引き続きJAL国内線ファーストクラスについてのレポートですが、機内食に続いて今回はドリンクメニューについて詳しく見ていきたいと思います。
JAL国内線ファーストクラスと言えば「森伊蔵」が定番ですが、それ以外にもシャンパンやワインなど定番のアルコールが勢ぞろい!機内食はお代わり不可(当然…)ですが、ドリンクは基本的に飲み放題なのが嬉しい限り!
機内で飲むタダ酒がどの程度の味なのか?詳しくレポートしていきたいと思います。
目次
JAL国内線ファーストクラスのドリンクメニュー
JAL国内線ファーストクラスのドリンクメニューはコチラ。アルコールは定番のプレミアム焼酎「森伊蔵」をはじめ、シャンパンやワイン、日本酒やビール等、一通り揃っていますが、ビールはラウンジで好きなだけ飲めるので、ここで敢えて飲む必要は無し!尚、国際線の様に梅酒などのリキュール系は無く、本格ウィスキーも無し。せめて「山崎12年」くらいあれば嬉しいのですが…。
一方、ソフトドリンクは各種ジュースからお茶、コーヒー紅茶まで一通り揃っていますが、コンソメスープ等はクラスJや普通席で提供されている物と同じです。
リッチな味わいのシャンパン
それでは先ずはシャンパンから!シャンパンと言えば、ファーストやビジネスではお馴染み“プレミアム酒”の代表格。フルートグラスに注がれるだけでもリッチな気分にさせてくれるものです!
シャンパンは「Nicolas Feuillatte Collection Brut 2008」がメインとしてメニューに掲載されていますが、今回何故か私がシャンパンを注文した日は全てメインとは異なる銘柄「Charles Collin Brut」になっていました。
飲んでみると、主張はやや弱いものの、意外と華やかなテイスト。甘みと酸味のバランスが良く、まぁまぁイケる味です。国際線で提供されているCharles Heidsieckと比べても、遜色無い程の味わい。
でもボトルの市場価格を調べてみたら、日本円でおよそ3,000円程の超格安シャンパンでした!楽天等を含めて日本の市場では出回っていませんが、この味で3,000円ならかなりお買い得かと。
あまりパッとしない赤・白ワイン
続いて赤・白ワインをチェック!ワインはシャンパンと違って、ベビーボトルごと提供されます。
赤ワインはスペイン産の「Sol Casal Tempranillo 2016」。飲んでみると、特に秀でた特徴の無い味ではあるものの、甘みと酸味のバランスが良くまずまずの味わい。
市場価格を調べてみましたが、いくらググっても同じ銘柄はヒットせず。
もう一つ、フランス産の「French Cellar Malbec」の日もありましたが、こちらも味はあまり開きませんが、バランスの良さは然り。レベル的には、国際線のエコノミークラスで提供される赤ワインと同程度だと思います。
こちらも明確な市場価格は不明ですが、似た名前の銘柄がボトル1,280円で売られていたので、かなり格安の部類かと思います。
一方、白ワインはかなり残念な味わい。この「Villa Pieri Pinot Grigio 2017」は香り立ちも殆ど無く、まるで水を飲んでいるかの様です。日本のエアラインで本当に美味しいワインを飲むのは、なかなか難しいものです…。
なかなか美味しい日本酒
そんなパッとしないワインとは裏腹に、なかなか美味しかったのが日本酒!
こちら「播州一献 純米大吟醸 北錦」は兵庫県の酒で、16%というちょっと高めのアルコール度数の日本酒です。冷で提供されましたが、癖が無くてスッキリとした口当たり。その上フルーティーなのに喉の奥で辛味を感じる奥深さもあってGood!
この日本酒、美味しい割に市場価格はとてもリーズナブルで、一升瓶でも3,000円程で買えてしまいます。これなら普段飲みにも良いですね!酒屋の店頭で見つけたらGetしておきたいものです。
売り切れ御免!大人気のベリージュース
ソフトドリンクの中で要チェックなのが、こちらの「ミリオンのブルーベリー&クランベリーライト」。2種類のベリーをミックスした濃厚なドリンクで、その割にスッキリとした口当たりです。
普通席では飲めない特別なメニューである事から、アルコールを飲まない人の多くがこれを注文するらしく、食後に注文したら品切れになってしまった事もしばしば。
また、実際に飲む事が出来た場合でも「2杯まででご容赦下さい」と制限されてしまう程の人気振り!これが飲みたい場合は、必ず最初に注文しておく事をおススメします。
〆のコーヒーはビジネスクラスと同じ銘柄
その他、コーヒーは国際線ビジネスクラスで提供されている物と同じ「レクエルド・デ・イヴァン」という銘柄。飲んでみると、混じり気の少ないまろやかな舌触りで苦味が少なく、万人受けの味でありながらしっかりとした風味を感じます。
国際線ファーストクラスで飲めるフレンチプレスコーヒーに比べたら劣りますが、それでもなかなか良い味のコーヒーです。(参考→JALファーストクラス機内食/羽田~ロンドン搭乗記‐その④)
また、普通席やクラスJでは飲めないのが「ほうじ茶」。きちんとした“湯のみ”で提供されます。味は標準的ながら、香ばしい香りが良いです。
おつまみと水を貰っておく
尚、おつまみは「あられミックス」と「ドライなっとう」の2種類。食後にアルコールを注文すると大概一緒に持って来てくれますが、たまに貰えない場合や、また皿をつけずに袋だけ渡される事もありました。
ナッツ姫の様に怒ったりはしませんが(笑)、皿があると便利なので、一緒に注文すると良いと思います。
また、アルコールを飲む場合はチェイサーが必須!水やペリエを毎回一緒に注文するのも有りですが、最初からペットボトル水を貰っておくと便利です。これは離陸前からでも貰う事が出来るので、CAさんが挨拶に来た時にでも伝えておくと良いと思います。
と言う訳で、JAL国内線ファーストクラスのドリンクをアルコール中心に見てきましたが、やっぱり日本のエアラインでは日本の酒を飲むのが一番!森伊蔵をはじめ、美味しい日本酒が飲めるのは、日本の航空会社ならではですね。
JAL国内線ファーストクラスについては、「搭乗レポート」ならびに「機内食レポート」も併せてご覧下さい。
※この記事は2019年当時のものです。メニューは随時変更されます。
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