今回は、ポルト~リスボンで乗車したポルトガル鉄道CPの高速特急列車AP(Alfa Pendular)乗車レポートをお伝えします!
ポルトガルの2大都市を2時間50分で結ぶ特急列車は、2017年に車両外装やシートがリニューアル!今回はそのリニューアルされた1st Class(1等車)に乗車する事が出来ました。
尚、チケット予約方法については前回の記事をご覧下さい→ポルトガル鉄道CPチケット予約と乗車の仕方!ポルトCampanha駅からリスボンへ
高速列車「Alfa Pendular」
今回乗車するのは、11:40ポルトCampanha発のリスボンSanta Apolonia行き。この区間はポルトガルの中でも屈指のドル箱路線で、1時間に1~2本の間隔で特急列車が走っています。
出発の10分前に列車が入線!この列車はAlfa Pendular(アルファ・ペンドゥラール)という車両で、最高時速は220km。元々は赤い車両だったのですが、2017年にリニューアルされたのだそう。
1号車を先頭に、一番後ろが6号車の6両編成です。
1st Class(1等車)1+2配列シート
このAlfa Pendular(AP)には1等と2等の2つのクラスがあって、私が乗車するのは1等車(1st Class)。1+2配列の広々シートですが、チケット発売日にプロモート運賃を予約した事もあって、運賃はたったの€26.5!とてもお得に発券する事が出来ました!
座席は黒いシックな革張りのシート。2017年にリニューアルされたとあって、真新しい感じがしますね。2人掛けシートでもそれぞれ独立した肘掛があるので、隣席との間隔もしっかりあります。
前後のシートピッチもまずまず。上級クラスにしてはやや狭い方かとも思いましたが、長時間座っていても窮屈さは感じません。
尚、この1等車は変則的集団お見合い式のシート並びなので、向かい合わせで共用テーブルの所が各列に3箇所(計6箇所)あります。こういう席は、一人旅では決して選ばない様にしたい所。
1人掛けシートの座り心地、座席周りの設備
私の席は72番、一人旅には最適な1人掛けの独立シートです!座席幅は目方で計って51~2センチあって余裕がありますが、腰のフォールド力が無いのか長時間座っていると腰が痛くなってしまいました…。
座席周りの設備ですが、大型のテーブルはしっかり安定し、汚れもなくピカピカ!
足下にはフットレストとゴミ箱、それにコンセントが付いていますが、コンセントは一部の席にしか付いていないので、必要な場合はチケット購入時の座席選択画面で選ぶ様にすると良いと思います。
肘掛にはリクライニングボタンとラジオの操作スイッチ。リクライニングは座面が前にスライドする方式なので、後席への影響は限定的です。
窓の庇は電動式になっていて、ボタン操作で上げ下げ可能。しかしこの庇は前後の席で共用の為、上げるor下ろすで喧嘩にならない様に気をつけないと…。
荷物棚は争奪戦!
この列車の一等車はど満席!それもそのはず、1等車は1両しか無い上、この列車は数少ない最安値のプロモート運賃の列車なので、利用者が集中する訳です。
その為、この車両の荷物棚は早い内から満杯に!通路の両側合わせて大型スーツケースが20個ほど置けるスペースがあるのですが、それでもこの有様…。
こりゃ1等車と言えども、荷物棚の確保には気が抜けませんね。
尚、座席頭上の網棚が結構広いので、飛行機の機内持ち込み対応サイズ+α程度の大きさであれば、こちらへ入れてしまうのも手です。
車両性能は旧式のまま?
そうこうしてる間に、列車は定時に出発!列車の揺れは少ないものの、スピードが上がるに連れてズンズンという音と共に振動が増えて、あまり乗り心地は良くありません。
このAPはリニューアルされた車両とは言え、恐らく外装や内装が変わっただけで車両性能はそのままなのかもしれません。
出発して間もなく、車掌による検札。パスポートの提示は求められず、チケットの提示だけでOKでした。私が日本人だと知ると「アリガトウ」と言うリップサービスもあって、対応はなかなか好印象です!
と言う訳で、ポルトガル高速鉄道AP乗車レポート、車内での食事については次回へ続きます!→ポルトガル高速鉄道AP「車内食」レポート!メニューは4種類、その味は…?
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