昨秋、バンコクへ渡航の際に立ち寄った「成田空港サクララウンジ」。ここで食べたビュッフェの味がなかなかヒドイものでした・・・。まともな味はカレーだけ?そんなJALサクララウンジの現状をレポートしたいと思います。
お昼時は空いている
国内随一の広さを誇る、本館3Fのサクララウンジ!インテリアの質も高いですし、JALのラウンジの中でもほんとココだけは格別ですよね。
今回、サクララウンジを訪れたのは午後1時頃。この時間帯は、午前の出発ピークが終わった後なので利用者が少なく、この後15時頃までガラガラの状態が続きました。
上階のビュッフェエリアもガラガラ!お昼時だと言うのに、ほぼ誰も居ない食堂はちょっと奇妙とさえ感じる程…
サクララウンジでゆったり過ごしたい場合は、この時間帯に来るのがおススメです!
アルコールは日本酒がベスト!
ビュッフェの前に、ラウンジで飲めるアルコールを少しレポート!国際線のラウンジは、ビールやワインから日本酒、焼酎、ウイスキーまで、幅広い銘柄のアルコールが置かれていますが、ここサクララウンジも種類自体はなかなか豊富!ただ、ボトル1,000円~1,500円程度の銘柄が殆どなので、ワインやウイスキーは味に期待しない方が良いかもしれません。
一方で、日本酒に関しては同じ価格帯でも美味しい銘柄は沢山ありますから、ここは素直に日本酒をメインに呑むのが一番!この時は、三重県の「作」が置かれていました(味に関してはコチラを参照→11月リニューアル工事完了!サクララウンジのダイニング/成田空港サテライト)
ビールは、サントリーの「ザ・モルツ」。別の場所にあるビュッフェコーナーには、キリン「一番絞り」が置かれています。
ビュッフェの品数は少なめ
さて、本題のビュッフェメニューですが、羽田空港のラウンジでレポートした通り、基本的には成田も羽田と一緒。朝食・昼食・夕食の各時間帯で異なるメニューもありますが、ライスやパン等はいつ行っても変わりありません。
JALのHPに記載された献立を見ると、あたかも種類豊富なメニューがあるかの様ですが、実際にはビジネスホテルの朝食メニュー程度の品揃えです。梅干一つ、ウインナー一本ですらグランドメニューの一つとして掲載しているので、そう見えてしまうんですよね。
サラダバーもありますが、野菜の種類が多い割りに何だか彩りが感じられない…。
パンに関しては、常時6~7種類のメニューが用意されていますが、この中で「メゾンカイザー」のパンはクロワッサンとバゲットの2種類だけ。あたかも全てがメゾンカイザーであるかの様な書き方は止めてもらいたいですよね。
JAL特製カレー、味はフツー…
今回はここでランチをする事に決めていたので、ある程度ガッツリ頂く事にします。
先ずは、オリジナルビーフカレーとサラダ。あまりパッとしないメニューが多い中、この看板商品だけは唯一食べる気にさせてくれるものです。
とは言え、味はいたってフツー。万人受けの味に整えている為なのか、辛さも甘さも主張が弱く、風味の引き立ちもイマイチ・・・。また肉はスーパーの安い肉を一生懸命柔らかくしようと努力した様な食感。繊維質も残りますし、決して美味しい肉では無いです。
このカレーだけを目的にサクララウンジを訪れる人も多い様ですが、あまり期待しない方が良いですよ!
サラダ・パン・から揚げが酷い!
対するサラダは、鮮度が悪く全然美味しくない!萎びたレタスと紫キャベツ、風味ゼロの枝豆とコーン、ドレッシングを大量にかけてごまかしても、これはちょっと食べられたものじゃない…。
ついでに取った鶏の唐揚げも、パッサパサで酷い!これならホットモットの唐揚げ弁当の方が断然美味しいですよ。コンビニ弁当でもこんな肉使わないんじゃないかと・・・。
また、パンも全てパッサパサで水分ゼロ!期待したメゾンカイザーですら、クロワッサンはボロボロと崩れる程で、味も中の下。それ以外のパンも皆同じ感想です。ケースに入っていたにも関わらず、全く温まっていないですし、提供の仕方にも改善の余地があるのではないかと…。
味の悪さは食材にあり?
とても残念なサクララウンジのビュッフェ。唐揚げやパンなら、コンビニでももうちょっとマシなものが置いてあるものですが、天下の日本航空がこの有様では…。調理法云々より、食材その物の質が悪過ぎ!
現在国内線のラウンジ改装を進めているJALですが、そのシワ寄せがこういう所に来ているのかと思うと、流石にちょっと心配になってしまいます。ちょっと考え直してもらいたい、JALサクララウンジのビュッフェでした。
※その後、羽田空港サクララウンジのビュッフェは、味が少し改善しています。詳しくはこちら→味が改善した?【サクララウンジ】のビュッフェ/羽田・国際線スカイビュー
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