昨日の記事に引き続き、フランス・パリの第一日曜日に歩行者天国となるシャンゼリゼ通りの模様をお伝えします。
普段は車の通行の激しいシャンゼリゼ通りも、この日は車道を人が埋め尽くしていました。車道の真ん中を悠々と歩く貴重な体験の中、通りの一角には特設の屋台が軒を連ねるエリアがあって、多くの人で賑わっていました。
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屋台のある場所
今回の歩行者天国の散策は、エトワール凱旋門の所からスタートして東の方へ歩き続け、1時間ほどで地下鉄のChamps-Élysées – Clemenceau駅付近まで到達しました。
この辺りまで来ると、通り沿いは綺麗に整備された街路樹に囲まれてきます。周辺には劇場や美術館が林立していて、晴れていれば散歩をしても気持ちよいと思います。
ただ、この辺りはとにかく自転車が多く走っていました。何かイベントでもあるのか、皆集団で同じ方向へ走って行きます。スピードこそ抑え気味なものの、集団で塊りになって走ってくるので、ぶつかりそうになる事が何度もありました。自転車が“車両”であるという意識は日本より遙かに高い国のはずなのに、こういう所は緩いのでしょうか…。折角の歩行者天国が台無しですよね。
カラフルな屋台のワゴン
さて、フードエリアへと入って行きたいと思います。
お昼時なので凄い人の数!ベンチとテーブルが設置されているものの、全然足りていない模様。
尚、自転車も流石にこのエリアの中には入って来ないので安心です。
辺りにはカラフルなワゴンが軒を連ねています。こちらはベジタリアンフードの店。
紫のワゴンはタイ料理。タイ風スープやサラダの他、ライスヌードルなんかもある様です。
赤はサンドイッチ。ポテトとセット販売されていたので、ハンバーガーチェーンの様なところでしょうか。
こちらはLe Camion Qui Fumeというハンバーガーレストランのワゴン販売。調べてみると、パリ左岸の南部に店舗がある様です。
中でも食べている人を多く見かけたのはこちら、Moule Walkerという貝料理を扱う店。選べるメイン料理と、持ち運びに便利なテイクアウトセットが人気の理由でしょうか。
HPを見てみると、店舗を持たないワゴン販売専門の業者みたいですね。
クレジットカードが利用可能な屋台
折角なので、ひとつ試しに食べてみたいと思います!選んだのはこの屋台。
売られていたのは「エンパナーダ」というスペイン発祥の料理で、調べてみるとパン生地に具を包み込んで焼いたものなんだとか。
幾つか味の種類がある様ですが、そのメニューの表記が無かったので、前に並んでいた人が注文していた「ミート」を私も注文してみました。
尚、ここではクレジットカードが使える様です。こういう屋台では大概現金オンリーなのが当たり前だと思っていましたが、こういう所は進んでいますね。
餃子っぽい形、さらにトゲトゲしたものが何かの生物を思い起こさせます…。
中にはひき肉とパプリカ、それにピクルスっぽい酸味のある物も入っていました。味はフツー…、外側の皮が意外にもパリッともサクッともせず、ちょっとインパクトに欠けます。
まぁパリで4€なんて、こんなもんでしょう!
それにしても凄い人!月一回の催しとあって、現地の人も楽しみにしているイベントの一つなんでしょうね。
次回は、シャンゼリゼ通り東端の終点の方まで歩いて行きます。
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