クリスマスシーズンもいよいよ終盤!今日は、一足早く体験してきたウィーンのクリスマスマーケットの模様をお伝えします。
ウィーンの街では、至る所でクリスマスマーケットが開催されていて、どこも人でいっぱい!そんな人々が一様に手にしているのが“Punsch”と呼ばれるサンタのブーツの形をしたカップ。ウィーンのクリスマスでは、これが定番となっている様です。
♪こちらも合わせてどうぞ→「ウィーン」記事一覧と旅行ガイド
シュテファン大聖堂前のマーケット
人の集まる所にマーケット有り!ウィーンの旧市街には、様々な所でクリスマスマーケットが開催されていましたが、ド定番シュテファン大聖堂前の広場もマーケットで賑わっていました。
ここはケルントナー通りから続く広場で、この時期限定と思われる屋台が軒を連ねています。屋台と言っても、日本のお祭りの様な簡易的なものではなく、閉店時にはシャッターの閉まるしっかりした造りです。
それにしても凄い人人人!混雑のピークは15時頃でしょうか。昼頃から既に営業しているので、ゆっくり楽しみたい場合は早めに訪れると良いと思います。
尚、雰囲気的にはやっぱり夜が良いですね!シュテファン大聖堂のライトアップも相成って、なかなかステキな景観です。
食べ物の店がほとんど無い
さて、初めこのマーケットで食べ歩きでもしようかと思っていたのですが、意外にも食べ物の店が少ない…と言うか殆ど見かけません。数年前に訪れた隣国チェコ・プラハのマーケットなんかだと、暖かい屋台料理の店が軒を連ねていたのですが、ウィーンは雑貨の店ばかり。
この様な傾向はシュテファン大聖堂前のマーケットだけではなく、他の所へ行っても同じでした。マーケットの楽しみ方も、国によって違うものなんですね。
ただ、面白いお菓子の店を見つけました!“Werkzeug aus Schokolade”と書かれていますが、直訳するとチョコレートの工具??
見てみると、凄いリアルな工具のチョコレートがズラリ!ほんとコレ、錆びた工具そのものに見えてきます。価格は大きさによってまちまちですが、大体一つ€4~€8.5、ちょっと高めですがお土産には喜ばれるかもしれません。
“プンシュ”って何だろう?
もう一つ気になったのが、みんなが飲んでいるこのブーツ型のカップ。どのマーケットに行っても、これが先ず目に付く程です。
これはPunsch(プンシュ)という飲み物で、北欧発祥のリキュールなんだとか。ドイツやオーストリアのクリスマスマーケットでは、これを片手に集まってお喋りするのが定番になっているのだそう。
注文の仕方としては、ドリンク(プンシュ)に加えてこのカップの料金をデポジットとして支払い、飲み終わってからカップを返却すると、その分が返金されるシステムです。“カワイイ”カップは持ち帰れますが、洗浄されているとは言え使いまわし品である事は留意しておくべきかと。
この店のメニューを見てみると、Punschと書かれたものはオレンジやホットワインなど5種類。いずれも€4.5で、カップの€4と合わせたら千円越え!なかなか良いお値段しますよね。
おススメの時間帯は夕方?
という訳で、ウィーン・シュテファン大聖堂前のクリスマスマーケットを少し見てみましたが、Punsch片手にステキな雑貨店を見て周るには楽しいかと思います。ただ、食べ歩きが出来る店は無いのは残念ですね。
マーケットは夜もやっていますが、どこも大体22時頃で終わってしまうので、ディナーの後に訪れようと思っている場合は要注意。でも冬場だと16時過ぎには殆ど暗くなるので、イルミネーションを見るついでに訪れるなら夕方の方が良いかもしれません。以上、ウィーンのクリスマスマーケットの模様をお伝えしました。
「ウィーン」記事一覧と旅行ガイドはこちら↓