今回は、フランス・パリからドイツ・フランクフルトへ向かう際に利用したパリ東駅のSNCFラウンジ「Salon Grand Voyageur TGV INOUI」をレポートします!
TGV等の上級クラスの乗客だけが入れる特別なラウンジですが、内装は思っていたよりも質素で手狭。しかし見た事も無い様な高性能のコーヒーマシンがある等、“流石はパリ”と思わせる要素もありました!
ラウンジの場所と入室条件
パリ東駅のSNCFラウンジですが、場所は地上階の一番端。西側の出入り口付近にあります。
営業時間は6:00~21:00(土日は7:00~20:00)。入室条件は、フランス国鉄が運行するTGVの1stクラス、ビジネスクラス利用者、及びSNCFが定める上級会員。
しかし今回私はSNCFではなくドイツ国鉄DBが運行するICEの1等車に乗車するのですが、このチケットでも入室する事が出来ました!恐らくSNCFとDBが提携していて、DBの客でも入れる様になっているものと思われます。但し、TGVへ乗車の場合は安いプロモート運賃では入室出来ないので注意が必要。私はマルセイユからパリまでTGVの1stクラスを利用しましたが、格安チケットが故に出発駅(マルセイユ)のSNCFラウンジで入室を断られた経緯があります。
今回乗車するICEもプロモート運賃なのに、DB運行ならば入室出来てしまうという不思議…。
混雑必須!とても狭いワンフロア
ラウンジの中へ入ると、正面にレセプション。ここでチケットを提示します。応対の品質はまずまず。
ラウンジはとても狭く、30畳?程の広さのメインフロアと、その隣に窓に面した小さなフロアが一つあるのみ。天井が高くて開放感のあるラウンジですが、利用者数が少ない割に常に混雑した印象を持ちます。
座席はソファーからテーブル椅子まで様々なタイプが設置されていますが、いずれも共用テーブルに向かい合わせで座るタイプなので落ち着かず…。また椅子の数がとても少なく、ざっと数えて30も無い位で、常に座席を探してうろうろしている人が居る程です。
軽食は無し。でもコーヒーマシンが凄い!
このラウンジに軽食サービスはありませんが、入口付近にはドリンクサーバーが設置されていて、無料で利用する事が出来ます。
コーヒーマシンを使ってみましたが、大型タッチパネルから好きな銘柄をタッチするだけで、コーヒーやショコラが作れてしまうという優れもの!
コーヒーカップのセッティングも必要無い、完全オート・メイドですが、その代わり1つ作るのに1分くらい掛かるので、行列が出来る事もしばしば。
これで“DUO CHOCOLAT”を試してみましたが、甘さ控えめながら深い味わいでGood!流石はパリ、チョコレートには抜かりがありませんね。こういう味を普段から飲んでみたいものです。
その他、紅茶のティーパックはパリの老舗メーカー「DAMMANN FRÈRES(ダマン・フレール)」のもの。こういった“お墨付き”が無料で味わえるのは良いものです。
と言う訳で、狭いながらパリらしいお持て成しを感じる事が出来たSNCFラウンジ。次回はICEの1等車をレポートします!→ICE(1st Class)乗車記!パリ~フランクフルト/チケット・シートMAPなど
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