フランス・パリでの観光を終えて、これからドイツとタイを経由して帰国します。パリからは先ず列車でフランクフルトへ移動しますが、今回は出発駅となる「パリ東駅(Gare de l’Est)」の構内やアクセスについてチェックしてみましょう!
フランスの鉄道駅と言えば、テロ対策の一環もあって自動操銃を抱えたアーミーがうようよ…、とても物々しい雰囲気の所も多いですが、この東駅はその様な事は無く、安心して利用する事が出来ました。
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パリ東駅の場所
パリ東駅(Gare de l’Est)があるのは、パリの右岸のほぼ中央にあたる10区。CDG空港アクセスで利用するRER-B線等が発着する北駅とは、すぐ目と鼻の先にあります。
1849年に開業したというパリ東駅。なかなか立派な駅舎ですよね!すぐ隣にある北駅と比べると間口の大きさは劣りますが、アーチ状のエントランスなどパリらしい風格のある佇まいはなかなかのもの。
駅舎の前にはロータリーがあって、パーキングの他タクシーの発着所があります。
この辺りは治安の悪い地区とされていますが、この時(正午ごろ)見た限りではその様な雰囲気は全く無く、駅前は平和そのもの。しかし以前、隣の北駅を利用した時は目つきの悪そうな輩も見かけたので、一応警戒しておいた方が良いかもしれません。地下鉄でのアクセスはちょっと不便…
パリ東駅へのアクセスですが、この駅には地下鉄が数路線(4号、5号、7号、RER-E)乗り入れているものの、パリの地下鉄は駅構内が階段ばかりなので、重たいスーツケースを持っての移動はちょっと大変…。
今回私は5号線を使って東駅まで着ましたが、唯一ホームの最も北寄りの改札口から出た所にエスカレーターがあったので助かりました!その他の改札口は皆階段ばかりなので、地下鉄でのアクセスはあまり向いていないかも…。
また、バスの利用なら階段の上り下りの心配は無いですが、パリのバスは時間に不正確なのでちょっとリスキー。私も初めナシオン広場から56番のバスで直行するつもりでしたが、待てど暮らせどバスが来ないので、止む無く地下鉄に切り替える葉目に…。
パリ東駅へのアクセスは、素直にホテルからタクシーで向かうのが最良かもしれません。
とてもキレイな駅構内
さて、このパリ東駅のコンコースは2階層になっていて、長距離列車の駅ホームがあるメインコンコースは地上階。地下階には、地下鉄の改札や荷物の預かり所などがあります。
150年以上もの歴史を持つ古い駅ですが、駅構内は壁も床も綺麗に改修されていて、ショップやカフェ等も充実!治安の悪さも一切感じる事はありませんでした。
長距離列車の発着ホームがある地上階は、アーチ状の天井から自然光が差し込む明るい大広間。列車の発着案内が至る所に設置されています。
列車のホームは20本以上あって、端から端までかなり距離があるので、移動には時間に余裕を持った方が良さそうです。長距離列車だけでなく、SNCFの近郊列車も発着しているので、列車番線は常に要確認。
カフェ・スイーツ店・両替所
この東駅コンコースにはカフェやショップが充実していて、その多くが地上階に集中しています。案内板によると、飲食店のほか雑貨や書籍、スーパーマーケットにはM&S Foodも入っている様です。
国際列車が発着する駅とあって、両替所もあります。
飲食店には「PAUL」等のパティスリーも多く、バゲットやクロワッサンなど列車内での食べ物の調達には便利!ここで最後の“パリの味”を堪能するのも良いかもしれません。
スイーツ店もあって、こちらは1859年創業のMaison Pradier(メゾン・プラディエ)。エクレアが有名な店ですが、駅構内という場所柄、ここではサンドイッチ等のベーカリーが中心のラインナップ。
折角なのでマカロンとリンゴのケーキを買って列車内で食べてみましたが、どちらも甘さを抑え過ぎた感じがして、ちょっと微妙かなと…。パリに居る間、余りにも美味しいスイーツを食べ過ぎて舌が麻痺しているのかも…?
SNCFラウンジがある
その他、TGV等の1等車の乗客が利用できるSNCFラウンジもあって、場所は地上階コンコースの一番端(2番線側)。今回私は、フランクフルトまでICEの1等車に乗車するのですが、ドイツ国鉄(DB)でも入室する事が出来ました!
と言う訳で、次回このラウンジをレポートしたいと思います。→パリ東駅【SNCFラウンジ】潜入レポ!Salon Grand Voyageur TGV INOUI
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