ジュネーブ「パレ・デ・ナシオン」のガイドツアーとアクセスについて詳しく!

スイスのジュネーブにあるPalais des Nations(パレ・デ・ナシオン)。ここは国際連合のヨーロッパ本部ですが、内部の一部は一般に公開されていて、ツアーで巡る事ができる様になっています。

今回は、こちらのツアーへ参加!どの様な施設が見られるのか、詳しくレポートしたいと思います。

場所とエントランス

パレ・デ・ナシオンは、ジュネーブの中央駅(Cornavin駅)から北へ1.5km程の所にあります。市街地からは少し離れますが、電車で行ける所にあるので、アクセスは悪くありません。

Palais-des-Nations/メインエントランス

国連本部とあって、緑に囲まれた広大な敷地に経つパレ・デ・ナシオンですが、主なエントランスは2箇所あって、先ず一つ目は敷地の南側にあるコチラのゲート。

Palais-des-Nations/国旗

ここは関係者のみのエントランスなので観光客は入れませんが、TVなんかでもよく見る、国旗がズラッと並んだあのエントランスです!ここが定番の撮影スポットらしく、沢山の観光客がパシャパシャやっていました。

Palais-des-Nations/壊れた椅子

このエントランス前の広場には、有名な「壊れた椅子」のモニュメント。4つある脚の一つが欠けていますが、これは紛争地における地雷やクラスター爆弾への反対を意味するそうです。こういったアピールも、国連の側近ならでは。

Palais-des-Nations/観光客のエントランス

尚、我々観光客の入口は、敷地の西側にあるこちらのエントランス。国旗が並ぶ所から500~600mほど離れた所にあります。

アクセス方法は3種類

Cornavin駅の掲示板

このパレ・デ・ナシオンへの行き方は3種類あって、まず1つ目は電車で行く方法。Cornavin駅からSBB(スイス国鉄)に乗って一駅、Genève-Sécheron駅で降りてから徒歩で向かいます。

Palais-des-Nations/最寄駅

Cornavin駅からは所用1分ほどで着きますが、このGenève-Sécheron駅に止まる電車が30分に1本しか無いのが辛いところ。今回は“Coppet行き”と書かれた電車に乗りましたが、小さな駅を通過する快速電車もあるので、電光掲示板で停車駅をよく確認するのが良いでしょう。

Palais-des-Nations/アクセス

駅から観光の入口までは、道のりにして1km程。緩やかな上り坂が続いていますが、歩き易い道なので苦になる事は無いと思います。

Palais-des-Nations/トラムでアクセス

この他、もっと楽なのがトラムの15番で行く方法。これだと壊れた椅子のある広場に直結しているので歩く距離が少なくて済みますし、15番トラムはCornavin駅や市街地の方からも直通しているので便利です。

本数も多く、日中は5分おきくらいに走っています。

Palais-des-Nations/バス乗り場

また、観光客のエントランスに更に近い所まで行くのがバス。Appiaの停留所で降りれば、殆ど歩かずに済みます。8、28、F、V、Zの5系統が走っていますが、本数が少ないのが難点。

パスポート必携!審査を受けて中へ

それでは早速パレ・デ・ナシオンの中へ!見学ツアーは1日4回(10時半、12時、14時半、16時)開催され、その時間に合わせて入場する形になります。※社会情勢によりスタート時刻、ツアー内容が変更となる可能性があります。

Palais-des-Nations/ガイドツアー入口

エントランスの左端から入るとすぐにレセプションがあるので、先ずはそこでチケット(12 CHF)を購入。クレジットカードも使えます。

Palais-des-Nations/チケット

購入すると、ツアー開始時刻の書かれた紙を渡されるので、これを持って入口へと進みます。ここから先はセキュリティーエリアなので写真はありませんが、手荷物検査を経た後に待ち受けるのが、入国審査並のイミグレーション。

特に根掘り葉掘り聞かれる事は無いですが、このイミグレを利用するのはガイドツアーの観光客だけではない様で、「Visiter?」とだけ質問されました。

このイミグレでパスポートが必要となりますが、空港の入国審査と同じ様にパスポートのICチップをスキャンされるので、普段観光で持ち歩く様なコピーではなく現物が必要となるので要注意!

Palais-des-Nations/入館証

イミグレで手続きが終わると、この様な入館証が発行されます。後はこれを首に下げて、ガイドツアーの集合場所へと向かへばOK!

集合場所とギフトショップ

Palais-des-Nations/案内板

ガイドツアーの集合場所ですが、イミグレーションの所から離れているので、“GUIDED TOURS”と書かれた案内板を目印に敷地内を歩いて向かいます。

Palais-des-Nations/集合場所の建物

Palais-des-Nations/集合場所の入口

集合場所は、奥にある大きな建物。ここにあるE39と書かれた入口から入っていきます。案内板の矢印の方向が曖昧なので、はじめちょっと迷ってしまいました!

Palais-des-Nations/ガイドツアーのレセプション

入口を入るとガイドツアーのレセプションがあるので、ここで受付を済ませるとツアー開始までここで待つ様に言われます。大きな荷物は地下にあるコインロッカーへ預けますが、リュック程度なら持ち込んでも構わないそう。

Palais-des-Nations/ギフトショップ

このフロアにはギフトショップもあって、パレ・デ・ナシオンに関連したグッズが売られています。

Palais-des-Nations/ギフトショップの中

Palais-des-Nations/ギフトショップのパーカー

少し覗いてみましたが、異様に多く陳列されているのがこちらのパーカー。フード付でカラーは2種類、価格は79 CHFとまぁまぁ良いお値段しますね。

ツアーは1時間、写真撮影も一部可能

Palais-des-Nations/ツアーの担当者

さて、ツアー開始の時刻になると担当者が現われて召集。ここからツアーがスタートします。今回は午後の14時半スタートの回に参加しましたが、参加者は合計19名。日本人は私一人です。

Palais-des-Nations/会議場

ツアーで訪れるのは、主に会議場。このパレ・デ・ナシオンの中にはこの様な会議場が幾つもあって、その一部を見学する事が出来ます。

Palais-des-Nations/会議場の傍聴席

中には実際に国際会議が行われている最中の会議室を、傍聴席から眺められる所にも案内されました。そこは流石に撮影NGでしたが、このツアーでは基本的に駄目と言われない限り、撮影は可能との事。

Palais-des-Nations/通路

Palais-des-Nation/中庭

館内は広いので、ツアーの半分くらいは移動時間になりますが、雄大なアルプスを望む中庭の見える廊下を通るなど、会議室以外にも見所はあります。

移動中、他のツアー団体を目にする事もありますが、我々とは異なるルートを通っていたので、日や担当者によって見学できる所が変わってくるのかもしれません。

Palais-des-Nations/大会議室

ツアーの最後には、コチラの大会議室へ案内されます。恐らく、ここがこのツアー最大の見所かと。皆担当者の話を聞かずに、撮影するだけで必至でした(笑)!

Palais-des-Nations/会議室のマイク

Palais-des-Nations/会議室の椅子

ここでは5分ほど自由時間が与えられ、実際に会議の椅子に座る事も出来ます。卓上には会議で発言する為のマイクやスピーカーが設置されていて、こういう所で国際会議が行われるのかと納得!

訪問の際はパスポートの携帯をお忘れなく!

Palais-des-Nations/国連のマーク

と言う訳で、ジュネーブにある国連本部「パレ・デ・ナシオン」の内部見学ツアーへ参加してみましたが、TVで見る様な国際会議の現場を生で見る事ができて、とても興味深い体験でした!

今回は実際に生で会議が行われている所も見られましたが、日時によっては会議が行われない日もあるので、こればかりは運も必要です。

Palais-des-Nations/営業時間

物々しい雰囲気で近寄りがたい所なので緊張しますが、入ってしまえば中は特に普通の施設なので心配要りません。訪れる際は、くれぐれもパスポートの現物をホテルに置き忘れる事の無い様にご注意を!

Palais des Nations ガイドツアー

  • ツアー開始時刻:10:30、12:00、14:30、16:00(入場は30分前から)
  • 開催日:平日(4月~8月は土曜日も開催)
  • HPはコチラ

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