スペイン高速列車「AVE」乗車レポート!2等車(Turista)セビリア~マドリード

セビリアからの帰りは、スペイン高速鉄道のAVEへ乗車しました!帰りはケチって格下の2等車(Turista)にしましたが、これが思いの他快適!往路に乗ったALVIAと比べても、新しく綺麗なシートで機能も充実!

そんなAVEのシートやBar車両等をレポートしていきたいと思います。

セビリア・サンタフスタ駅の乗り場

今回乗車するのは、セビリア20:15発のAVE 2401マドリード行き。マドリードまで、2時間21分の乗車です。往路に乗ったALVIAは2時間44分もかかっていたので、かなり速い列車という事になりますね。

セビリアサンタフスタ駅の電光掲示板

セビリア・サンタフスタ駅の乗り場ですが、マドリード・アトーチャ駅の様な高速列車専用のロビーがある訳ではなく、在来線と同じ並びのホームから発着します。

セビリアサンタフスタ駅ホーム入口

ただし、ホームへの入場は規制されていて、入場開始時刻になると電光掲示板の出発時刻が点滅します。ホームへ降りるエスカレーターの手前でチケットチェック。

セビリアサンタフスタ駅ホーム改札

また、ホーム上にも簡易的な改札があって、ここでもチケットをチェック、そして手荷物検査があります。

AVE 2等車(Turista)のシート

AVE-Turistaシート

こちらが今回乗車するAVEの2等車「Turista」のシート。ヨーロッパ鉄道で標準的な2+2の転換不可シートですが、お見合い席は車端部のみで、他は皆同じ方向を向いています。

AVEのお見合いシート

こちらがお見合いシート。足元は狭い訳では無いですが、単純にお見合いじゃない席の2倍あるという訳ではないので、満席時にはかなり窮屈になると思われます。

AVE2等車のシート

今回も座席指定の出来ない運賃だったので、発券時に勝手に決められてしまいましたが、今回ばかりはお見合い席じゃなかったので良かった…。

座ってみると、格下のクラスでありながら肘掛間のスペースに余裕があって圧迫感が無く、また往路のALVIAと比べてもシート自体が真新しくてキレイ!座り心地は上々です!

座席周りの設備も充実!

フットレスト/AVE-Turista

ゴミ箱/AVE-Turista

コンセント/AVE-Turista

続いて座席周りの設備を見てみると、フットレストにゴミ箱、そしてコンセントまであって、AVLIAの1等車(Preferente)となんら変わり無い設備です!

座席のテーブル/AVE

大型のテーブルも完備。高さがかなり低い点は否めませんが、ノートPCは作業がし易かったです。

リクライニング/AVE

座席のリクライニングは、シートが前にスライドする方式。シートの上部に限ってはシェル型になっていませんが、ごく一部なのでシートを倒しても後ろの席に殆ど影響はありません。

荷物棚/AVE2等車

尚、荷物棚はありますが、座席数の割に容量は多くないので、繁忙期は早めの乗車が鉄則ですね。これが唯一、1等車との大きな違いであると感じます。

250kmで快走!マドリードまでノンストップ

AVEの時速

さて、このAVEはセビリア・サンタフスタ駅をほぼ定時に出発すると、たちまち速度を上げて時速250kmに到達!一時、265kmまで出ている事もありました。

走行音も静かで揺れも少なく、AVLIAと比べたら雲泥の差です。車両自体がだいぶ新しいのかもしれませんね。

AVEの混雑状況

今回は2等(Turista)なので混雑したら嫌だなと思っていたのですが、この車両(11号車)の乗客は僅かでガラ空き!ほんと、こういう時こそ安いチケットで良かったと思いますよね。

AVEのイヤホンサービス

また、出発して間もなく、車掌からイヤホンが配布されました。2等車なのに、こんなサービスがあるなんで驚き!

Bar車両でビールを一杯!

AVEのBar車両

出発後しばらくして、Bar車両を覗きに行ってみました!座席は無く、立食用のカウンターだけがある構造は、ALVIAと変わりません。

AVEのBarカウンター

メニューもALVIAと一緒だったので食事はせず、今回はビールを1本オーダー。価格は€2.6とかなり割高ですが、まぁまぁ冷えているのでまぁ良いかと。

AVEのビール

このCruzcampo Especial(クルスカンポ・エスペシャル)という銘柄、スペインのピルスナービールの一種ですが、飲んでみるとバランスの良い味わい。秀でた特徴はありませんが、万人受けする美味しさがあります。

AVEの車窓

家で飲むと大した事無いですが、やはりこういう景色を見ながら飲むビールは一味も二味も違いますよね~!

AVEのBarのカウンターテーブル

Bar車両はかなり狭く、またカウンターテーブルのスペースも限られているので、10人も入れば一杯です。この点はÖBBのレイルジェットに軍配が上がりますね。

2等車でも快適!ノンストップのAVE

AVEの2等車は快適

今回のセビリア日帰り旅行では、往路にAVLIAの1等車、復路にAVEの2等車を利用しましたが、快適性は断然AVEに軍配!シートもキレイで設備も充実していますし、これなら敢えて1等車を選ぶ必要は無いというのが正直な感想です。

車両の善し悪しや運賃は列車によっても異なりますが、今回の様にマドリード⇔セビリアの移動なら、ノンストップのAVEにキマリですね!

AVEの先頭車両

以上、2等車でも快適なAVEの乗車記をお伝えしました!往路に利用した「AVLIAのレポート」、また列車チケットの購入については「スペイン国鉄Renfeチケット予約方法!アトーチャ駅の乗り場など」の記事をご覧下さい。

♪こちらも合わせてどうぞ↓

このページでは、これまでに乗車したヨーロッパ鉄道(特急列車、国際列車)の乗車レポートを中心に、車内の様子やビュッフェ...