新型コロナの影響で外国人がほぼ居なくなった京都ですが、有名な観光スポットの一つ「金閣寺」へ行ってみると、こちらも人が殆ど居ないガラガラ状態!静まり返った境内をゆったり散歩し、最後は心静かにお抹茶を頂く、そんな贅沢な時間を堪能する事が出来ました!
人が殆ど居ない金閣寺の境内、そのちょっと珍しい光景をレポートします。
誰も居ないエントランス…
京都にある世界遺産の一つ「金閣寺」。場所は京都市北区、京都の中でも北の外れにあるので、アクセスはちょっと不便です…。公共交通機関を利用の場合は、市営バスの「金閣寺道」停留所が最寄。
※「金閣寺前」停留所は3/19をもって閉鎖されています。
警備員が立つエントランスから金閣寺の参道へ。綺麗に整備された歩道が観光需要の高さを物語っていますが、午後2時の時点で人通りはまばら・・・。
参道もこの通りがらんどう…。まるでどこか地方にある無名の寺院へ来た様な気分ですが、誰も居ない静かな参道を歩いていると、なんだか心が洗われる様な気がしますね~。
総門を抜けて、受付でチケットを購入。入場料は400円で、この御札がチケット代わりになります。
金閣を臨むフォトスポットもガラガラ
さて、金閣寺の境内は一方通行の順路になっていて、初めの参拝門から入って少し進むと、金閣を「鏡湖池」沿いに臨めるフォトスポットへ到着します。
ここは普段観光客で最も混雑する所ですが、この通り人はまばら。いや~こんな人の少ない金閣寺へ来たのは初めてですよ!これなら人を気にせず映える写真も撮り放題!
鏡湖池に佇む黄金の寺院、いつ見ても風情があって良いですね!ただ、金閣寺の建立は14世紀ですが、この「金閣(舎利殿)」の建物自体は1950年に火災に遭い、1955年に再建されたものなんだとか。
その後も改修工事やメンテナンスは小まめに行われている様で、建物は360度この通りピカピカ!内部は黄金と漆黒で囲まれた息を飲むほど美しい内装が見られるそうですが、残念ながら内部は非公開…。
風情ある境内を歩く
鏡湖池沿いに金閣を眺めた後は、「陸舟の松」や「龍門の滝」「白蛇の塚」などの見所を通って境内を進んで行きます。
金閣寺の正式名称は「鹿苑寺」。この綺麗に整備された庭園は、国の特別史跡にも指定されているそうです。こういう風情のある情緒的な景観は、日本の寺院ならではですよね。
流石に外国人なんて来るはずは無い…と思いきや、2グループ見かけました!在日の人か旅行客かは分かりませんが、なかなか勇気ある行動です(笑)
誰も居ない抹茶席で贅沢な時間を!
見学順路の最後、不動堂のすぐ横には「抹茶席」があり、有料でお抹茶を頂く事が出来ます。瓦屋根の建物の中がカフェになっているのですが、その横にある屋外の席で頂く事も可能。
料金は一人500円。受付で代金を支払ってから席へ案内されます。
屋外の席は、昔ながらの茶屋風の赤いシートが配置された京都らしい園庭になっていて、後ほど女将さんがお抹茶とお菓子を席まで持って来てくれます。普段は外国人で混雑している様ですが、この時は私一人貸しきり状態!
横の道の人通りも少なく、一人静かにしていると鶯の鳴き声が聞こえてきます。いや~ほんと、滅多に味わえない贅沢な時間ですよ!
香り高いお抹茶、茶菓子も美味しい!
席に着いて間もなく、お抹茶と茶菓子が運ばれてきました!大振りの茶碗に入った抹茶と「和三盆糖」という茶菓子のセット。
このお抹茶、とても豊かな香りと長い余韻があって美味しいです!ここへ来る前、河原町駅近くのカフェで飲んだお抹茶が薄くて期待はずれだったのですが、店によって味にかなり差がある様です。
茶菓子の和三盆糖は、金閣寺のエンボス加工が施されたオリジナルのもの。中に塩漬けした餡が入っていて、ほど良い塩気と後からゆっくりと広がる餡の甘さ!抹茶にはピッタリの上品な味で、こちらも美味!
この和三盆糖は店頭で買う事も可能で、6個入りが900円、9個入りが1,300円。ちょっと高級なお茶受けにはピッタリです!
貴重な体験は今の内!
と言う訳で、人の殆ど居ない静まり返った境内を心静かに散策する事が出来た今回の金閣寺訪問。ほんと、こんな貴重な体験が出来るのは今だけの特権ですよね!日本の寺院の美しさを存分に味わうなら今の内!
尚、今後の社会情勢によっては営業時間が変更になる可能性もあるので、訪問の際は公式HPをご確認下さい。
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