ルーブル・アブダビを後にして、次に向かったのはシェイクザイードモスク。ここもアブダビを代表する観光スポットの一つですが、行ってみると何とも壮大な外観と美しい礼拝堂!特に夜のライトアップは美しく、見応えは抜群!
にも関わらず、なんと入場料は無料!そんなシェイクザイードモスクについて、入場方法から内部の様子まで詳しくレポートしていきたいと思います。
目次
アクセスはバスorタクシー
UAEのアブダビにあるシェイクザイードモスク。場所はアブダビ市街の南東方面、島の端っこにあります。
アクセスはタクシーの他、安くて便利なのが路線バスの利用。セントラル・バスターミナルから94番のバスでおよそ40分、モスクの敷地内のバス停に到着するので便利です!本数が30分おきと少ないのが懸念されますが、僅か2DHで利用できるのも魅力!路線バスについては、コチラの記事に詳しく記載しています→アブダビのバスはICカード必携!路線MAPと乗り方について詳しく!
ガラス張りの建物から入る
今回私はバスでモスクへ着きましたが、降ろされたのはモスクの建物の南側にある駐車場。ここには大型バスが何十台も停まれる広い駐車場もあって、観光客専用のエントランスになっている様です。
ここからモスクまでは、綺麗な並木道が続いています。この先にモスクのエントランスが…と思いきや、この先にはバリケードがあってモスクに近づく事が出来ません。
観光客用のエントランスは、こちらの丸いガラス張りの建物。これはバスやタクシーが入って来るメインゲートのすぐ側にあるのですが、観光客はここから入って地下道を通ってモスクへ向かう形になります。
入口横にはドレスコードの表示。係員が厳しく目を光らせていましたが、男性なら基本的に肩有りのシャツ+長ズボンであれば、柄入りの服装でも入れます(私の着ていたカリユシウェアもOKでした!)。
女性はヒジャブの着用が必要、スカーフ等を持っていない場合は中で貸してもらえます。
エントランスホールと入場チケット
青い球体の建物から入ってエスカレーターで地下へ降りると、エントランスホール。ここにはインフォメーションカウンターやトイレ、ギフトショップ、そしてモスクへの入場エントランスがあります。
シェイクザイードモスクへの入場は無料!しかし一人一人個別のチケットを取得する必要があり、専用の発券機を自分で操作して発行します。
発券機はタッチパネルになっていて、必要事項を記入。個人名の入力は不要です。
- NATIONALITY…国籍
- GENDER…性別(Male・・・男性/Female…女性)
- AGE GROUP…年齢層
- RESIDENT OR TOURIST…TOURISTを選択
- EMIRATES…UAEでの滞在地
- WITH A TOUR OPERATOR…個人での訪問ならNo
最後に“SUBMIT TO…”をタップすると、下からQRコード付きのチケットが出てくるので、これを持ってエントランスへ進めばOK。入場無料なら手続き無しに入れてくれても良いのに…、まぁこうして入場者の情報が重要な統計データになるのでしょう。
エントランスでは、最初に手荷物検査。リュックの持ち込みについては特に何も指摘されず、私の他にも大き目のバッグを持っている人も居たので、美術館の様に気にする必要は無いかと思います。
手荷物検査を経たら、長い通路をひたすら進んでモスクの方へ。モスクまで500m近くありますが、動く歩道があるので楽チン。
モスクの中は土足OK!
地下道から外へ出ると、目の前に白亜の城が出現!このモスクでは入場に時間制限は無く、自由に観光する事が可能です。
正面から撮ってみましたが、左右対称でとても美しいモスク!竣工は2007年との事ですが、雨の少ない地域にある為か、屋根の黒ずみも一切無く真っ白です!
尚、イスラムのモスクと言えば靴を脱いで入場するのが一般的ですが、なんとこのモスクは土足OK!
事前リサーチでは、靴を下駄箱に預けて入場するという口コミもあったのですが、どうやら土足のまま入場出来る様に変わったみたいです。
順路に沿って進む
それでは早速、中央の大きな入口からモスクの中へ!自由見学ではあるものの、一応順路に従って進んで行く事になります。
鍵穴の様な入口の中は天井の高いホールになっていて、ここから見上げるとドーム屋根の内側を見る事が出来ます。キリスト教会の様なステンドグラスは無いですが、細かな装飾がなかなか見事!
この先の順路としては、まず中庭を囲む回廊をぐるりと半周し、それから礼拝堂の中を見学する形になります。回廊にはパーティションが張られていて、中庭へ足を踏み入れる事は出来ません。
ただ、所々にある“Photo Stop”と書かれた所に限っては、一部分だけ中庭の方へ出る事が出来ます。入口近くのPhoto Stopは人でごった返していますが、少し離れた所へ行くと空いているので、写真撮り放題です!
夕映えのモスクがなかなかステキ!
夕日と青空に生える白亜のモスク、なかなかステキですね!写真で見ると大した大きさではないですが、向こう側の回廊の人がとてつもなく小さく見えるほど、実際に来てみるとかなりの大きさを感じます。
広大な中庭は、Googleの衛星写真で計ってみると115m×145mありました。観光客は一切立ち入れないですが、逆にその分誰も居ない神秘的な写真が撮れるので良いかもしれません。
回廊の内装もまた独特!ヤシの木の様なパイナップルの様な、不思議な装飾が付いた柱がどこまでも続いています。資料によると、この柱は1,000本以上あるそうです。
尚、午後18時ごろを境に回廊がライトアップされました!この後、日が更に沈めば良い感じの雰囲気になりますが、その様子は後ほど!
礼拝堂のシャンデリアが美しい!
回廊を半周ほどすると、いよいよ礼拝堂のある建物の中へ入って行きます。ここで改めてチケットチェック、手荷物検査は無く、ここから先も土足でそのまま進む事が出来ます。
進んだ先にあるのは、まずこちらの大きなホール。中庭の床にもあった蔦の柄が壁一面に描かれていて、ドーム型の天井には見た事も無い様なシャンデリア!
花の様な茎の様な、まぁなんとも斬新なデザインですね!見方によっては、先端からレーザー光線が出てきそうな形ですが、それは低俗的か…。
そしてこのホールの先にあるのが、こちらの超広大な礼拝堂。世界最大の大きさを誇るペルシャ絨毯がどこまでも続く、壮大な光景です!資料によると、ここには一度に7000人が入れるらしい。
圧巻なのがこのシャンデリア!息を飲む様な美しさ…いや、恐ろしさすら感じる程、圧倒的なパワーを感じます。斬新かつ神秘的なデザインが見事!こういう発想はなかなか生まれてこないですよね。このシャンデリアの大きさは直径10m、高さ15m、そして重さはなんと9t!トラック2台分です。
内壁に描かれた花柄もまたステキ!もし自分がイスラム教徒なら、いつかこういう所でお祈りがしたいと憧れる事と思います。
夜のライトアップが美しい!
礼拝堂から外へ出ると、辺りはすっかり日が暮れて夜景ムード一色!見学順路の最後は、回廊の外側を通って入口の方へ戻る形になります。
時刻は19時、この頃になると回廊を歩く人の数もかなり減ってきます。暗くなってから人が増えるドバイのブルジュカリーファとは間逆ですね。
入口へ戻り、再び回廊から中庭を覗いてみましたが、まぁなんとライトアップの美しい事!床が鏡の様に反射して、モスク全体が浮いているかの様に見えてきます。
回廊ごしに見る青白い光もまた味があってGood!夕方のモスクも良いですが、夜の美しさは次元が違いますね!
夜の方が絶対お勧め!
と言う訳で、アブダビにあるシェイクザイードモスクへ訪れてみましたが、夜のライトアップは圧巻の美しさ!今回の様に夕方から訪れると、昼と夜の両方の姿が見られておススメです!
尚、このモスクには内部見学ツアーも行われているそうで、モスクのHPによると英語対応で所要時間は45分。もしかしたら、普段は入れない所へも案内してくれるかもしれません。
興味のある方は、インフォメーションカウンターで問い合わせてみると良いと思います。
シェイクザイードモスクの営業時間
- 土曜~木曜:9:00~22:00
- 金曜:16:30~22:00
- ※最終入場は閉館30分前、ラマダンの時は14:00閉館(金曜休み)
- ホームページはコチラ