シンガポールから乗り継ぎ先のクアラルンプール迄は、再びシンガポール航空のビジネスクラスを利用します!
この路線の飛行距離はたったの186マイル、時間にして僅か1時間5分のフライトですが、そんな東京⇔名古屋よりも短い区間にも関わらず、今回は欧米路線でも使用されるA350の大型機材が宛がわれていたのでビックリ!
有り余るほどの広々としたシートで、文句無しの快適な旅となりました!
高需要のSIN~KUL
今回シンガポール~KLで搭乗するのは、18:35発のシンガポール航空SQ126便。
冒頭でも触れましたが、この区間は東京⇔名古屋よりも短い距離にも関わらず、シンガポール航空だけでも1日に8本。この他にマレーシア航空も8本飛ばしているというメチャクチャ需要の高い路線です。
しかもシンガポール航空に限っては、繁忙時間帯に欧米路線でも使われる大型機材A350を導入しているというツワモノ!
恐らく欧米⇔KLの乗り継ぎ便としての役割を担っているからだと思われますが、B737だけのマレーシア航空と比較してもこれはかなり好待遇ですね。
巨大すぎるA350ビジネスクラスシート
機内へ入ってみると、なんだか物凄い圧迫感!初めここがファーストクラスなのかと思ってスルーしてしまった…(笑)。
どうですかこの圧巻のシートサイズ!一般的なビジネスクラスシートとは明らかに違いますね。
座席の幅は目方で計っておよそ70センチ。こんな超ワイドシートはファーストクラスでもなかなか見ないですよ。余りにも大きすぎてカメラに収めるのが難しい…!
シートだけではなく、占有面積も超広々!まるでどこかの航空会社のファーストクラスシートを見ている様ですが、でも前後のピッチは一般的なサイズなので、ベッドにした際の足元のスペースは限定的。
またパーテーションが高いので個室感は申し分無いですが、その分他のシートと比べても圧迫感が強いです。まぁこれは贅沢な悩みですが、人によっては好みが分かれるかもしれません。
その他、座席周りの設備はこの通り。座席が広い分サイドテーブルが狭いため、そこに付随する小物入れも小さいです。
テーブルは大型で安定感もありますが、蝶番の部分がホコリだらけ…。この後ここで食事をするのに、ちょっとこれは頂けないかなと。
シャンパンは無し
シートの撮影大会が終わった頃合にCAがウェルカムドリンクを持ってきてくれましたが、残念ながらこの便ではシャンパンの提供は無し。
この後の機内食でも提供されず、アルコールで飲めるのは赤・白ワインが1種類のみです。
この便に搭載されていたワインは、オーストリア産のGruner Veltlinerとイタリア産のFontanafreddaで、ボトルの市場価格はどちらも2,000円前後。円安を鑑みると大したワインじゃないので、今回のアルコールはパス。
短距離とは言え、機内よりもラウンジの方に良い酒を宛がうというのが、シンガポール航空の方針なのかもしれません。
2つから選べる機内食メニュー
さて、離陸してベルトサインが消灯するとすぐに機内サービス開始!機内食はエコノミークラスの様にワゴンに乗せての提供です。
東京→大阪のJALファーストクラスでも体験済みですが、短距離路線の機内食サービスはCAも乗客も時間との勝負(笑)!
- Chicken Caesar Salad
- Vegetable Poke Bowl
短距離路線の機内食サービスと言えば大概は簡素である場合が殆どですが、この便ではなんと2種類から選択可能!チキンかポークの2種類から選ぶ事が出来ます。
私が選択したのはチキン。トレーに乗せられたメイン料理一品に、コーヒーor紅茶のセレクトが付きます。
このシーザーサラダ、レタスの鮮度は申し分ないですが、メインとなるはずのチキンが僅か一口サイズの1切れのみ…。
これは流石にスズメの餌レベルですが、まぁ15分も経たずに片付けられてしまうので、この位が丁度良いのかもしれません。
ちなみに、コーヒー用のミルクはアイルランドの乳業チェーンLakeland Dairiesのインスタント。100% from cow’s milkと記載がありますが、日本の悪しきコーヒーフレッシュも早くこういったものに取って代わる日が来るのだろうか…?
運賃はマレーシア航空の2倍!
文字通りアッという間に終わってしまったシンガポール航空のフライト。快適なのは言うまでも無いですが、この区間のビジネスクラスをもし有償で取るとすれば、その価格は最安値でも$588。
これは最安$295で取れるマレーシア航空の2倍の価格です。
シンガポール⇔KLのマレーシア航空ビジネスクラスはこの1年前に体験しましたが、B737の小型機ながら機内食も美味しくサービスも秀逸!
そう考えるとシンガポール航空のコスパは悪いですが、ANAマイルで取れる数少ない大型機材のフライトである事を考えると、航空ファンにとっては狙い目となるかもしれません。
と言う訳で、クアラルンプール到着後は翌日昼のANAまでおよそ18時間のトランジット!制限エリア内のホテルに宿泊したので、そのレビューは次の記事でお伝えします!
↓こちらも合わせてご覧ください!



























