入場無料!アレクサンドル・ネフスキー修道院の見所をチェック!

昨日お伝えしたチフヴィン&ラザレフ墓地の先、オレンジ色の門の先にあるのが【アレクサンドル・ネフスキー修道院】です。ここはサンクトペテルブルクの守護聖人として崇められているAlexander Nevskyという13世紀に活躍した聖人に由来の修道院で、現在でも同人物がここで祀られているのだとか。

修道院とあって、女性らしい色合いの建物と花壇が並ぶ沿道が美しく、晴れた日の散歩にもピッタリ!そんな修道院の入場料や見所等について詳しく見ていきたいと思います。

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修道院の正門

アレクサンドル・ネフスキー修道院ですが、場所は昨日お伝えしたチフヴィン墓地・ラザレフ墓地のすぐ目と鼻の先。アクセスについては昨日の記事をご覧下さい。

Alexander-Nevsky-Lavra/正門

墓地の入口から50m程進むと、運河に掛かる橋の袂に修道院の正門があります。オレンジ色の可愛らしい外壁ながら、なかなか由緒ある佇まいですね。

話によると、この2つの墓地を含めた広大な敷地全体が、このアレクサンドル・ネフスキー修道院の管轄なんだそう。

Alexander-Nevsky-Lavra/運河

正門の横は運河に沿って道が続いていて、修道院の建物を見ながら散歩すると、なかなか綺麗な景色が楽しめます!こうして晴れた日に散歩すると、なかなか気持ち良いものです。

園庭には無料で入れる!

Alexander-Nevsky-Lavra/入口

それでは早速、修道院の中へ!正門横の勝手口から中へ入って行きます。ガイドブックによると150RUBの入場料が掛かるとの記載がありますが、それは中にある教会への入場料で、この修道院の敷地に入るだけなら料金は掛かりません。

Alexander-Nevsky-Lavra/修道院の中

修道院の中は建物に沿って遊歩道が整備されていて、所々に緑の生い茂った自然公園もあります。沿道には花畑があって、修道院ならではの女性らしさも。ここは今でも修道院として営業している所なので、園内には頭にスカーフを巻いた修道女の姿をよく見かけます。

Alexander-Nevsky-Lavra/建物

エントランスから真っ直ぐ遊歩道が続いていて、その左側には「トロイツキー聖堂」を中心に緑色の屋根の建物が続いています。所々に抜け道があって、建物の裏側へ行く事も可能。

Alexander-Nevsky-Lavra/緑地

一方、反対側には広大な緑地があって、その向こう側には赤い屋根の長屋が続いています。空の青と赤・緑の見事なコントラスト!なかなか美しい景色ですね。

Alexander-Nevsky-Lavra/ワゴン販売

Alexander-Nevsky-Lavra/カフェ

園内にはギフトや軽食を販売するショップもあって、この様なワゴンが幾つか設置されています。エントランス横にはカフェもありますが、とても狭いので混雑必須。

「トロイツキー聖堂」とその他の礼拝所

Alexander-Nevsky-Lavra/トロイツキー聖堂

さて、この修道院の中で一番の見所と言えば、敷地の中央にあるトロイツキー聖堂。大きなドーム屋根のある白と黄色の外壁の建物で、ここだけは入場料が150RUB掛かります。

Alexander-Nevsky-Lavra/トロイツキー聖堂の入口

内部はカトリック教会の様な内装で洗練された美しい教会なのですが、残念ながら撮影禁止なので内部の写真はありません。

Alexander-Nevsky-Lavra/礼拝所

尚、資料によるとこの修道院には合計で11の礼拝所があって、その中の一部は観光客も入る事が出来ます。一つ入ってみましたが、トロイツキー聖堂ほどの豪華さは無いものの、厳粛で落ち着いた雰囲気の礼拝堂でした。もちろん、こちらも撮影は禁止。

Alexander-Nevsky-Lavra/ニコラス墓地

その他、トロイツキー聖堂の裏側に白い外壁があって、その先には「ニコラス墓地」という庭園墓地があります。

Alexander-Nevsky-Lavra/ニコラス墓地の園庭

ここは玉ねぎ頭のドーム屋根を持つ白い礼拝所を中心に、人口の湖まであるとても広い墓地。十字架の墓石があって、いかにもヨーロッパのお墓という感じがしますね。

Alexander-Nevsky-Lavra/ニコラス墓地の案内図

入口の所にある案内板によると、ここには著名な人物の墓もある様です。いずれも20世紀に活躍した比較的新しい時代の人物ですが、私が知る様な名前は無かった…。

ブラゴヴェシチェンスカヤ教会

Alexander-Nevsky-Lavra/ブラゴヴィシチェンスカヤ教会

トロイツキー聖堂の他、有料で入れる教会がもう一つあって、それは修道院の入口付近にある「ブラゴヴェシチェンスカヤ教会」。細長い塔を持つピンク色の建物です。

Alexander-Nevsky-Lavra/チケットオフィス

Alexander-Nevsky-Lavra/チケット

ここへ入るには、一旦修道院の外に出て正門の横にあるチケットオフィスでチケットを購入する必要があります。料金はこちらも150RUB。

Alexander-Nevsky-Lavra/教会専用エントランス

Alexander-Nevsky-Lavra/教会入口

そして教会の入口へ行くには、正門に3つある入口の中で左側の勝手口から入る必要があります。ここだけ修道院とは別口になっているので、この辺がややこしい…。

中は霊廟と博物館

Alexander-Nevsky-Lavra/教会の1階

Alexander-Nevsky-Lavra/教会の霊廟

ブラゴヴェシチェンスカヤ教会の中は2層になっていて、1階は18世紀~19世紀に活躍した貴族や軍人の霊廟。床に置かれた沢山の石碑を見る事が出来ます。

Alexander-Nevsky-Lavra/博物館

Alexander-Nevsky-Lavra/彫刻

2階は石像の展示。主に18世紀ごろの作品ですが、宗教的作品から紋章を象った政治的な作品まで様々。アトリエの様な展示方法で、この類の博物館ではなかなか珍しいですね。

Alexander-Nevsky-Lavra/ドーム屋根

尚、このフロアからは、ドーム屋根の裏側を見る事が出来ます。

晴れた日に来るのがおススメ!

Alexander-Nevsky-Lavra/散歩

と言う訳で、昨日の2つの墓地に続いてアレクサンドル・ネフスキー修道院を訪れてみましたが、歴史ある修道院のムードにに触れながら、美しい園庭でのんびり過ごすにはとても良い所!

ただ、天候が悪くて美しい景色が見られないと、魅力が半減するのも事実。ぜひ晴れた日を狙って訪れる事をおススメします!

アレクサンドル・ネフスキー修道院

  • 営業時間:6:00~23:00(トロイツキー聖堂は19:00迄)
  • ブラゴヴェシチェンスカヤ教会:11:00~17:00、月・木定休

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