またやってしまった…。東南アジアを旅行していると、避けて通れないのが食中毒。今回も旅の途中から下痢が止まらなくなり、一時期は水を飲むことすらも躊躇する程に…。
しかしマレーシアで駆け込んだ日本語対応の病院で整腸剤を処方してもらったところ、あっと言う間に改善したのでビックリ！日本の病院ではまず貰えない、ちょっと珍しい薬も合わせてご紹介します。
下痢の原因は“格安レストラン”
今回私が患った下痢ですが、恐らくその原因となったのがコレ！マレーシアへ来る直前に滞在していたシンガポールのアラブ人街で訪れた、ZAMZAM Restaurantという格安レストランでの食事です。
ローカルの屋台という訳ではないものの、いかにも低賃金労働という感じの無愛想な店員がやっつけ仕事で接客に当たる様な店。しかも店内には空席も十分あるというのに、沿道の簡易テーブルへ案内されるという何ともお粗末な対応でした…。
ここではビーフビリヤニを注文したのですが、お通し(？)として出てきたのがこの冷めたカレー。味は特に問題無かった（美味しくも無かった）のですが、決定打となったのは恐らくコレかと。
いつ作ったか分からない冷め切った常温のカレー、一体これがどの様に保存されているのか、今考えたらゾッとします…。
案の定、この翌日から少しずつ腹が緩くなり（潜伏期間？）、2日後からは何を食べてもすぐ流れてしまう状態に。折角の旅行も台無しです…。
クアラルンプールの「ひばりクリニック」
シンガポールからマレーシアへ移動しても症状が改善しない為、たまらずに駆け込んだのがKL市内にあるこちらの病院。ここは以前の記事でもレポートした「ひばりクリニック」という病院ですが、日本語対応なので安心して掛かれるのが嬉しいところ。
この病院へのアクセス諸々については、こちらの記事で詳しく記載しています→唾液で簡単！マレーシアKLで帰国前PCRが出来る日本語対応の病院
初めに問診表に症状を記入し、続いて医師による診察。医師はマレーシアの方でしたが、日本語の通訳を付けてもらえるので英語が分からなくても問題ありません。
診察が終わったら、薬を受け取って終了。予約優先となっている為か混雑も無く、入館からおよそ40分で全て終わりました。薬に関しても、別途薬局へ行く必要が無いのは在り難いです。
診察代は、クレジットカード保険を利用したので無料（詳細は後述）。
「Enterogermina Syrup 5ml」という名の整腸剤
そこで処方された薬がコレ！「Enterogermina Syrup 5ml」という名の整腸剤で、薬と共に渡された説明書によると、これは抗生物質療法や乳酸菌の不足によって生じる腸の不調を整え、腸内環境を正常に改善する薬との事。
小さな容器に入った液体の薬で、これを1日2回服用、5日分で計10錠を処方されました。
こんな形の薬、日本ではまず見ないですね。初めの内は少し躊躇しましたが、実際に口に含んでみると味も全く無く、とても飲み易い薬です。
しかもこれが効果覿面で、服用してから半日後には早くも下痢が止まり、翌日には殆ど正常な状態に！この数日間、散々苦しんだのは一体何だったのかと思うほど、アッサリ治ってしましました！
このEnterogermina（エンテロジェルミーナ）という整腸剤、調べてみるとこれはイタリアで製造されている薬の一つで、Amazonでも見つける事ができます。ただ、日本から購入するとなると、20錠パックで1万円を軽く超える程の割高に。
この薬を日本の病院で処方して貰えれば良いのですが、日本の医療利権を鑑みるとまぁまず無理でしょうね…。
尚、このEnterogerminaの使用期限は製造から2年間。今回は4錠（2日間）だけ飲んで治ったので、残り6錠は今後の常備薬として取っておく事にしました。
この整腸剤は、特に検査される事もなく簡単な問診だけで処方されたので、恐らく万能的に効くのではないかと期待しています！
エポスカードを使った保険診療の手順について
ところで今回のひばりクリニックに掛かった診療代ですが、エポスカードの海外旅行保険を使ったので完全無料！
保険利用の手順としては、初めに病院の受付でエポスカード、パスポート、そして「付保証明書」を提示し、病院側がセンターへ本人確認を行った後に診察を実施。
後は何の支払いも無く、クレジットカードへの立替え請求も一切ありませんでした。
付保証明書は、エポスカードの公式HPからダウンロード可能。今回はこれ1枚のみで対応して貰えましたが、場合によっては被保険者の氏名が記載された証明書が別途必要になるケースもある様なので、心配な場合は事前に取り寄せておくと良いと思います。
年会費永年無料で270万円の疾病保証が自動付帯（2023年10月より利用付帯になります）という神の様なエポスカード、まだ持っていないという方は是非発行しておく事をお勧めします！
と言う訳で、苦しい食中毒の下痢があっという間に治った話、効能には個人差があるので一概には言えませんが、こんな最強の整腸剤が無料で手に入るのも海外旅行保険ならではのメリットです！
マレーシアで食中毒になった時は、是非利用してみて下さい！
「クアラルンプール」記事一覧と旅行ガイドはこちら↓
