フランスで開催中の全仏オープンテニス。日本人注目の錦織圭選手が無事に3回戦進出を果たし、次は因縁の日韓対決とのニュースが出ていますね。
そんな錦織圭選手が戦っている全仏オープンの会場は、フランス・パリの郊外にありますが、昨年私はパリへ渡航の際にこの会場付近を訪れていました。ちょうどこの日は全仏オープンの決勝戦が行われており、会場に入れずとも外からその熱気を感じてみようと思っていたのですが、会場周辺は厳戒態勢でなかなか近づけず…。
今回は、そんな全仏OP開催中の会場外の様子を少しお伝えしようと思います。
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全仏OPの会場アクセス
全仏オープンの会場は、フランス・パリの南西方面に位置する郊外にあります。
パリ市内を囲む環状道路の外に位置しますが、厳密に言えばこのエリアだけはギリギリでパリ市内に含まれるのだそう。最寄り駅はメトロ10号線のPorte d’Auteuil。
観光にちょっと不便な10号線ですが、シャンゼリゼ通り付近からでも30~40分あれば着く距離です。やや薄暗いメトロの駅ですが、RERみたく“パリ臭”はそんなに酷くありません(笑)。
駅構内の床には、テニスボールが描かれています。“ROLAND GARROS”の文字が確認できます。
そのまま会場最寄の出口まで続いていました。これは分かり易い!
ですが、その出口は階段しか無いので注意が必要です。パリのメトロは殆どこういう所ばかりですので、今更ではありますが…。
道中に検問所あり!
Porte d’Auteuil駅は郊外なので、基本的に駅前には何も無く、バス停が少しあるだけの寂しい所。テニスの会場入口までは5~600mなので、歩いても10分程度で着く距離です。
会場までは、人工林の植えられた整備された歩道が続きます。この時フランスでは、まだテロが記憶に新しい時期だったのですが、この時点では警備員の姿すら見当たりません。
しかし!それから間もなくすると、歩道上に検問所が!テニスの観戦有無は関係なく、会場に近づく全ての人間を対象に、ここで手荷物検査が行われていました。空港の様な厳しいものではありませんでしたが、突如として現れた物々しい雰囲気にちょっとタジタジ…。勿論、涼しい顔をして素直に検査に応じれば何の問題も無く10秒で終了!それにしても、会場から離れた歩道上で検問だなんて、さすがはフランス!
チケット保持者以外立入り禁止
検問所を突破し、テニス会場付近に到着しました。ここから数十メートル進んだ所にメインエントランスのゲートがあるのですが、そこに繋がる車道が封鎖されています。
どうやらここから先は観戦チケットを持っている者でないと通してくれない模様。緑のパーティションが車道にずらっと張り巡らされて入れませんが、車道の脇の歩道だけは通行が可能な様なので、ちょっと先へ進んでみました。
メインゲート付近へ到着!この幾重にも張り巡らされたパーティションは、おそらく整列の為のものだと思いますが、この時は既に試合が開始されていたので、行列や混雑はなし。
テニスの観戦は出来なくとも、敷地内にある「ローランギャロス・テニス博物館」には行けるかなと思っていたのですが、どうやらそれも難しそう…。
この日は決勝戦が行われていましたが、ここからセンターコートまではおよそ100m足らず。時折凄い歓声が聞こえてきました。
決勝戦のチケットは最高で20万円超!
試しに全仏OP決勝戦のチケット価格を「viagogo」というサイトで見てみました。手配業者にもよるとは思いますが、一番最高のカテゴリーだと20万円超!しかしそれ以外の席ですと2~3万円程で入手でき、しかも6/2の時点でまだ空席が若干残っている様子でした。おそらく、各旅行会社から観戦ツアーの商品も出ているでしょうが、飛行機が高くなる時期でもありませんし、これならば個人手配で十分対応可能かもしれませんね。
そんな訳で、フランス・パリにある全仏OPテニスの会場は、エントランスにも近づけないほど厳戒態勢でしたが、チケットさえあれば市街中心部から手軽にアクセスできる事が分かりました。私もいつか観戦に訪れてみたいものですが、先ずは錦織圭選手の健闘を祈りつつ、結果にも注目していきたいと思います。
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