シドニー・セントラルからライトレールに乗って訪れたSYDNEY FISH MARKET。ここはシドニーの魚市場という事で、東京の築地の様な所を期待して訪れてみたのですが、ちょっと期待していたものとは違っていました。
シドニー・フィッシュマーケットにある店舗や客層、またテラス席で食べたフードの味などをレポートしていきたいと思います。
♪こちらも合わせてご覧下さい→「シドニー」記事一覧と観光ガイド
目次
FISH MARKETへのアクセス
シドニー・フィッシュマーケットは、タウンホールから西へ1kmちょっとの所にあるBlackwattleという湾沿いにあります。最寄り駅はライトレールのFish Market駅。
電車を降りて駅の階段を上がり、道路を渡って少し左へ進むとすぐに見えてきます。駅から徒歩5分かかるか否かくらいなので、とても楽です。
SYDNEY FISH MARKETはシドニーの都心にある魚市場、言わば東京の築地の様な所でしょうか。市場の敷地に入ると広い駐車場があるので、奥の建物を目指します。
“働く車”も多く、たまに観光客のすぐ横を横切ったりしますので、注意して歩かないと危ないです。Fish MarketのHPはコチラ。
すごい混雑と中国語の併記
それでは建物の中へ入ってみましょう!入口付近からすごい賑わい!
中の混雑もスゴイ!特に入口付近は時に身動きが取れなくなる程です。恐らく地元の人はおらず、ここに居るほぼ全てが海外からの観光客でしょう。
そして、その大半が華僑と思われる人達。それに合わせてか、館内のあらゆる表示には中国語が併記されていました。今やどの国へ行っても、中国語が第二の共通語になりつつありますね。
鮮魚の店と値段をチェック!
館内の奥へ進むと、様々な飲食店が軒を連ねる、言わばフードコートの様な所になっていました。吹き抜けの天井もあって、ちょっとしたショッピングモールの様ですね。
店の大半はシーフード専門で、鮮魚から揚げ物までテイクアウェイ方式で販売されています。でも店数は少なめな印象。
牡蠣や海老もよく目にしますが、結構良いお値段しますね~。新鮮な物が安く手に入る、そんな市場の常識はもはや過去の話…。
テイクアウトし易い様に、パックに小分けして販売している所も見られます。それよりも、裸で置いてある鮮魚の切り身の保存状態がちょっと心配ですが…。
調理メニューを扱う店を覗いてみると、魚介類とポテト・サラダがワンプレートになったものが多く、揚げ物が中心。日本の様に、刺身が山盛りになった丼物などは見られませんでした。それにしても、どの店を見ても店員さんはアジア系の人ばかり。中国系の観光客も相成って、ここがシドニーである事を忘れてしまいそうです。
一方、鮮魚とは全く関係の無いベーカリーの店も発見!この店に限っては観光客をあまり意識していないのか中国語の併記も無く、それ故利用客は殆ど見かけませんでした。
▼ 続きを表示する
入口近くの「BBQ-GRILL」でランチ
どの店でランチをするか迷いましたが、大概どの店も同じ様なメニューなので、入口付近の一番賑わっているBBQ-GRILLという店に決めました。
店員さんがメニュー表を配っていたのでお借りして見てみると、他の店と同様に魚介類と揚げ物が乗ったプレート料理が殆ど。その大皿料理の価格は、1人前が$27.5程ですが、$15前後の一品料理もある様です。※価格は社会情勢により随時変動します。
この店では、先ず初めにカウンターの左側で料理をオーダーし番号札を受け取り、番号が呼ばれたら右側のカウンターで精算するシステム。“ORDER HERE”と書かれた所に並んで順番を待ちます。
番号札はペラッペラの紙製です。オーダーから10分程で呼ばれましたが、「Three hundred twenty six~!」とちょっと乱暴な言い草。
精算は、なんとキャッシュオンリー!これだけ観光客で溢れ返った所なのに、クレジットカードが使えないなんて…。観光客プライスで金額も大きくなりがちですから、現金は少し多めに用意して訪れた方が良さそうです。
尚、ペットボトルのドリンクは冷蔵庫から勝手に取って、精算の時に一緒に支払いをすればOK。このドリンク、450mlで$4.5もしました!
スプーンやフォーク等の食器もセルフサービスなので、キャッシャーの近くにある所から自分で取っていきます。
屋外席は海鳥に要注意!
BBQ-GRILLの近くにも席はあったのですが、すごく騒がしいので外で食べる事にしました。入口から建物のサイドにまわって湾に面した所へ行くと、この様なテラス席が沢山設けられています。
最大6人くらい座れるテーブル席がズラリ。でも人気があるのか、空席を見つけるのにちょっと苦労しました。
このテラス席、雰囲気は良いのですが、海鳥が沢山飛んでいて料理をつつきに来ます。料理を出してちょっと目を離すと途端に飛んで来るので、なかなか気が抜けません!
こんなデカイ奴もたまに飛んで来ます。突かれると痛そうなくちばし、特に小さなお子さん連れの場合は要注意!
“LOBSTER CHIPS SALAD”の味は?
さて、私が注文したのは“1/2 LOBSTER CHIPS SALAD”というメニュー、お値段$24.5。その名の通り、半分に切ったロブスターにポテト、サラダが付いたメニューです。
ロブスターにはグラタンが乗っています。身はプリプリでまぁまぁ美味しいですが、見た目とは裏腹に食べる所は少ないです。出来たてを提供されますが、紙の箱に入れてあるだけなのですぐ冷めてしまいます。付け合せのサラダにはジューシーで大きなパイナップルの切り目が3つ、ポテトは肉厚でホクホク。内容は決して悪くありませんが、観光客プライスである事は否めません。
鳥の鳴き声を聞きながら食べられる海辺のテラス席…、写真で見ると雰囲気良さげですが、このテラス席は桟橋の様な所にあるので、横を人が通るだけで振動がすごく、また上記の通り海鳥の襲来もあって落ち着きません。ちょっと期待していたものとは違うかな…。
朝早くに行くべき?
シドニーの魚市場Fish Market、そこは新鮮な物が安く食べられる所ではなく、観光客に向けたただのフードコートでした。営業時間は各店舗によって異なりますが、大体朝7時~夕方4時が大半。今回は午後3時頃に訪れましたが、時間帯によって形相が変わるのが市場ですし、今度はもっと朝早くに来てみようと思います。それこそ、市場らしい姿が見られるかもしれません。
以上、シドニー・フィッシュマーケットの模様でした。シドニー・セントラル駅からのアクセス(ライトレール)については、昨日の記事をご覧下さい→シドニーCentral駅のライトレール乗り場はココ!Opalカードの使い方
「シドニー」記事一覧と観光ガイドはこちら↓