今回は、シドニー・セントラル駅からライトレールを使って、フィッシュマーケットまで向かいます。シドニーのライトレールは、Opalカードがあれば簡単に乗車する事ができます。
“Central”駅はシドニーの中心にあって、長距離列車なども発着する一大ターミナル駅なのですが、東京駅や大阪駅、またはヨーロッパ各都市の中央駅等と比べても、混雑する事無く閑散としていました。
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シドニー・セントラル駅
シドニーで一番大きなターミナル駅「Central」。シドニー空港からも直通しているので、シドニーへ来て先ず初めに利用する駅だという方も多いと思います。
衛星写真で見ると分かりますが、このセントラル駅は12ものプラットホームを持つ一大ターミナル駅です。開業は1855年という事で、日本の新橋⇔横浜(現:桜木町)間の開業(1872年)よりも古い歴史を持つという事になりますね。
駅は高架駅の部分と地上駅の部分に分かれていて、Town Hallなどからシティーサークル線に乗って来た場合などは、高架駅の方に到着します。
“Light Rail”の表示に従って進むと、一旦改札を出る事になります。ライトレールの乗り場は、地上駅(Grand Concourse)の方にある様です。
地上駅はアーチ状の屋根
地上駅の構内へやって来ました。アーチ状の屋根と、レンガ造りの壁面が特徴のコンコース。改修されて綺麗になっている為か、あまり長い歴史は感じられませんね。
この地上駅は高架駅の方よりもホームの数が多いのですが、全てのホームが頭端式となっています。Centralが始発着でないシティーサークル線がこの地上ホームへ来ないのは、この為なんですね。
電光掲示板の列車発着情報を見てみると、Newcastle等の近郊都市の他、首都のキャンベラやブリスベンまで行く長距離列車も掲載されています。
因みに、この時表示されていた30分後に発車予定のブリスベン行きは、XPTという特急列車。最高時速160km、およそ800kmの道のりながら、ブリスベンまでの所要時間はなんと14時間!日本で言うと、東京から広島を少し越える程度の距離なので、そう考えると相当遅いですよね。
230kmしか離れていないキャンベラでさえも4時間以上かかりますし、オーストラリアはTGVの様な高速列車は無いんですね。列車よりも飛行機での移動の方がスタンダードなのかもしれません。その為か、列車を待つ人の数は少なく、大都市にある中央駅の待合所とは思えない閑散振りです…。ライトレールの乗り場とOpalカード
さて、ライトレール乗り場は、このグランド・コンコースからホームとは反対側にあります。赤い“L”字マークの出口を出る目の前がライトレールのプラットーホーム。
ライトレールはCentral駅が終着駅なので、ホームは一つしかありませんが、降車場と乗車場が分かれています。Centralへ到着すると、一旦全ての乗客が降ろされるので、一つ先の駅で間違えて逆方向に乗ってしまった場合でも、そのまま乗り通して折り返す事が出来ない様になっています。
今回は、このCentral駅からFish Market駅まで乗車します。ダイヤは、平日昼間だと8分置きくらいに運行されている様ですが、日曜日のこの日は本数が少なく、時に20分近く待つ事もあるくらいです。ライトレールの路線図はコチラ
ライトレールの乗車には、Opalカードの利用が便利!乗車前と降車後、それぞれ停留所にある機械にカードをタップします。車内にはタップする所が無いので、駅で忘れずにタップしておかないと罰金の対象になり兼ねませんので注意が必要。
OpalカードはSuicaと同じ感覚で使えるICカードで、各種割引運賃も適用されます。デポジットもかからないので、シドニーを旅行の際は是非一枚持っておくと良いと思います(参考→Opalカードの買い方‐シドニー空港の窓口はクレジットカード対応!)。
低床のバリアフリー車両
シドニーのトラムは、近代的な低床の車両。古い車両も少しは走っているかと思いましたが、全く見かけないので既に置き換わっているのだと思います。車内は日本でも走っているトラムの様な、何てこと無い普通の車内です。
しかし、それだけ綺麗だという事でもあります。車内にはこの様な注意書きがあって、クリーンな車内作りが呼びかけられている事が分かりますね。
シートはクッション付き。シートピッチも日本のと同じくらい、大柄な男性が窮屈そうに座っていました。
車内にブザーは無く、全ての停留所に止まるので安心なのですが、スピードが遅く時間がかかる上、遠回りするルートなので、Fish Marketまで2kmにも満たない距離にも関わらず12~13分くらいかかりました。普通に乗るとこれだけで$2以上取られるので、コスパは悪いと思います。
Fish Market駅に到着!次回はシドニーの魚市場「フィッシュマーケット」の模様をお伝えする予定です→シドニー「フィッシュマーケット」で食べた観光客向けメニューの味や如何に?
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