シンガポール・チャンギ空港では、カンタス空港ラウンジに続いて「SATSプレミアラウンジ」へやって来ました!ここへ来る前に入ったカンタス航空ラウンジでは、豪勢なビュッフェやオーダーメニュー、また清掃の行き届いたシャワールームを散々堪能してきたので、すでにお腹一杯…。
このSATSプレミアラウンジもビュッフェのメニューはそれなりに充実した印象でしたが、シャワールームはかなり残念なものでした…。その点も含めてレポートしたいと思います。
目次
Fクラス専用エリアも有り
レセプションを抜けると、手前にビュッフェエリアがあって奥にラウンジスペースが広がっていました。やや広めのワンフロアで、天井の間接照明がちょっとオシャレな感じ。
ラウンジ内は個人用のソファ席が主体のレイアウト。ビュッフェスペースの近くに料理が手軽に食べられるカウンター席も一応ありますが、数は少なく限定的です。また、コンセントのある席はちょっと少なめな印象。
マッサージチェアは3台。常に埋まっていて使えませんでした…。
奥にはRESERVED AREAと書かれたスペースがあります。初め何の予約席だろうと思いましたが、どうやらファーストクラス(エメラルドステータスホルダー)専用のエリアの様です。特に広くはありませんが、ここには半個室の様なプライベート席も設置されていたので、流石はファーストクラスといった所でしょうか。豚肉不使用のビュッフェ
ビュッフェを見てみると、メイン料理はシルバーのプレートが6種類。料理名が書かれたプレートには日本語が併記されたものもあって、ここがJAL指定ラウンジである事を物語っていますね(2019年現在、JAL指定はdnataラウンジへ変更となっています)。
これは「直火焼のチキン」と書かれた料理。隣のライスと良く合いそうです。
餃子っぽいものも。全体的に中華料理が目立ちます。
ライスはお釜のご飯も用意されていました。
尚、ビュッフェコーナーには「All food served in the lounge contains no pork & lard.」と書かれたプレートが置かれていました。確か豚肉が食べられないのはイスラム教でしたよね。多民族国家ならではの配慮だと思います。
その他、サラダ・フルーツ・パンはあるものの、種類は少なめ。
LAKSAはセルフサービス?
ビュッフェコーナーの一角には、アジアンフードのラクサのコーナーがありますが、カンタス航空ラウンジの様にオーダーして作ってもらえるのではなくセルフサービスで作る必要がある模様。
しかし時々担当の人が出てきて調理している素振りだったので、言えば作ってもらえるのかな…?ベトナム・ホーチミンの「ローズラウンジ」へ行った時は、担当者がその場で即席フォーを作ってくれましたが、アジアンヌードルはそれだけ手間のかからない手軽な料理だという事なんでしょうね。
ちょっと高級なフランス産ワイン
アルコールは種類少なめ、特にハードリカーはかなり限られており、ウィスキーは「ジョニグロ」だけという有様…。
ワインは赤・白それぞれアルゼンチン産のMichel Torino Coleccion(ミッシェル・トリノ・コレクション)とフランス産のPierre Jean Colombard(ピエール・ジャン・コロンバール)の2銘柄。
この内、フランス産の方はかなり高級です。この白ワインPierre Jean Colombard Chardonnay(ピエール・ジャン・コロンバール・シャルドネ)のボトルの市場価格は¥3,000くらい。ビジネスクラスラウンジのワインとしてはかなり高級な方ではないでしょうか。フルーティーで飲みやすく、デザートに適しています。
アルゼンチン産の方は格安。Michel Torino Coleccion Chardonnay(ミッシェル・トリノ・コレクション・シャルドネ)は、楽天で800円くらいから売られています。赤・白とも、ここではフランス産のPierre Jean Colombardを飲むようにしましょう(笑)。
アサヒスーパードライがある
その他のドリンクの品揃えは一般的。ビールは缶ビール2種類で、タイガービールとアサヒスーパードライがあります。ソフトドリンクはコカコーラにスプライトと、果実のジュースが幾つか。こうして缶飲料が置かれていると、ラウンジ内で飲まずに何本も鞄にくすねる輩がいますが、チャンギ空港では搭乗の直前に手荷物検査があるので、持って行ったとしても全て没収されるだけです(笑)。
コーヒーマシンも有り。横にはカップヌードルがあって、お湯はこのマシンから入れます。コーヒーカップはマシンの下、手前に引き出して取り出す様な仕組み。
その他、ドリンクを注ぐグラスは各種ありますが、スペースが限られているのか食器の配置が殺伐としていて、目的のグラスを探すのに苦労しました…。
清掃されないシャワールーム
シャワールームを見てみましょう。シャワーと言えどもレセプション等は無く、ここは男女共同・トイレ共用のサニタリースペースになっている様です。一箇所だけ男性トイレの部屋があったのですが、小便器が置かれているのみでした。
その為シャワー室が埋まっていると、気軽にトイレにも行けなくなってしまいます。部屋は全部で6室ほどしかないので、繁忙時間帯はちょっと辛いですね。
シャワー室はこんな感じ。広さは十分ですが、薄暗くて清潔感はイマイチ…。レセプションが無いという事は、使用ごとに清掃もされないという事。前の人が使ったそのままの状態で使う羽目になります。
洗面台の使い勝手もイマイチ。カンタス航空ラウンジの様に広くて綺麗なスペースが無く、物置き場に困ります。
一応ドライヤーは設置されている模様。ただ鏡が小さく、また薄暗いので髪のセットはやりにくそうです。
奥のシャワーブースは、広さ的には十分。シャワーの水圧に関しては、カンタスよりも上回ります。
アメニティはシャンプーとソープのみ。ちょっと使うのに躊躇する色合いですよね…。
24時間営業ながら、軍配はカンタス!
SATSプレミアラウンジについて総括すると、サニタリースペースを除いては居心地は悪く無い感じです。フランス産ワインを片手に種類豊富なビュッフェを堪能すれば、それなりに快適に過ごせると思います。
ただ、カンタス航空ラウンジの豪華さに比べると何一つ秀でるものは無いですね。このSATSラウンジは24時間営業ですが、カンタスは24時で閉まってしまうので2:05(1:50)発の羽田行きに乗る場合は仕方がないですが、22:00(21:50)発の便に乗る場合は迷い無くカンタスの方へ行く事をおススメします。シンガポールの基幹航空会社は、何と言ってもシンガポール航空。自ずとスターアライアンスが優遇されるのは言うまでも無い事ですよね。豪華絢爛なシンガポール航空ラウンジと比べるとワンワールドのラウンジは見劣りしますが、それでも入れるラウンジを3つ4つと選べるのは贅沢な話。
次回もシンガポールから出発の際は、是非早めにチェックインをしてラウンジのハシゴを楽しみたいものです。下記の「カンタス航空ラウンジ」も併せてご覧下さい。
♪こちらも合わせてどうぞ↓