「魔王」「村尾」と並んで日本のプレミアム焼酎“3M”の一つである「森伊蔵」。生産量が月間1000本と少なくプレミア価格必至で、定価で買うには当選確率1%未満と言われる抽選販売でしか手に入らない幻の焼酎ですが、JAL国際線の機内販売では、ファーストクラス・ビジネスクラスの乗客に限って購入する事が出来ます。
定価で購入した森伊蔵
私もいつかは欲しいと思っていた森伊蔵ですが、JALの機内でも期間限定での提供となっている為、先日乗ったビジネスクラス・フライトでは購入する事が出来ませんでした。
しかし今年春に搭乗したファーストクラスでは、森伊蔵の販売が再開されていて、遂にGetする事が出来ました!そのお値段2,880円(非課税)と並の焼酎レベルの価格でしたが、一般に出回っているものは15,000円は下らないでしょう。
今回は、この滅多に手に入らないプレミアム焼酎をじっくりと観察し、味わってみたいと思います。※価格、入手の可否は社会情勢により随時変動します。
頑丈な箱と包装
先ずは開封の儀!箱から出した720mlのボトルは、同じプレミアム焼酎の「魔王」や「村尾」と比べても、デザインの質が秀でている様に思えます。
中には木箱に入ったものや、「金ラベル」と呼ばれる限定品もある様ですが、中身が同じならばこれで十分ですよね。
注ぎ口の部分が和紙で包装されているのもポイント高いです!
この化粧箱はかなり分厚い紙で出来ていて、とても丈夫!ちっとやそっと力を入れて押しても全く凹みませんし、飲み終えた後も暫く捨てずに取っておこうかなと思います。
森伊蔵は一般的に電話での抽選販売となりますが、鹿児島県にある「山形屋」では店頭限定での抽選会を行う事もあるのだとか。しかも電話抽選では手に入らない「長期熟成酒極上森伊蔵」も抽選販売されるらしく、いつかコレ目当てで鹿児島旅行に出かけても良いな~と思うくらいです。スッキリとした味わい
グラスに注いでみると、ほのかに甘い香りが漂ってきます。鼻につくきつい匂いとは無縁の優しい香りです。
口に含むと、芋の甘みが口いっぱいに広がり、後に長い余韻が残ります。芋焼酎独特の臭みが少なく、加えて25度というアルコール度数を全く感じさせないほど飲みやすいです。ゴクゴク飲んでしまいます、うん美味しい!
国内線ファーストクラスの機内食で提供されているものを飲んだ事がありますが、地上で飲んだ方が味を感じ易いのは確かですね。上空で飲むのとまた違った感動があります。
鹿児島にある「山形屋」では、「極上森伊蔵」も含めて毎月抽選販売が行われているそうで、私も参加したいと思ったのですが、その場に行かないと参加させてもらえないみたいです。
これだけ売れているのだから、もう少し事業拡大して生産数増やしても良いと思うのですが…
プレミア価格は何とかならないものか…
フランスへ行けば安くて美味しいフランスワインが飲めるのと同じで、日本にいれば安くて美味しい日本のお酒が飲めて然るべき。それなのに、やたらと希少性ビジネスが横行して価格ばかりが釣りあがる現象は、いい加減にしてもらいたいものです。
森伊蔵が電話による抽選販売を始めてもうすぐ20年になるそうですが、いい加減そろそろ生産数を増やす事は出来ないのでしょうかね?市場価格が定価の5倍~10倍にまで高騰している現状は、ハッキリ言って異常ですよ。
それでも最近は価格が少し落ち着いて来て、中には14,000円を切る出品者が見受けられる場合もあります。ウイスキーの様に天井知らずの値上がりを続ける事はないですが、今の水準で高止まりしている状態ですので、今後これ以上の値下がりは期待できないかもしれません。
JAL国内線Fクラスなら手軽に飲める!
尚、森伊蔵を手軽に飲みたい場合は、JAL国内線ファーストクラスへの搭乗がおススメ!羽田から札幌、伊丹、福岡、那覇の4都市に就航していて、いずれの路線でも機内食のドリンクメニューの一つとして森伊蔵が提供されています。詳しくは以下の記事をご覧下さい。
兎にも角にも、こういった事態が今後少しでも改善される事を願って止みません。ともあれ、森伊蔵はとても美味しい焼酎の一つですから、今後もJALのビジネスクラスなどで購入の機会があれば迷わず買いたいと思います。
JALファーストクラス機内で飲んだ「極上・森伊蔵」については、次の記事をご覧下さい→JALファーストクラス搭乗記(羽田~ロンドン)④
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