引き続き、ドバイ国際空港のエミレーツ航空ファーストクラスラウンジのレポート!前回お伝えしたコンコースBに続き、今度はコンコースAのラウンジへやって来ました!
Bよりも増して広大な広さを持つAのファーストクラスラウンジ。ラウンジ内には免税店もあって、何だかこれまでの概念が覆りそうな体験…、逆にあまり落ち着けない、そんなラウンジです。
目次
黄金のエントランスが凄い!
さぁやって参りました、エミレーツ航空ファーストクラスラウンジ!ドバイ国際空港ターミナル3のコンコースA、出発ゲートのあるコンコースよりエスカレーターかエレベーターで一つ上の階へ上がった所にあります。
何とも重厚な構えのエントランス!レセプションホール内の大理石が、黄金に輝いていますね!受付のデスクも5つくらいあって、どこへチケットを提示して良いやら迷ってしまうほど。…でも受付嬢の対応はあまり良ろしくなかった…。
レセプションを抜けると、早速右と左の分かれ道。ここには簡単な腰掛けがあるのみで、ラウンジらしい様相は一切なし。
このコンコースAのファーストラウンジですが、MAPを見た所、レセプションを中心にして線対称にラウンジエリアが左右に分かれています。細かな違いはあれど、基本的に設備は同じ様なので、今回はMAPの左側を中心に攻めて行きたいと思います。
ラウンジ内に免税店がある
レセプションから先へ進むと、先ず最初にあるのが免税店。シャンパンやウィスキー、宝石や時計など、高級(っぽく見える)品がズラリと並んでいます。こんな所に免税店があるなんて、レセプションを通ったはずなのに、ここは本当にラウンジの中なのか?と疑うほど。
ウィスキーの価格をチェックしてみましたが、山崎のNAが750dh(≠22,500円)と市場価格の5倍!余市のNAですら499dh(≠15,000円)もします。いくらブルジョアな空間だからって、これをクソ真面目に買う人は居るのだろうか…?
その他、ティファニーやブルガリ等の宝石類も各種あって、こちらのブルガリのネックレスは28,100dh(≠843,000円)。セレブなジェントルマンが自分の娘への土産に買って行ったりするのでしょうか。※価格は為替レート等により常に変化します。
ファースト専用の搭乗ゲートも
免税店から先へ進むと、漸くラウンジらしいエリアに入っていきます。コンコースBのラウンジと同様に、出発階コンコースを眼下に見る吹き抜けの回廊があって、その周りに様々なラウンジエリアが点在している構造です。
回廊の一部には、ソファー席やテーブルも配置されています。でもここはコンコースの喧騒がそのまま聞こえる所なので、静かな所を望む場合はラウンジ奥へ行くのがベター!
尚、所々には搭乗ゲートへの入口があって、出発時にはここから直接飛行機へ行ける様になっています。他のクラスの客の目に触れず、スマートに搭乗できるのもファーストの特権なんでしょう。
様々な設備をチェック
回廊から横へ逸れると、様々なタイプのラウンジエリアがあります。いずれも玉座の様に大きなソファーばかりですが、向かい合わせの4人掛けばかりである点も否めません。
Barカウンターを備えたエリアも。ただこの夕方の時間帯、利用者が少ない為か担当者不在のカウンターも多いです。
こちらはシャワールームの受付。背後にあるタオルの置き方がなんとも贅沢!
ステンドグラスがステキな喫煙ルームや、スマホの充電ステーションも完備。
個別のデスクを備えたビジネスエリアの中には、コーヒーマシンも置かれています。
尚、後にレセプションから反対側(MAPの右側)の方へ行ってみたところ、パーティションが置かれて途中から先へ行けなくなっていました。恐らくこの時間帯の利用人数に応じた対応かと思いますが、確かに不気味なくらい人が居ないので、返って落ち着きません…。
一番奥にお洒落なラウンジスペース
ラウンジの一番奥へ行ってみると、これまでには無い広いエリアがありました。ここはA3~A10の8つの搭乗口の近くです。
このエリアにはダイニングの様な配置のテーブル席と、その中央に柱で囲まれた卵型のスペース、またダイニングの一角にはBarカウンターも設置されています。
全面に高そうな柄のカーペットが敷かれていて、なかなか優雅な空間です!
卵型の柱の中は更に豪華で、ガラス球を散りばめた斬新なデザインが施された天井の特別な部屋になっています。誰も居なかったので、暫くの間私一人独占してふんぞり返っていました!
アラビックコーヒー、デーツと共に
カウンターには(珍しく)係員が居て、ここでは主にドリンクのオーダーが出来る模様。また、ピンチョス等の一口サイズの軽食が少し置かれています。
金のポットに入っているのはアラビックコーヒー、そしてその横には有名なBateelのデーツもあります。
折角なので少し頂いてみましたが、アラビックコーヒーの味は、コーヒーというより完全にお茶の味。ジャスミンティーを更にギュット締めた感じの味わい、苦味もありますが、後に残らないサッパリ感があります。デーツは成田のラウンジや機内サービスでも提供されている、エミレーツ航空お馴染みのBateel、この味については又の機会に。
靴磨きを体験してみた!
最後にもう一つ、ラウンジ内を彷徨っていた所、エプロンを身につけた職人らしき人に声を掛けられました。
Youの靴はステキだから磨いてあげるよ!と、ちょっと怪しげなお誘いに乗って連れてこられたのが、こちらの電気処刑椅子の様なシート!ここに座ると足を乗せる台が出てきて、その上で靴磨き作業が行われました。
椅子の下にある台の中には靴磨きの道具が入っています。
たかが靴磨きと侮っていましたが、これがかなりの本格的!靴紐を解いてから洗浄、ブラッシング、そしてクリームを塗って最後は複数のタオルで念入りに磨き上げられます。
両足で所要時間は7~8分、購入以来ほとんど洗った事も無い靴が、新品の様にピッカピカ!
職人さんにお礼を言ってその場を後にしましたが、こういう場合チップを渡した方が良かったのかも…?ラウンジ内のサービスは完全無料なので問題無いですが、こういうのって日本人にとってはなかなか慣れないものですねぇ~。
と言う訳で、長くなったので続きは次回へ!ラウンジ内のレストランでフルコースのディナーをレポートします!→ドバイ空港ファーストクラスラウンジ/レストランのメニューと味をレポート!
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