以前、オーストリア・ウィーンでおススメのカフェ「L.Heiner」をご紹介しましたが、全く同じ名前のカフェがこのすぐ近くにも店舗を構えています。提供されているメニューも全く一緒なのですが、何故か異なるミルクコーヒーの味…。
そんなL.Heinerのもう一つの店舗をご紹介したいと思います。
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Wollzeile通りにあるL. Heiner
カフェ「L.Heiner」のもう一つの店舗があるのは、大聖堂のあるStephansplatzから一本先の通り、Wollzeile通り沿いにあります。
ケルントナー通りにある店舗と違って裏通りにあるカフェですが、シュテファン大聖堂からはむしろこっちの方が近いかもしれません。
入口がわかりにくいケルントナー通りの店舗とは違い、しっかりとした店構えのWollzeile店。大きなディスプレイがあって、2階の窓の感じもステキですよね。営業時間は平日土曜が8:30~19:00、日曜祝日は10:00~19:00。ディナータイムは営業していないので、注意が必要です。詳しくは店舗HPへ。
メニューも椅子も全く一緒
店舗は1階、2階に分かれています。1階は2つくらいにフロアが分かれていて、いずれもカフェのスペースがあるのですが、この時はあいにく満席でした。ケーキをテイクアウトする場合は、ここで注文をします。
2階はワンフロアのみの構造で、座席数は20ほど。決して狭いカフェという事は無いのですが、幾つものフロアから成るケルントナー通り沿いの店舗と比べたら、総席数は半分ほどです。
この20席ほどの2階のフロアを、店員さん一人で切り盛りしていました。セカセカといつも忙しそうに動いているのは一緒ですが、丁寧な接客も変わりなし!
同じL.Heinerのカフェという事もあって、メニュー表も全く一緒!加えて店員さんの衣装や椅子のデザインも同じですので、安心感がありますね。メニューの内容については、ウィーンでおススメのカフェ《L.Heiner》ミルクコーヒーが絶品!の記事をご覧下さい。
ミルクが違う?Melangeの味
ここでも、定番のミルクコーヒー「Melange」を頂きます!カップもトレーも全く同じデザインですが、唯一違うのはコーヒーの泡。コーヒーの色が染み込んだ濃厚なミルクの泡が、プックリと浮き出ていますよね。
ケルントナー通りの店舗では、もっと木目の荒い泡が沈み込んだ感じでしたが、見るからにクリーミーで美味しそうなミルクコーヒーです!
しかし飲んでみると、確かにミルクの甘みと苦味が同時に口中に広がる美味しいコーヒーなのですが、ケルントナー通りの店舗よりも余韻が少なく、グラーツで飲んだミルクコーヒーの様にアッサリ目。長い余韻が楽しめる、あちらの店舗のメランジェとは、随分と違う感想を持ちました。
もう一つ頼んだのは「アッフェルシュトゥルーデル」。こちらもウィーンでは定番のケーキですが、今回は“with Custard”を選んでみました!タップリのカスタードクリームに浸ったアップルパイ、ちょっと太りそうな色合いと香りです。
ケーキ自体は温かく、レーズンやアーモンド、洋酒などたくさんの風味が引き立ってきます。味はまぁまぁ美味しいですが、カスタードは牛乳感が強く、人によっては気持ち悪くなると思われるほど。これなら、アッフェルシュトゥルーデルだけの方が良かったかもしれません…。
どちらへ行くかはお好み次第?
以前お伝えしたケルントナー通り沿いにあるL.Heiner、そして今回訪れたL.Heiner、全く同じカフェと言えども、コーヒーの味にはかなりの違いがあると感じました。何年か前に同じ2店舗で比較してみた時にも、今回と同じ感想を持ちましたが、もしかしたらコーヒーの入れ方が異なるのかもしれませんね。
私としては、ケルントナー通りの店舗に軍配が上がりますが、どちらへ行くかはお好み次第!とは言え、どちらの店舗もとても居心地は良いカフェである事は変わりなく、L.Heinerはウィーンでおススメのカフェです!
ケルントナー通りの店舗の記事も合わせてご覧下さい→ウィーンでおススメのカフェ《L.Heiner》ミルクコーヒーが絶品!
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