ロンドン・ヒースロー空港ターミナル3のファーストクラスラウンジ巡り、続いてはブリティッシュエアウェイズ(BA)のラウンジ「Galleries First(ギャラリーズ・ファースト)」をレポートします!
Galleries Firstはターミナル5にもありますが、今回利用するT3はJALをはじめとする長距離路線が主に利用するターミナル。その内装やビュッフェ、ワインの銘柄などをチェックしていきたいと思います。
目次
T3ラウンジフロアF
ヒースロー空港ターミナル3のGalleries Lounge、場所は制限エリア内のLoungeエリアFにあります。場所についてはこちらも合わせてご覧下さい→ロンドン・ヒースロー空港(T3)ファーストチェックインとラウンジ巡り!
ラウンジはファースト用(First)とビジネス用(Club)に分かれていて、レセプションも別々。
それらとは別に「Elemis Spa」というマッサージサービスの入口もあるのですが、残念ながら利用出来るのはBAのファーストクラス・ビジネスクラス搭乗者のみで、ワンワールド・エメラルドステータスでは利用出来ません…。入ってすぐにお洒落な「シャンパンBar」
Galleries Firstのレセプションを経て中へ入ると、正面に早速オシャレなBarカウンターがお目見え!
この最初のエリアは「Shampagne Bar」と呼ばれる所で、中央のカウンターにはシャンパンクーラーに入れられたシャンパンとフルートグラスが設置。係員はおらず、自由に飲む事が出来ます!
置かれているシャンパンをチェックしてみると、Nicolas FeuillatteとJeeperロゼの2種類ありました。前者はビジネスクラスの機内食でお馴染みの銘柄ですが、後者は日本で買うとボトル1万円近くもする高級品!
このJeeper Rose、ターミナル5のラウンジにも置かれていますが、これだけの高級品が飲めるのもファーストクラスラウンジならではですよね!
ただ、どのボトルも栓が空いたまま放置されているので、気が抜けてしまって風味も皆無…。せっかくの高級シャンパンがこれじゃ台無しです…。
「Gold Bar」でワインの銘柄をチェック!
このラウンジには他にも様々なエリアがあって、入口から左側の一番奥へ行くと「Gold Bar」というこれまた洒落た照明とカウンターのあるBarエリアがあります。
正面奥にはズラリと並べられたハードリカーと、その足元にはビールやソフトドリンクの入った冷蔵庫。ハードリカーは種類こそ多いですが、ターミナル5のラウンジの様に珍しいスコッチウィスキー等は無く、ジョニーウォーカー等の格安ウィスキーばかり…。
一方、中央のカウンターには白ワインが3本あって、市場価格を調べてみると、一番右にある「Pascal Jolivet」はフルボトルで3千円程。まぁビジネスラウンジではなかなか飲めないランクですよね。
尚、赤ワインは別の場所に置かれていて、この時あった銘柄は「Château Corbin-Michotte」「Señorío de Grevol Gran Reserva」「Bouchard Aîné & Fils Maranges」の3品。
市場価格はこちらもビジネスクラスラウンジと比べたらかなり高級で、日本の市場でもよく見かける黄色いラベルのChâteau Corbin-Michotteはフルボトルが4~5千円もします!
「Coffee House」
続いては、エントランスから右の方へ進んだ所にある「Coffee House」というエリア。ここは部屋と言うより通路の中腹に設置されただけの簡易的な所ですが、ここには業務用の本格的なコーヒーマシンやティーパックが多数置かれています。
3つあるコーヒーマシンはそれぞれマシンごとに抽出できるものが異なり、中にはホットチョコレートのマシンも。
ティーパックは、英国王室御用達「TWININGS」の紅茶。これはビジネスラウンジでも提供されているものですが、この内のTwinings Apple & Elderflower というフレーバーを飲んでみたら、リンゴの風味たっぷりでなかなか美味しかった!
このTWININGSの紅茶、日本でも安く買えるのでおススメですが、紙パックでは無い本格的な茶葉のタイプとなると、なかなか手に入り難い様なので、ロンドンのスーパーで見つけたら是非買っておきたい所。イギリス土産にはもってこいですね。
一番奥のダイニングエリア
そして、ラウンジの一番奥にあるのがダイニングのエリア。ここにはビュッフェの他、ワインセラーを備えたワイン専用のカウンターもあります。
シートはリビングにある様なフカフカのクッションがついたソファーも多く、フードコートの様な安っぽい感じでは無い所は流石ファーストクラスラウンジと言ったところ!スペースも広く取られています。
ダイニングの一番奥にはレストランの様なフロアがあって、ここにはカフェの様な椅子とテーブルも配置。窓に向かった席もあるので、本格的に食事がしたい場合はこちらへ座ると良いかもしれません。
ビュッフェをチェック!オーダー式メニューもある
ビュッフェのメニューをチェックしてみると、この時は午後3時頃だったのでサンドイッチやチーズ等のAfternoon Snackが中心。それでもカレーやチキン、温野菜等のホットミールもあります。
食事はこの前に訪れたキャセイのラウンジで済ませているので、ここではデザートを中心に少し試してみましたが、ケーキはいずれもしつこい甘さがあって微妙な味…。
しかし2種類のチーズは本格的なほど良いクセとクリーミーなテイストで美味!恐らくT5のラウンジと同じ銘柄のチーズだと思いますが、BAのチーズはレベルが高いです。
尚、このラウンジにはオーダー式メニューも用意されていて、その辺に居る係員に注文すれば好きな席まで持って来てもらう事が可能!
ビュッフェの側に置かれているメニュー表を見てみると、オーダー出来る料理は5種類。内容は若干異なりますが、メニュー構成はT5のラウンジと殆ど同じで“BA Burger”もあります(BA Burgerの食レポは以前の記事へ→ロンドンのファーストクラスラウンジで【オーダー式】メニュー!Galleries First Lounge)。インテリアはイマイチ?
と言う訳で、イギリスのフラッグシップキャリアであるBAのファーストクラスラウンジ「Galleries First」。常に混雑の激しいT5のラウンジと比べると、このT3のラウンジは空いている時間も多くてゆったり過ごす事が出来ました!
ただ、“First Class”を名乗るラウンジとしてはインテリアは質素ですし、広いラウンジの割に天井が低いので開放感が無く、やや閉鎖された空間である印象は否めない所。ソファー等のシートも大分古びてきていますし、内装に関してはT5のラウンジに軍配かなぁと。
T5のGalleries Firstラウンジについてはコチラをご覧下さい→【Galleries First Lounge】で高級シャンパンを飲む!ロンドン・ヒースロー空港T5
次回はアメリカン航空のファーストクラスラウンジをレポートします!
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