2016年3月にリニューアルを果たした、成田空港国際線の本館3Fサクララウンジ。先日、リニューアル後初潜入を果たしましたので、その所感等をレポートしたいと思います。広大なフロアに充実した設備と、日本国内の中では最大級を誇る成田空港のサクララウンジ。そのラウンジエリアやダイニング、朝食のメニューなどを見ていきます。
※このダイニングは2019年8月にもリニューアルを果たし、現在では更に増床されて広くなりました!
国内最大級の広大なフロア
成田空港国際線には「本館3F」「本館4F」「サテライト」と計3つのサクララウンジがありますが、その中で最大の広さを誇るのが本館3Fのラウンジ。
入口およびレセプションはファーストクラスラウンジと同じですが、サクララウンジはエスカレーターで2Fへ降りる必要があります。ファーストクラスとの格差は、こうして導線の長さにも表れていますね。
本館3Fのサクララウンジには3つのエリアがあって、レセプションに繋がるエスカレーターを挟んで2フロアと、それとは別に独立したダイニングエリアがあります。
フロアマップの下の方は、メインとなる広大なラウンジエリア。自然光を取り入れながら各所に間接照明のインテリア、座席数も多いですがスペースも広く取られているので開放感も抜群です!
シャワー室はもちろん、奥には仮眠室も備えるなどラウンジとしての機能も充実ですし、これだけ何でもアリのビジネスクラス向けラウンジは、日本国内では唯一無二の存在ではないでしょうか?
喫煙所も凄い!
他方、フロアマップの上部分に当たるエリアは、縦長の構造。メインのエリアと比べるとややせせこましい感じもしますが、全面に窓が設置されているので、どこにいても自然光が入って明るいです。
一番奥にあるのは喫煙エリア。灰皿が置いてあるだけの簡易的な喫煙所ではなく、他のエリアと同様きちんと寛げるスペースになっている所は凄いですよね。こんな立派な喫煙室、世界のラウンジでもなかなか見られないですよね。
リニューアル後のダイニングの混雑状況
さて本題、このサクララウンジは2016年3月にリニューアルされましたが、椅子の配置など刷新たのは上階にあるダイニングエリアです。お馴染みの螺旋階段を上がって3Fへと登って行きます。
このサクララウンジのダイニングと言えば、以前は朝のピーク時間帯ともなると座席が全く空いておらず、常に空席待ちの状態でした。しかしリニューアルではビュッフェカウンターと座席の配置を変えて席数を大幅に増やしたとの事で、確かに混雑はかなり限定的で空席も沢山見られますね。
ただ、ラウンジと言うよりはSCの“フードコート”を思い起こす様な配列…。こ洒落たデザインの壁面と飾り気の無いテーブルとのミスマッチが何とも不思議な感じです。
このダイニングエリアが人でごった返していたのは、ロンドンやパリ行きがまだ成田発着だった頃。今ではそれらが羽田に移り、ピーク時の利用客数は大幅に減っているはずですから、今でこそ席数よりも洒落をきかせたモダンなデザインにすべきだと思うのですが…。
朝食メニューは以前より充実したか?
続いて朝食のメニューをチェックします。以前はサクララウンジの朝食メニューと言うと、白米に味噌汁、味付け海苔に明太子くらいなものでしたが、現在ではビーフカレーが終日提供されるなど、だいぶ改善された様な気がします。
スープは2種類。現在は夏らしく「冷製コーンスープ」が提供されています。
サラダ・フルーツは基本的なラインナップ。「グリーンゴッテス」というアボカドをつかったドレッシングも用意されています。
朝食の定番、明太子と卵焼きも然り。私は朝食を食べない派なので今回食レポは無しですが、混雑緩和とメニューの充実、リニューアルによってこのダイニングエリアは大分利用し易くなったと思います。
成田空港サクララウンジはJAL直営で日本一!
リニューアルされた成田空港本館3Fのサクララウンジ。JAL直営でこれだけ広くて明るく設備の充実したラウンジは、他になかなか見当たらないですよね。現在、JALをはじめとする国際線は徐々に羽田空港へと移管が進んでいますが、これだけ優れたラウンジがあるのに利用者が減るなんて勿体無…。
不景気になってから造られた作られた羽田空港のラウンジに比べると、高度成長期に造られた成田空港のラウンジは、所々にバブリーな面影もあってGeed!やはり国際線は成田に限る、と改めて感じた次第です。
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