せには5種類の選択肢があって、これは離陸前にCAから希望を尋ねられました。
出汁の効いた海老スープが美味!
その朝食がコチラ!パンも含めて全てワンプレートに乗せられて運ばれて来ました。
メインディッシュは「海老スープ」ですが、出汁がよく出ていて美味しいです!大量に入ったパクチーが唯一にして最大の難点ですが、何とか取り除いて完食。
5つあった選択肢は「タイ風オムレツ」を選択・・・したはずですが、恐らくこれはリストのすぐ下にあった「Free Ranch Herb Omelette」ではないかと?
せっかくのタイ料理が食べられなかったのは残念ですが、キッシュの様に凝縮した卵焼きは、薄っぺらいながらも味はまずまず。
3種類のパンは、どれも表面はサクサクで中身はフワフワ!程よく暖められていて、どのパンもなかなかレベルの高い味わい!
尚、食器セットに含まれていたのは糸楊枝。ろくに歯も磨けない機内において、これは非常に助かりますね!
プレミアレーンのチケットは廃止?
ところでタイのバンコクと言えば、入国審査待ちに大行列が出来て時間が掛かる事で有名ですが、ビジネスクラス利用者は行列の少ない優先レーン(プレミアレーン)を使う事が出来ます。
そのプレミアレーンを使う為のチケットが配布されるはずなのですが、いつまで経っても貰えなかったのでCAに尋ねてみた所、現在はチケットが無くてもビジネスクラスのボーディングパスがあればプレミアレーンに入れるので、配布はしていないとの事でした。
2年前にバンコクを訪れた際には貰えたプレミアレーンのチケットですが、調べてみた所このチケットは2019年6月をもって廃止されたのだとか。ネットでの転売が相次ぎ、本来の目的にそぐわない利用者が後を絶たなかった事が理由だそう。
私も以前手に入れた物をまだ使わずに持っていますが、もしこの事実を知らずに使おうとしたら大変な事になりますね…。これからバンコクを訪れる予定のある方は要注意です。
地味に快適だったタイ国際航空ビジネスクラス
と言う訳で、3回に渡ってお伝えしたタイ国際航空ビジネスクラスですが、レベルの高い機内食に快適な睡眠環境と、なかなか快適なフライトでした!エミレーツ航空の様な華やかさは無く、特に目立ったサービスも無かったですが、逆にそれが心地良い時間の創出に繋がったのではないかと思います。
定時より少し早めにバンコクへ到着!このバンコク・スワンナプーム空港では、乗り継ぎ時間を利用して様々なラウンジ巡りを楽しみました!その模様は次回へ。
♪こちらも合わせてどうぞ↓