前回の記事の通り、ナショナルレールFirst Great Westernに乗ってPaddington駅へとやってきました。ヒースロー空港への玄関口ともなっているこのターミナル駅の様子を、少し見てみようと思います。
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パディントン駅12番線ホーム
私が乗車したGreenford発の列車は、一番端の12番線に到着。
降りて直ぐに改札があります。オイスターカードをピッとかざして通過。
直ぐ横にトイレがあって、車椅子も対応です。
エキナカはカフェっぽい店舗の他、手狭ながらスーパーマーケットもありました。
同じような風貌の列車がズラッと並んでいますね。一つ向こう側のホーム上には駐輪場が見えます。
アーチ状の屋根で明るい駅構内
中央のホームの方は巨大な空間が広がっていました。発着場を覆う巨大な二つのアーチ状の屋根は、吹き抜けになっていてとても明るいです。羽田空港国際線Tもこれくら明るい構造にずれば良かったのに…。
ホームによって改札ゲートの有無が異なっていました。恐らくオイスターカードも使えない様な郊外へ行く長距離列車は、車内改札になるのではないかと思います。6番線に停車しているのはヒースロー・コネクト。
停車駅を見てみると、やはりこの日(バンクホリデー)はWest Ealingが停車駅に含まれていません。空港利用者にとっては、所要時間が短縮されて良いかもしれませんね。
回転式の時刻表
近くにちょっと変わった案内板を見つけました。
見てみると、各路線の時刻表の他、路線図や駅周辺マップが集結しています。
一つ一つ手動で回転させて、見たいページを開く仕組みの様です。合理的で面白い仕掛けですが、これを見ている人を誰も見かけないのは時代なのかもしれませんね。
その他、デジタル時計を見ると秒数表示まで付いています。そんなにシビアな運転していなかった様に思うのですが…。これこそ日本の駅に欲しいですよね。
行く方面で乗り場が変わるCircle線
さて、パディントン駅から各観光名所までは主に地下鉄を利用する事になりますが、行く方面によって乗り場が2箇所に分かれていました。
District線とBakerloo線の乗り場は南側にあって、駅正面入口側から地下へと下りて行きますが、Hammersmith & City線は北側にあるので、反対側へ周って行かねばなりません。
そしてCircle線(黄色)は、東京の大江戸線の様な“の”の字の運行形態をしていて、パディントンは丁度“都庁前”駅の部分にあたる事から、環状線と言えども乗り場が2箇所に分かれています。
しかし実際は、それぞれHammersmith & City線およびDistrict線と線路を共有していて、途中まで全く同じ路線の様な扱いでした。つまりKing’ Cross St. Pancrasなどへ行く場合は、これらの路線とCircle線を区別せずに利用すれば良いという訳です。
Bakerloo線のパディントン通過
以前も記載しましたが、パディントンからピカデリーサーカス方面へ行くBakerloo線が、今年の8月まで当駅を通過扱いとなっていました。
ロンドンの中心部へ行く列車が、事もあろうに西側のターミナルであるパディントンを通過するなんて、何とも信じがたい事実…。もし日本でやれば暴動ものですよね。
Bakerloo線利用の場合には、District線(Circle線)で次のEdgware Road駅に乗り換える様案内が出ていました。
こちらの乗り場はちょっと素敵な造りですね。赤い陸橋がなんとも印象的!地下鉄と言えども、この辺りは地上区間が多い為か、駅も明るくて開放的です。
次回はロンドンの地下鉄について、色々見て行きたいと思います。
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