先日まで訪れていた欧州旅行の最初のフライト、先ずはANAのビジネスクラスで最初の経由地シンガポールへ向かいます!
今回搭乗するのは全日空に投入されて間もないB787-10という機材ですが、シートはA380にも採用されている最新式のタイプ。真新しいピカピカなシートは座席周りも広々、とても快適なフライトとなりました!
目次
超ガラガラのシンガポール行き
今回搭乗するのは、成田空港18:10発のシンガポール行きNH801便。第3サテライトにある33番搭乗口からの出発です。シンガポールまでは7時間15分のフライト。
優先搭乗開始のアナウンスがあったにも関わらず、殆ど誰も並び始めないので何故だろう?と思いきや、この日のフライトは超ガラガラ!特にビジネスクラスは私を含めて6~7人しかおらず、優先搭乗で入る人もまばらでした…。
満席の時にこそ効果を発揮するビジネスクラスですが、まぁたまにはこういうフライトも良いでしょう(笑)!空いていると写真も撮り易いので、ブロガーにとっても好都合です。
新型機材B787-10のビジネスクラスシート
さて、今回の機材はB787-10。今年2019年に日本の航空会社で始めて就航開始となった新型機材です!
「ボーイング787」シリーズで最も胴長の機体は、3クラス合わせて294席あって、ビジネスクラスは38席。相変わらずプレミアムエコノミーが極端に少ないという、ANAならではの仕様。
ビジネスクラスは1-2-1配列のスタッガード式。B787-8やB787-9と同じサイドテーブルを持つ全席通路アクセスのタイプですが、このB787-10はA380と同じ最新式のシートです。
私の席は3A。互い違いに配置された窓側席の内、サイドテーブルが通路側にあるタイプです。以前はブルーだったシートカラーが、シックなグレーに変わっているので、引き閉まって見えますね。
座席の仕様は787-9等とほぼ全く変わらないはずですが、座ってみると以前の機材よりも広く感じます!エアバスと違い窓が斜めっていないですし、縦長で大きい窓も相成って開放感もあります。
肘掛の肌触りも良く、シートのクッション性もGood!ただ、座っていると背中が異様に熱くなってくるのですが、これは他の航空会社でもそうなので仕方ないか…?
テーブルとモニター
座席周りの設備ですが、こちらも仕様自体は旧式とほぼ一緒。木目調の美しいサイドテーブルは、大きさこそ十分ですが、スマホ等が入れられる小物入れが無いのがちょっと不便…。
また、パーティションのサイズが中途半端なので、個室感はイマイチ。せめて隣の席から顔が見えなくなるくらいまで引き伸ばして欲しい所。
メインのテーブルは、サイドテーブルに重なる様に収納されています。安定感はまずまず。
18型サイズのモニターは、タッチパネル式。フライトマップもスマホと同じ様に操作可能で、指で拡大縮小出来たりします。しかしモニターまでの距離が遠いので、普段は手元にあるコントローラーを使うのが吉!
ベッドポジションと寝具
ベッドポジションにしてみましたが、シートと共に肘掛もベッドの高さまで下がるので、横幅のスペースは十分!足元のスペースが狭いのはスタッガードの宿命ですが、横幅に余裕があるのでそれほど気にはなりません。
寝具は、枕・掛け布団・マットレスの3点セット。深夜便でないにも関わらず、また長距離路線でも無いのにマットレスまで揃っているのはGood!
ただ、低反発枕は高さが高すぎますし、掛け布団は肌触りがイマイチ。マットレスはすぐ背中が熱くなるので、恐らく寝心地はあまり良いく無いかもしれません…(このマットレスについて詳しくは以前の搭乗記へ→ANAビジネスクラス搭乗レポ!【B787-9】シートとアメニティ)。プレエコとエコノミーのシート
尚、ビジネスクラスのすぐ後ろにあるプレミアムエコノミーを覗いてみると、こちらもシートは新型仕様で白っぽいグレーを基調としたタイプ。
2-3-2配列で、分厚い背もたれのガッチリしたシートは、椅子だけ見るとビジネスよりも高級そうに見えるかも?
肘掛部分もガッチリしていますし、数年前に採用されたあの安っぽいシートとは雲泥の差!(参考→2010年頃のANA【プレミアムエコノミー】はこんなに凄かった!)
後は、隣席との間にパーティションが付けば完璧なんですけどね…。
一方、最後方のエコノミークラスは3-3-3配列の奴隷船仕様。新型になっても、この激狭シートは相変わらずの様です…。
見るからに細長いシート(笑)。恐らく43cmタイプの物と思われますが、これで10時間とか乗るのは本当に辛いものがありますね…。エコノミークラスのシートに関しては、48cm幅もあるJALのB787が圧倒的に快適です!
そんなエコノミークラスもこの便では空いていて、搭乗率はおよそ4割くらい。後で見に行ったら、エコノミーフラットにして寝ている人もいるくらいでした!
アメニティのポーチは貰えない
さてさて、私の撮影大会が終わる頃にウェルカムドリンクのサービス。スパークリングワインとオレンジジュースの選択でしたが、相変わらずグラスがプラスチックなのは頂けないですね…。
また、長距離路線では貰えるアメニティのポーチですが、このシンガポール路線では個別に貰えるアメニティは無く、必要な物をバスケットから選ぶ仕組みの様です。
JALの様に巾着袋でも構わないので、せめて何か記念になる様な入れ物が欲しかったなぁと…。
その他、靴べら付きのスリッパとノイズキャンセリングヘッドフォンは、長距離路線と同じ物。このヘッドフォン、パナソニック製ですが、ノイズキャンセリングがまるで効きませんでした…。
離陸中に機内が暗くならない
そうこうしてる間に、飛行機はほぼ定時に出発してスムーズに離陸!夜間の離陸にも関わらず、何故か機内の照明が暗くなりませんでしたが、これもB787-10の特別な仕様なのだろうか…?
明るいのは好きなので構いませんが、夜景が見え難いという難点も…。
と言う訳で、いつもの様に長くなってしまったので続きは次回へ!シンガポール行きながら、欧米路線で出される機内食を堪能しました!→欧米路線のメニューをアジア路線で選択可能!ANA機内食【事前予約】レポート!NRT~SIN
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