サーキュラーキーからフェリーに乗って20分、シドニー市街から数キロの所にある動物園「TARONGA ZOO」へと到着しました!オーストラリアの動物園という事で、コアラやカンガルー等の同国固有の動物に会えると期待していたのですが、想像とはちょっと違っていました…。
尚、サーキュラーキーからのアクセスについては日曜日はシドニー・フェリーが$2.8で乗り放題!Circular Quay~Taronga Zoo乗船レポート!の記事をご覧下さい。
♪こちらも合わせてご覧下さい→「シドニー」記事一覧と観光ガイド
目次
タロンガ動物園のエントランスは2箇所
シドニー・フェリーでTaronga Zooへ到着後、タロンガ動物園のエントランスを目指します。タロンガ動物園は、フェリー乗り場からすぐ近くの所にあるのですが、そのエントランスがちょっとややこしい…。
と言うのも、タロンガ動物園にはメインエントランスの他にも裏口があり、フェリー乗り場に近いのは裏口の方。メインエントランスは、山の上の方にあります。
山の上のメインエントランスへ行くには、ここからバスに乗るかSky Safariというロープウェイに乗って行く必要がありますが、私はこのカラクリを知らずに裏口の方へ歩いて行ってしまいました。
しかし、その裏口までは徒歩3分ほどで到着。バスやロープウェイは凄く混雑してたので、こちらの方が待たずにすぐ入れて良かったのかもしれません(参考→Sky Safariは下りの利用がおススメ!タロンガ動物園のロープウェイ)。
裏口からもエントリー可能
お城の様なエントランスを入ると、小じんまりとしたレセプションがあって、ここでチケットを購入します。ここからのエントリーはあまり一般的で無いのか、行列を整理するパーティション等も無く、テーマパークのエントランスとは思えないほど殺風景な所です。
ゲートを抜けると、これまた殺風景な一本道…。ほんと、ここは動物園なのか?と少し心配に…。
MAPを見ると、動物達が居るのはもう少し先の様ですね。今入って来た所は“Exit to Ferry”、そして山の上に“Main Entrance”があって、通常は山の上から入って坂を下りながら動物を観賞するのが一般的の様。今回の様にフェリー乗り場に近い所から入ってしまうと、メインエントランス目指して山登りしなくてはならなくなるので、皆敬遠しているのだと思います。確かに、道中はずっと上り坂が続いていましたが、この様に所々エスカレーターやエレベーターがあり、また完全バリアフリーの導線になっているので、大して歩き疲れる様な事はありませんでした。こちらからの方が空いている分、ゆっくりと散歩出来ました!
コアラはどこにいる?
このタロンガ動物園で私が一番観たかったのはコアラ!ゾウやキリンも良いですが、やはりオーストラリア固有の動物を間近で見たいと誰もが思うことでしょう。
MAPでコアラのマークが書いてあるのは3箇所あるのですが、どうやら時間帯によって居る場所が異なるらしい…。取り合えず現在時刻(正午頃)に該当する所へ行ってみる事にしました。
場所はMAPの左下、“Australian Walkabout”というコースの一角へ行くと、“koala encounter”と書かれたゲートがありました。この中にコアラが居る様ですが、しかし中へ入るには別途チケットが必要らしく、ここからコアラの姿を見る事が出来ません…。
ちょっと高台から覗いてみると、何やら飼育員らしき人と客が写真を撮ったりしています。コアラと一緒に記念撮影ができる様ですが、コアラの姿が見えない~。
っと思ったら、偶然にも塀の近くの木の上に居ました!やっとお目見え、タロンガ動物園のコアラ。
イイ顔して寝てます!出来れば動き回っている所を見たいものですが、コアラの睡眠時間は一日に20時間にも及ぶそうで、それはなかなか難しいかもしれませんね。それにしても、もう少し見やすい所に展示してくれても良いのに、結局のところ有料チケットを買わせたい企みが見え見え!
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やる気の無いワラビー達…
コアラの他にも、オーストラリア固有の動物と言えばカンガルー。しかし、カンガルーの展示場所は園内の一番端にあって、導線からかなり離れていたので、行くのを辞めました。代わりに見たのはワラビー。
ワラビーもカンガルーも、同じ有袋類で見た目は一緒。その差は、体の大きさだけで区別されているのだとか。元気に飛び回る様子や、袋に入ったカワイイ赤ちゃんが見られる事を期待しましたが、なんだかやる気の無いワラビーども…。
こちらも完全に不貞寝!この日は長袖の薄着が丁度良いくらいの爽やかな陽気だったのですが、彼らの行動スイッチを入れる要素にはならない模様。暫く粘って見ていましたが、一向に動こうとしないので諦めました…。
アトラクション“WILD ROPES”
その他、園内にはこの様なアスレチックが設置されていて、命綱を頼りに子供や若い女性がキャーキャー言いながら進んで行く様子が見られました。
所によっては、こんなリフトに乗って移動する所もあって、クリアするにはなかなか体力が要りそうです。皆ヘルメットをかぶっているので、かなり本格的なアトラクションなのかもしれませんね。
近くに、このアトラクションのエントランスがありました。“WILD ROPES”という分かり易い名前のアトラクション、参加には年齢制限など諸条件を満たす必要があって、料金は大人$31.5(子供$27)。動物を違った角度から見るには良いかもしれませんね。
メインエントランスとビュースポット
最後に、今回は出口として利用したメインエントランス付近をレポート。やはりメインのゲートというだけあって、多くの人で賑わっていました。
メインゲートから少し歩いてゆくと、キリンやシマウマ等のブースがあるのですが、その近くにちょっとした展望スペースがあって、そこからの景色がなかなかGood!シドニー市街のビル群やハーバーブリッジが一望できます。こうして見ると、ヨットの数の多さにビックリ!
またメインゲート近くにはワニのブースもあります。こちらも日本ではなかなか見られない動物のひとつ。
しかし反射率の高いアクリル板のゲージに入っていて、ロクに姿を見る事が出来ませんでした…。安全の為とは言え、もう少し展示方法を工夫して欲しいと願うばかり。
因みに、メインゲート近くのコアラのブースに行ってみましたが、やはりこの時間は入る事ができず。結局のところ、今回コアラは1頭の寝ている姿を見れただけでした…。
ちょっと期待ハズレな動物園
シドニー市街から数キロの所にあって、フェリーで手軽にアクセスできるタロンガ動物園。オーストラリア固有の動物が沢山見られると思って訪れてみましたが、期待したものとは違っていました。バリアフリーの整った綺麗な導線や、園内所々にあるシドニーの街並みが一望できるビュースポットはとてもポイント高いのですが、追加料金を払わないとコアラもロクに見られない様な展示方法にはちょっと幻滅…。
大分前になりますが、ケアンズで訪れた動物園では、カンガルーが放し飼いになっていたり大きなワニが沢山居たりと、すごく充実した展示だった事を覚えていますが、同じオーストラリアでもこんなに違うのかと…。今回はフェリーのクルーズも兼ねての訪問でしたが、この動物園だけを目的にするとガッカリするかもしれません。以上、タロンガ動物園のレポートでした。酷評ばかりでしたが、家族連れでゆっくり散歩するには良い動物園だと思います(一応フォローしておく…)。尚、この動物園からフェリー乗り場までの帰り方については、次の記事に記載しています→Sky Safariは下りの利用がおススメ!タロンガ動物園のロープウェイ
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