成田空港からS7航空に乗ってウラジオストク国際空港へ到着!今回は、空港から市内へのアクセスや両替ATMの使い方、またSimカード販売店や価格についてレポートしていきたいと思います。
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目次
ウラジオストク空港ターミナル
ウラジオストク国際空港ですが、ターミナルの造りは至ってシンプル。到着ロビーは1階で、2階・3階が出発。国際線と国内線が同じフロアにあります。
ターミナルは思ったよりもキレイで開放的!地方空港という事でもっと薄暗くて汚い空港を想像していましたが、良い意味で裏切られました!決して新しくは無いですが、床はピカピカでゴミひとつ落ちていません。
トイレも利用してみましたが、清掃が行き届いていてニオイも限定的。海外の空港(特に地方空港)でここまで清潔なのは、あまり見ないですね。
ターミナルの入口と出口は一方通行になっていて、入口にはセキュリティゲートがあり、手荷物検査をしないと中へ入って来られない様になっています。この時はちょっと驚きましたが、現在のロシアではどこの空港や駅施設、博物館等へ行ってもこれが当たり前。
この到着ロビー内にはカフェやファーストフード店が何軒があって、食事が出来るスペースもあります。
両替に便利なATMは種類が豊富!
ウラジオストク空港へ到着したら、先ず必要となるのがロシア・ルーブルへの両替。両替所はターミナル中央の方にあって、床にも案内表示が貼られています。しかし営業時間が限られている為、夕方以降の到着では利用出来ないのが現実。
そこでおススメなのがATMでのキャッシング。ターミナルの中央付近、出発階へ上がるエスカレーターの所へ行くと、この様にATMがズラリと並んでいます。ATMはエスカレーターの両脇にあって、ざっと数えたところ9台。
これだけ豊富に揃っていると、どのATMを使えば良いか迷いますが、私が使ったのはもっとも無難そうなこちらの青と白のATM。ロシアのATMはカードが出てこなくなる可能性があるという事なので、あまり古そうな機械は使わない様にした方が無難です。
ATM画面操作の仕方
ATMの操作の仕方ですが、どのATMも基本的には大体同じ。先ず初めにクレジットカード(VISAかMaster)を挿入して暗証番号を入力し、言語を選択。日本語は無いので、英語を選択すると良いでしょう。
英語を選択すると、何故かロシア語で出てくるこちらの画面。これは単なる広告なので、ブーイングのジェスチャーを押して飛ばします。
その先は、CASH OUTを押して希望の金額を選択。ANOTHER AMOUNTを押すと、任意の金額を入力出来ます。CONTINUEを押して先へ。
5,000RUBや10,000RUB等の大きな金額を選択した場合は、引き出すお札の種類を選ぶ事が出来ます。あまり細かくは出来ませんが、これは高額紙幣を避ける上でなかなか便利な機能!
最後に、レシート受け取りの有無を選択して終了。クレジットカードの取り忘れに要注意です。
ちなみに気になるレートですが、後でクレジットカードの請求を確認してみた所、この日の公示レート(1.67)との差はごく僅か!私は三井住友VISAエブリプラスを使用しましたが、およそ30日間の利息を入れても2%以内の異差で済ませる事が出来ました!
ATM手数料が216円とちょっと高いのが懸念ですが、口コミによるとこの場所にあるATMの中には手数料が無料の銀行もあるそうなので、探してみるのも良いかもしれません。
Simカードが激安!20日余りで850円
続いては、ロシアでのネット接続に欠かせないSimカードの販売店について。ウラジオストク空港にあるのは、国際線のバゲッジクレームから出たすぐ目の前にある、こちらの赤い看板が目印の「MTC」という店。
店員にスマホを渡して英語でSimカードが欲しいと言うと、ロシアに何日滞在するのかを聞かれます。私は今回21日間なのでそう答えると、値段は500RUBとの事。
たったの500RUB(≠850円)ポッキリで本当に20日余りも使用できるのか不安でしたが、この先各都市を巡って最後にモスクワを飛び立つまで、何の不具合も無く4G(LTE)の通信を行う事が出来ました!
何ギガまで使えるのかは知らされず、購入時に渡された説明書にも記載が無かったのですが、21日間で3.2GB使って速度制限などは一切無し。恐らく5GB程度は使えるものと思いますが、ホテルのWifiと併用すれば5GBもあれば十分です。因みに、Simカードを差しっぱなしで日本へ帰ってきた所、電波にDocomoのマークが表示されていました。
Androidスマホの場合、日本のキャリアケータイだとSimロック解除しても特定のキャリア以外の電波を掴まない恐れがありますが、これを見る限りDocomoならロシアへ持ってきても問題なく使えそうですね。
市内へのアクセス方法は3種類
Simカードを手に入れたら早速市内へ。ウラジオストクから市内へのアクセス方法は次の3つ。
- 列車(エレクトリーチカ)
- ミニバス
- タクシー
タクシーの場合は、到着ロビーの中に公式のエアポートタクシーがあるので、そちらを利用。市内までの料金は1,500~2,000RUBが目安との事。
これ以外にも、ターミナル内を歩いていると白タクのオッサンがタクシー?タクシー?と声を掛けてきてウザいですが、上手く交渉すればもっと安く移動できるかもしれません。
列車の場合は、ターミナルの一番端(国際線側)に乗り場があって、セキュリティチェックを受けて進んで行きます。
ただ、本数がメチャクチャ少なく、空港HPによると1日の本数は僅か5本。また終電も18時と早いので、よほど早く到着した時でない限り利用するのは難しいでしょう(列車時刻表はコチラの空港HPから)。
満席必至!107番のミニバス
一方、バスの乗り場はターミナルの外。空港前のロータリーの一部がバスターミナルになっていて、ここから各方面へのバスが発着しています。
旅行者が使えるのは、ウラジオストク駅へ向かう107番のミニバス。ターミナルの出口を出て、道路を1本渡った所に乗り場があります。私が向かった時は既にバスが停まっていて、既に何名かが乗車済み。勝手に扉を開けて乗車して構わない様です。
運賃は200RUB、大型の荷物(スーツケース等)を持っている場合は+100RUBとなります。支払いは、出発直前に運転手が回収に回るので、その時に手渡し。少し大き目のお札(1,000RUB)でも受け取ってくれますが、クレジットカードは使えないと考えておいた方が良いでしょう。
支払いの引き換えに領収書を受け取ります。
尚、このバスは“満員になり次第出発”と言う訳ではなく、きちんと時刻表に従って運行されている様ですが、本数は1日に10本という少なさ。利用の際は、予め時刻を調べておく事をおススメします(時刻表はコチラの空港HPから)。
また、本数が少ない割に車内が狭く、十数名も乗るとたちまち満席に。今回も20:00出発の便ながら19:30過ぎには満席になり、その後に来た人は全て立ち乗り。大量の荷物も相成って、車内はカオスの様な状態でした!
ウラジオストク駅まではおよそ40km、時間にしておよそ40分の道のりなので、立ち乗りはかなり辛いでしょう…。バス利用の際は、是非早めに乗車する事をおススメします。
と言う訳で、ウラジオストク駅に到着!まだまだ発展途上の空港な為、アクセス等で不便な部分も多いですが、要領さえ掴めば何て事の無いウラジオストク空港。ご利用の際は是非参考にしてみて頂ければと思います。
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