前回に引き続き、成田~クアラルンプールで利用したマレーシア航空ビジネスクラスの搭乗記、今回は機内食を中心にレポートしていきます!A350のシート等に関しては前回の記事をご覧下さい→マレーシア航空A350ビジネスクラス搭乗レポ&Business Suiteシート(成田~KL)
目次
機内食メニュー、ワインリストは無し
離陸してベルトサイン消灯後、すぐに機内食サービス開始!成田→KLのメニューは表の右側に記載されていて、初めにアミューズのマレーシアン・サテー、次にランチの3コース、後は好きな時に注文出来るアラカルトが3種類。
次のページにはドリンクメニューが記載されていますが、どういう訳かアルコールメニューが見つからず。2017年の時はここに別紙のワインリストが挟み込まれていた筈ですが…。
まさかアルコール抜き!?そんな最悪の事態も頭を過ぎりましたが、運ばれて来たワゴンにはしっかりとワインボトルが積まれていたので一安心!
それにしても、ワインリストくらい入れておいてくれよと思うのですが、これも経費削減の一環なのかな…。
シャンパンは“Duval Leroy”
ドリンクは迷わずシャンパンをオーダー!このDuval Leroy(デュバルルロワ)は2017年当時から変わらないマレーシア航空定番の銘柄で、しっかりとした主張とブランデーの様な程良い甘みがあって私は結構好みです!
ただ、この時は思ったほど良い印象は無く、主張も弱くてちょっとイマイチ…。開栓して時間が経っているのか、はたまたこの直前にJALファーストクラスラウンジで飲んだ「ジョゼフ・ペリエ」が余りにも美味しかった為か…?
いずれにせよ、シャンパンの味は奥が深いものがありますね。
マレーシア航空と言えば「サテー」そのお味は…
ドリンクが整った所で、先ず運ばれて来たのは定番のサテー。チキンとビーフの2種類から選べる他、「ミックス」と言えば2種類まぜてもらえます。
甘口のピーナッツソースをたっぷり掛けて頂くマレーシア航空のサテー。久しぶりに頂きましたが、甘さに続いて後に引くピリっと辛いテイストが癖になる美味しさ!
ただ、口当たりの良いチキンとは裏腹にビーフは繊維質で少しパサつくのは2017年当時と変わらず。チキンの方が断然お勧めです!
前菜・デザートと3種類のブレッド
続いて前菜&デザートのプレート。食器と共にトレーに乗せられて運ばれてきました。
前菜「Shrimp and Mango Salad」は、“Mesclun(メスクラン)”という香り高いハーブを使ったペースト状のサラダの上にマンゴーが乗せられた、ケーキの様な見栄えのメニュー。
様々な野菜の味や食感が楽しめて、なかなか美味しいです!付け合わせのトマトソースも甘みがあってGood!
ブレッドは、プレーンとゴマ風味とガーリック風味の3種類。いずれもパサつく事なく無難な味わい、まぁこればかりはエールフランスの右に出るものは無いですね。
デザートのパイも生地がパサパサでコンビニスイーツレベル…、まぁアジアの航空会社の“小麦”はこんなもんですよ。
ちょっと良い白ワイン
ここでドリンクを白ワインに変えてもらいます。ワインリストが無いので「白ワインが欲しい」と言った所、イタリア産かオーストラリア産かを選ぶ様に言われました。
イタリア産の方はこちらの「Alois Lageder Pinot Grigio 2018」という銘柄。
ビジネスクラスのワインなのであまり期待はしていませんでしたが、やや甘口のねっとりした口当たり、主張は少ないですがバランスの良い味わいでなかなかGood!
後でボトルの値段を調べてみたら、概ね2,500円~3,000円程でした。ビジネスクラスのワインは大概1,500円程度である事が多いので、円安とは言えこれはかなり高級な部類です。
白身魚が美味しいメイン料理
メイン料理は「Ikan Kukus Sambal Matah」をチョイス!本当はシェフオンコールで他に事前予約したいメニューがあったのですが、何故かこの成田→KL便では利用出来ずに断念…(KL→成田は利用可能)。
これはバリ(インドネシア)スタイルの白身魚の蒸し料理で、サンバルという辛味調味料の入ったサルサソースが掛かった一品ですが、肉厚でホクホクの身に香ばしい香りがあって美味!
ココナッツで炊いた美味しいターメリックライスも、東南アジアの航空会社の強みですね。
尚、今回DINE ANYTIMEにある3種のアラカルトは、この後にKLのファーストクラスラウンジでフルコース料理が待っているので(笑)、全てパスしました。
Egg Noodlesなど2017年から変わらないメニューばかりなので、こちらの食レポは以前の記事をご覧下さい。
良いサービスは健在だった
と言う訳で6年振りに乗ったマレーシア航空のビジネスクラス。シートの老朽化や機内食(アラカルトメニュー)の種類の減少など、経費削減によるサービス低下も一部では見られたものの、機内食の美味しい味や良質なワインのセレクトは健在ですし、満足のいくフライトとなりました!
最も改善したなと感じたのはCAの応対品質。以前はサバサバとして垢抜けなかった部分もありましたが、今回はワインの注ぎ方一つにしても丁寧ですし、木目細かい配慮もあって気持ちが良いです。
と言う訳で、遅延もなくクアラルンプールへ到着!次回はシンガポールへの乗継で利用したゴールデンラウンジ・ファーストをレポートします!
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