シンガポールMRTの券売機でez-linkカードをトップアップ。チャージ額の目安は?

日本と同じ様にシンガポールでも地下鉄の乗車券はICカード化されていますが、SuicaやPasmoと同じ様な感覚で使えるのがez-linkカード。必要額を予めチャージ(トップアップ)しておけば、地下鉄へ乗車の度に切符を買う必要がなくなります。

今回は、そのez-linkカードへのチャージ方法、ならびに短期のシンガポール旅行でチャージ額は幾ら必要なのか、私の体験を基に見ていきたいと思います。

※2022年よりチケットのシステムが変更され、標準チケット(シングルチケット)が廃止されました。MRTの新しい乗り方についてはこちらをご覧くださいシンガポールMRTが紙のチケットを廃止!Ez-Linkの新しい使い方

ez-linkカードの必要性

昨日の記事でもお伝えしましたが、ez-linkカードはシンガポールをアクティブに観光する為には欠かせません。MRTに乗るごとに駅の券売機の行列に並ぶのは億劫ですし、短い滞在期間では少しでも時間を無駄にしたくないものです。

シンガポールMRTの券売機でez-linkカードをトップアップ。必要なチャージ額はどれくらい?

利用方法としては、MRT改札口のICリーダーにカードをかざすとゲートが開く仕組み。日本のと違ってやや反応が鈍いですが、それでも日本で電車に乗るのと同じ感覚で利用する事が出来ます。

ez-linkカードのデメリットとしては、払戻不可能なデポジット$5が必要になる事。それでもおよそ¥420で享受できるメリットは計り知れませんから、旅の記念にもなるez-linkカードは是非とも持っておくべきでしょう。

履歴も見られる券売機

ez-linkカードの販売額は$12。そのうちデポジットを除いた$7分が利用可能で、それ以上はチャージ(トップアップ)して利用します。

シンガポールMRTの券売機でez-linkカードをトップアップ。必要なチャージ額はどれくらい?

トップアップは駅の券売機で行います。この点は日本のSuicaと何ら変わりありませんね。

シンガポールMRTの券売機でez-linkカードをトップアップ。必要なチャージ額はどれくらい?

券売機の構造はこんな感じ。言語は4種類から選べますが、英語が初期設定になっているので何もいじる必要は無いでしょう。決済には現金の他クレジットカードの利用が可能で、JCBもOK!ビューカードしか使えないJRの券売機とは大違いですね。

シンガポールMRTの券売機でez-linkカードをトップアップ。必要なチャージ額はどれくらい?

トップアップには、先ず初めにez-linkカードをカードリーダーの上に置きます。リーダーに注意書きがある様に、一切の手続きが終了するまでカードは動かしてはいけません。

シンガポールMRTの券売機でez-linkカードをトップアップ。必要なチャージ額はどれくらい?

カードを載せると、左側に現在の残高やカードID番号等の情報、中央にはメニューが表示されます。

シンガポールMRTの券売機でez-linkカードをトップアップ。必要なチャージ額はどれくらい?

この内Check Cardを押すとTransaction Recordsが表示され、カードの細かな利用履歴が参照できます。上から新しい順に表示される様で、この時チャンギ空港でカード購入後Queenstown駅まで乗車した事が分かります。駅名が3文字のスリーレターコードで書かれていますね。

$10単位でチャージ可能

singapore

トップアップするにはAdd Valueを押します。この時、画面の下に現在のチャージ額が表示されるので、最初に見たチャージ額を忘れてしまっても安心です。チャージ金額は$10単位、最大$100です。

シンガポールMRTの券売機でez-linkカードをトップアップ。必要なチャージ額はどれくらい?

金額を指定すると決済画面が表示されます。クレジットカードの場合は一番右をプッシュ。

シンガポールMRTの券売機でez-linkカードをトップアップ。必要なチャージ額はどれくらい?

左側のリーダーにクレジットカードを差し込みます。カードが吸い込まれるタイプではないので、カードが出て来ないか心配になる事が無いのは良いですね。尚、pinコード(暗証番号)の入力は求められませんでした。

シンガポールMRTの券売機でez-linkカードをトップアップ。必要なチャージ額はどれくらい?

決済時に表示されるreceiptのボタンを押すと、液晶画面の下にある口からレシートが出てきますので、忘れずに取る様にします。万が一の為にも、レシートは必ず発行する事をおススメします。

エラーになったらやり直す

シンガポールMRTの券売機でez-linkカードをトップアップ。必要なチャージ額はどれくらい?

尚、たまにエラーが表示されてクレジットカード決済が出来ない事があります。その場合は決済方法の選択にクレジットカードの表記が無くなってしまうので、一度キャンセルして初めからやり直すしかありません。

クレジットカードの差込が甘かったり、差し込むタイミングが遅かったりと要因は幾つかある様ですが、やり直せば問題なく決済できるので心配ありません。

旅行で必要なチャージ額の目安は?

ez-linkカードへのトップアップは$10単位。ちょっとまとまった金額が必要になるので、滞在中幾らチャージするべきか迷ってしまう事もありますよね。

singapore-MRT-MAP

上記の写真の通り、チャンギ空港から東西線のQueenstown駅までおよそ45分の乗車でも$1.87。近場ですと、例えばCity HallからHarbourFrontまでなら$1.07で行けてしまいますので、あまり高額なチャージは必要ありません。私はバスも併せて積極的に利用したにも関わらず、丸4日間の観光で使った金額は$19.7でした。

他にもシンガポールMRT・バスには旅行者向けのツーリストパス(1日用=$20、3日用=$30、各々返却可能なデポジット$10含む)があるのですが、これで4日間過ごすとなると$50必要となり、デポジットの返却を受けても$30ですから、今回かかったよりも費用が嵩んでしまいます。

それこそ鉄っちゃんの様にMRTに乗りまくるのなら話は別ですが、観光スポットを普通に巡るのに利用するだけならez-linkカードの方がお得だと思います。

シンガポールMRTの券売機でez-linkカードをトップアップ。必要なチャージ額はどれくらい?

以上、ez-linkカードのトップアップについてお伝えしました。シンガポール滞在を少しでも楽にお得にする為の方法として、一考頂ければと思います。ez-linkカードの買い方などについては、以下の記事をご覧下さい。

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