京都を代表する観光スポットの一つ「清水寺」ですが、先日3/27~4/5の日程で「夜の特別拝観」によるライトアップが行われていたので観に行ってきました!
新型コロナの影響で二条城など軒並み夜のライトアップが中止される中、唯一この清水寺だけは“こんな時だからこそ人々に勇気を与える為”という感動的な目的で開催!
今回は「春」という事で満開を迎えた桜が美しく、湖面に映る桜の姿など感動的な景観に幾つも出会う事が出来ました!
目次
年3回行われる「夜の特別拝観」
- 春:3月27日〜4月5日
- 夏:8月14日〜16日(千日詣り/本堂内々陣特別拝観)
- 秋:11月18日〜11月30日
京都の清水寺で「夜の特別拝観」が行われるのは年3回。今年2020年の日程はご覧の通りで、春は桜、秋は紅葉の時期に合わせて開催されます。
“清水道”としても知られる松原通りを通って清水寺へ!外国人が減ってガラガラの京都ですが、流石にこの清水道に限っては人通りもあって、店も一部ではまだ営業している所もありました。昼間も良いですが、夜の参道もまた風情があって良いですよ!
ライトアップの時間帯になると、山側から市街地の方に向かって青い一筋の光が照らされるのですが、これは観音さまの慈悲を表しているとの事。なんとも幻想的な演出ですが、個人的には寺院のライトアップの妨げになるので無い方が良いかなと…。
入場料は400円
夜間特別拝観の入場ゲートは、西門の手前にあります。通常の拝観時間だと本堂の手前にあるのですが、夜間は有料エリアが拡大されます。
チケットブースは、その対面にある仮設のテント。入場料は、昼間と同じ400円です。
チケットは昼間と異なる特別仕様ですが、栞になる様な厚紙ではなくペラペラな色画用紙。まぁそれでも通常は手に入らないものなので、記念にはなると思います。
朱色の建物が美しくライトアップ!
さて、清水寺と言えば本堂へ向かう手前に幾つもの朱色の建物が建っていますが、夜はこれらの多くがライトアップされて幻想的な美しさに!
普段は何気なく通り過ぎる所ですが、“有料”ともなると流石に素通りは出来ませんね(笑)
中でも最も際立つのが、清水寺のシンボルとしても名高い「三重塔」。1632年建立(創建は847年)、高さ31mの朱色の塔は、桜の風景ともよく馴染んで美しいです!
少し奥へ行った所にあるのが「経堂」と「開山堂」。こちらは三重塔とは違い、足元から照らす形になっています。
西門の横から望む夜景もなかなかのもの!少し左手には京都タワーのライトアップもはっきり見えます。
本堂は通常営業
朱色の建物群を見た後は、チケットブースの横から本堂の方へ!ここから先は、昼間の有料エリアとなります。
本堂の中も昼間と同じ様に開いていて、売店も営業。御守りやおみくじ等も買う事が出来ます。
賽銭箱も置かれ、通常通りにお参りも可能。寺院の中も、昼間とはまた違った厳粛な雰囲気に包まれていて良い感じです!
幻想的な「清水の舞台」
そして、清水寺一の景観スポット「清水の舞台」。こちらも木々のライトアップに囲まれ、幻想的な雰囲気になっています!
国宝にも指定されている清水の舞台。「継ぎ手」と呼ばれる釘を1本も使用しない工法で出来た舞台は、いつ見ても立派ですよね~!
清水の舞台をベストポジションから臨められるのが「奥の院」。あまり注目されませんが、こちらも本堂と同じ「懸造り(かけづくり)」と呼ばれる立派な足場が組まれた建物になっています。
湖面に映る桜が感動的な美しさ!
本堂から阿弥陀堂、奥の院、音羽の滝を通った後は、遊歩道を通ってエントランスの方へ。清水寺の参拝はこれで終わりですが、夜桜の見所は見学導線の後半の方に集中していて、この遊歩道が桜の一番の見所に!
桜の数としてはそれほど多くないですが、崖の上に臨む朱色の三重塔とのコラボは見事!
中でも最も感動したのが、見学導線の一番最後にある湖。ここには「十一重石層塔」が建っていて、ちょっとした景観ポイントになっています。
ここの湖に映る桜の姿が、まぁ何とも幻想的な美しさ!この時は風も殆ど無く、鏡の様に映る“逆さ桜”がクッキリと浮かび上がってきます。
この湖周辺はソメイヨシノも多く咲いていて、どこにカメラを向けても絵になる美しさ!これを見る為だけに訪れても十分価値ありますよ。
一生に一度は是非訪れたい!
と言う訳で、幻想的な景観に酔い痴れた清水寺の夜間特別拝観。幼少の頃からさんざん見慣れたスポットですが、夜のライトアップの美しさは格別!一生に一度は訪れたい、そんな価値のあるスポットだと思います。
開催期間は非常に短いですが、機会のある方は是非!
清水寺「夜の特別拝観」
- 拝観時間:18:00~21:30(21:00最終入場)
- 日程詳細は公式HPへ
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