今回は、都内で行われた「快適シート体験キャラバンin東京」にて体験したアメリカン航空のビジネスクラスシートについてお伝えします!
以前訪れたツーリズムEXPOジャパンでは、プレミアムエコノミーのシートを体験しましたが、ビジネスクラスは無かったので体験は今回が初!近年、どの航空会社でも力を入れているビジネスクラスシートですが、アメリカン航空の快適性は如何ほどか?詳しくレポートしたいと思います。
アメリカン航空のシート体験会
アメリカン航空の「快適シート体験キャラバンin東京」、初日は秋葉原のUDXで開催されていました。“キャラバン”という事で、移動式のトレーラーが都内各所を巡るのですが、ギンギラギンの何ともアメリカンな車ですよね。
トレーラーの中が二つに分かれていて、右側がビジネスクラス、左側がプレミアムエコノミーのブースになっています。今日は午前中の早い時間に訪れたので、行列も無く待ち時間は10分程度で済みました!
プレミアムエコノミーは、先日体験したものと全く同じシート。レッグレストがあるので、最前列仕様ですね。このシートについては「アメリカン航空プレミアムエコノミーを体験!最前列だけは特別仕様のシート!」の記事に詳しく記載しています。
尚、中央のブースでアンケートに答えると、この様な限定のマフィンが貰えます。アンケートはipadを使用した簡単なもので、個人情報の記入も一切必要無いのでとっても楽ちん!1分もあれば終了します。
ヘリンボーン式ビジネスクラスシート
それでは早速、ビジネスクラスシートのブースへ!順番が来たら一人ずつ中へ入り、担当のお姉さんの解説を受けながらシート体験を進めていく形となります。
こちらがビジネスクラスシート。1-2-1の配列のヘリンボーン式で、B777-200やB787-9で使用されているそうです。全席通路アクセスで、パッと見た感じカタール航空のビジネスクラスに似ていますね(参考:カタール航空ビジネスクラスB787-8座席図とアメニティ/ドーハ~ウィーン搭乗記!)
ヘッドレスト部分には、3点式ベルト用の肩の部分が収納されています。マレーシア航空みたいに金属むき出しじゃないのは良いですが、装着すると車の運転時の様な格好になるので、かなり煩わしいです…。(参考:マレーシア航空A330ビジネスクラス搭乗記!成田~KL)
シートコントローラーは、タッチパネル式。文字は無く、絵で表記されているので分り易いですね。
リラックスポジションにしてみると、こんな感じ。座ってみると、クッションの固さは丁度良く、座り心地は悪くありません。ガッチリした構えで、大柄なアメリカ人でも耐えられる様になっているそうです。
テーブル、座席周り、アメニティ
続いて、座席周りの設備ですが、テーブルは木目調の2つ折り式。思いのほか安定感があって、ガタツキは殆どありません。
サイドテーブルにマガジンラックと読書灯。サイドテーブルは金属質な肌触りですが、汚れ難そうな素材です。
サイドテーブルを開けると、2つの収納スペース。また通路側の肘掛も開けられる様になっていて、こちらも収納スペースになっています。
アメニティも展示があって、こちらはCole Haan(コールハーン)というアメリカのファッションブランドのコラボ品。巾着袋の様に使えて便利という事ですが、高級感はあまり無いですね。
ベッドポジションの寝心地は…?
そして、ベッドポジションがコチラ。全長195cmのフルフラットベッドです。
シート幅に対して足元が狭いのはヘリンボーン式の宿命ですが、それほど狭さは気になりません。まぁ195cmもあるアメリカンサイズのシートなので、余裕がありますね。
通路側の肘掛は、高さ調節をしてベッドと同じ高さに出来ます。しかし、反対側(窓側)の肘掛は動かす事ができず、これによってベッドの幅がかなり制限されてしまいます。
実際に寝そべってみると、やはり窓側の肘掛部分が邪魔になって、仰向けになると肘を思う様に降ろす事が出来ません。これを防ぐには、体全体を通路側へ寄せなければならず、そうすると臀部がシートの中央から外れて違和感を感じ、寝心地が悪くなります。唯一にして最大の難点はココですね!せっかく弾力のあるシートがあるのに、これは残念です。
質は上々!ビジネスクラスシート
と言う訳で、アメリカン航空ビジネスクラスシートを体験してみましたが、寝心地はイマイチながら、全体的にはなかなか良い仕上がりだと感じました!
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