バンコクのついでに訪れた沖縄・那覇。あいにくの天気だった為、近場にある「沖縄県立博物館・美術館」へ行ってみました。文字通り、博物館と美術館が一つになったこの施設、行ってどれほど楽しめるものなのか、レポートしたいと思います!
台風接近の日…渋滞が凄い!
ところで今回、那覇では丸一日観光様に時間を取っていたので、車を借りて海でも見に行こうかと思っていたのですが、空はあいにくの雨模様…
しかもなんと台風が沖縄地方へ接近中!那覇へ来るまで全く気づきませんでした。たった数日でも海外へ出ていると、こういうニュースには疎くなってしまうものですよね。幸いにして、台風は宮古諸島を直撃するコースだったので、那覇のある沖縄本島はだいぶマシ。時折突風が吹く事もありましたが、外に出られなくなる様な大荒れではありませんでした。
でもこんな日は道路を走る車の数も増えるもので、特に夕方の渋滞は激しく、3kmの道のりに1時間以上を要する程でした!急な割り込み等も多く、ヒヤッとする場面も…。やはりこんな天候の日は、午後の早い時間までに観光を済ませて、夕方以降はホテルでのんびりするのがベストですね。
博物館・美術館の施設と経緯
さて、悪天候の中では特に行く宛も無かったので、この日の観光は那覇市内の近場で過ごす事にしました。訪れた「沖縄県立博物館・美術館」は、那覇の新都心エリア。ここは再開発されたエリアなので道路も広く、来るまでのアクセスはし易かったです。
駐車場も無料。このコンクリート打ちっぱなしのモダンな建物は2007年に出来たものらしく、まだ出来て日が浅い為か外壁も綺麗です。詳しい営業時間などは、沖縄県立博物館・美術館のHPへ。
中へ入ると、広い吹き抜けのエントランスホール。この時は正午ぐらいでしたが、人はまばら。団体の観光客なども見かけず、地元の人らしき姿がチラホラ。
ここには博物館や美術館のほか、情報センターやミニショップ、カフェも併設されています。那覇には元々“首里”地区に県立博物館があり、それが老朽化に伴ってこの地に移転、その際に構想のあった“現代美術館”を併合する形で、この県立博物館・美術館が出来たのだそう。
観光する側からすれば、博物館と美術館が別々にあるよりも、こうして一箇所に集まっている方が便利ですよね。“ついで”需要で双方の入場者数増も期待できるのではないかと思います。
常設展と企画展
チケット売場はメインエントランス横。券売機もありますが、各種割引や優待制度を利用の場合は、横の窓口を利用との事。チケット料金は4種類、博物館・美術館それぞれに常設展(コレクション展)と企画展があって、入場料が細かく分かれています。全てに入場できる共通チケット等があれば良いのですが、その様な券種は無く各々バラバラに購入する必要があります。
常設展の料金は、博物館が410円530円、美術館が310円400円ですが、企画展は時と内容によって金額が変わる様で、この時はそれぞれ600円/1,300円となっていました。今回は、それぞれ常設展の方へ入場する事にします。
この時、美術館の常設展で行われていたのは「ベトナム絵画展」。民衆版画と漆絵を中心として展示で、独特の色使いと解釈の絵が沢山あり、なかなか興味深い内容でした。
博物館の一部は撮影OK!
一方、博物館の常設展は、沖縄の歴史・文化を様々な模型や剥製を用いて解説。琉球王国の反映やアジア各国との繋がり等、複数の分野に分かれて紹介されています。
尚、博物館・美術館とも撮影は禁止ですが、博物館の一部エリアはフラッシュ無しに限り撮影OKのブースがありました。
中はこんな感じ。展示物の数がかなり多いので、じっくり見て周ると40~50分くらいはかかると思います。でもこれを見ると、琉球王国が古来から如何に中国と深く関わって来たかという事ですが、現代の彼らがこぞって沖縄へ足を運ぶ理由も分かる様な…。
博物館で学ぶ琉球王国の歴史
と言う訳で、あいにくの天気の中訪れた沖縄県立博物館・美術館。沖縄にまで来て博物館なんて~と思う方もいるかもしれませんが、ここまで詳しく琉球王国の歴史が紹介されているのは、恐らくこの博物館だけだと思います。
ちょっと残念な雨の沖縄、そんな時は気軽な気持ちで県立博物館・美術館を訪れてみて頂ければと思います。
その他、那覇(沖縄本島)に関する情報や観光スポットについては、コチラをご覧下さい→【那覇・沖縄本島】記事一覧