冬至の時期となり、日本列島は冬本番を迎えつつありますね。寒さを凌ぎに年末年始は沖縄へ渡航される方もいらっしゃるかと思います。私も以前は毎年の様に12月は沖縄へ行っていた時期もあるのですが、冬の沖縄は案外肌寒く、特に沖縄本島となると朝晩は12~13度にまで下がる事もあるくらいです。
しかしひとえに沖縄と言っても、宮古や八重山の方は事情が異なります。12月と言えども夏日になる事も多く、泳げるくらいまで気温が上がる日もありました。そこで今回は“冬の沖縄”で泳げるかどうか、これまでに私が12月に訪れた「宮古島」と「西表島」の海を見ていこうと思います。
宮古島「池間大橋」袂のビーチ
宮古島のある宮古諸島は、沖縄本島から更に南西へ250km行った所にある南国の島。その為、同じ沖縄でも沖縄本島とはかなり気候が異なります。この日は晴れて暖かだったので、宮古島とその北にある池間島とを結ぶ橋の袂にある海岸まで行ってみる事にしました。
宮古島と池間島を結ぶ橋は、一見すると一つの橋に繋がっていますが、実際には「世渡橋」と「池間大橋」とに分かれています。2つ合わせた橋の全長は1.7km程で、数字で見ると結構長いですが、実際に車で走ってみるとあっと言う間です。
道路の両サイドがオーシャンブルーなので、走っていて気持ちが良いです。片側に歩道もあるので、ゆっくり歩いて渡ってみるのも良いかも?
そしてこの橋を渡った池間島側の橋の袂まで下りて行くと、真っ白な砂浜が広がっていました。市街地から離れているので人も少なく、静かな波の音が心地よいです。ここには貸しボートの施設もあったので、夏のシーズンには海水浴客で賑わうことと思います。
ここで試しに足元だけ水に浸かってみると、思った以上に温かくてGood!海水温は、通常の季節の2ヶ月遅れになると言われていますから、夏から秋にかけて暖められた海水がまだ残っている為なのだと思います。
でも流石に水着だけで泳ぐのはキツイかな…。この日の気温は22~3度でしたので、水温は温かくとも一度水から出るとかなり寒く感じると思います。
ウミガメもいた!西表島「星砂の浜」
12月の宮古島では泳ぐことは叶いませんでしたが、宮古島から更に150km南西の西表島では気温も更に高く、泳ぐことに成功しました!
訪れたのは、西表島北部にある「星砂の浜」。上原港の近くで、車で10分もかからない所です。
ここには駐車場やトイレ施設の他、喫茶やお土産のある「ペンション星の砂」、また蕎麦屋さんもあるので、海水浴や食事には事欠きません。西表島の中では有名な観光スポットの一つですが、12月のオフシーズンであるこの時は他に誰も観光客の姿はありませんでした。
ちょうど干潮の時間帯だったのは少し残念なところ。砂浜の質は宮古島のものとは少し違って、やや茶色っぽい土の様なものでした。
でも透き通った水の美しさは宮古島と変わらず!飲めるのかと思うくらいの透明度で驚きます。この日の気温は25~6度と夏日になっていた事から、同行した友人と共に泳いでみる事にしました。
流石に水着一枚で泳ぐのはちょっと抵抗があったので、ウェットスーツに下に着るラッシュガードを一枚着て泳いでみる事に。水に入ってみると予想以上に温かく、全然苦になりません。この星砂の浜は、岸から数十メートル離れると水深4~5メートルにもなって、広大な海の世界が広がっています。カラフルな魚の他、ウミガメの姿も確認する事が出来ました!
この様に、12月であっても沖縄で泳ぐことは可能だという事が今回分かりました。日によって、またその年の気候によっても大きく違うとは思いますが、八重山地方で気温25度を超えれば泳げるものと考えて良さそうです。勿論、本格的な冬用のウェットスーツを着れば、もっと可能な時期は増えるとは思いますが。
次回は、西表島で参加したシュノーケルツアーの体験記をお伝えする予定です。
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