開業初日!羽田空港ターミナル2国際線(ANA)へ行ってみた!

2020年3月29日、ANAが使用する羽田空港の第2ターミナルに増設された「国際線」部分が遂に開業したので、開業日に早速見学に行ってきました!

新型コロナの影響で出発本数はまばらですが、ターミナルはしっかり稼動。チェックインカウンターや、出来たてホヤホヤのターミナルの様子など、詳しくレポートしていきたいと思います。

2ターミナル国内線からアクセス

羽田空港ターミナル2に新しく出来た「国際線」ですが、アクセスは第2ターミナル国内線から向かいます。モノレールや京浜急行の駅から行く場合、改札を出てターミナルに入ってから右の方へ進むと“国際線”と書かれた表示が見えてきます。

エスカレーターで3階の出発ロビーへ。その横には“丸亀製麺”が新たにオープンした様です。

また、国内線の出発ロビー(2階)から向かう場合は、保安検査場Dの更に奥。コンコースの一番端に新設されたエスカレーターで3階へ上がって行きます。

ちなみに下(2階)は到着ロビーとなっていて、ここには両替所とウェルカムセンターが設置。国際線で到着してそのまますぐ国内線の出発ロビーへ行けるので、これはとても便利ですね!

開放感抜群!吹き抜けの出発ロビー

3階の国際線出発ロビーへやって来ました!開放感抜群、大きな吹き抜けの空間です!事前にプレスの写真を拝見していましたが、思ったよりも明るくて良かった…!

天井は、大きな白い幕に梁を幾つも張り巡らせた様なデザイン。第3ターミナルよりも重々しさが大分緩和されていますね(笑)

駐機場に面した側は大きな窓になっていて、ここにはベンチも設置。この日は雪が降っていましたが、晴れていれば自然光が沢山入ってさぞ明るい事でしょう。

この出発ロビーには、入ってすぐの所にインフォメーションセンター、また窓とは反対側にはクロネコヤマトが運営するバゲッジ・デリバリーと両替所が1軒、それにWifiレンタル屋やATMも設置されています。

チェックインカウンターと保安検査場

チェックインカウンターは、窓に近い所にあります。プレスによると、カウンターの数は全部で38機。

ビジネスクラスやプレミアムエコノミー専用のカウンターもあります。しかし新型コロナの影響で利用者が殆ど居ない状況なので、カウンターの割り振り等これらが今後どの様な形になっていくのか、まだ判りません…。

有人カウンターの他、自動チェックイン機および自動荷手物預け機もズラッと並んでいて、こちらは全26機。恐らくエコノミークラスは基本的に全てこの機械を使う事になるかと思います。

保安検査場は、出発ロビーの一番奥。この時は一部しか稼動していませんでしたが、見たところ全部で8箇所のレーンがある様です。

一番左側は優先レーンになっていますが、対象者はターミナル3と同じファーストクラスと上級会員に限られる模様。ビジネスクラスが利用出来ないなんて…。

保安検査場の上には出発便が表示される大きなディスプレイ。出発便が全てANAというものまた凄い光景ですよね!

ただ、コロナウィルスの影響で、その殆どが“キャンセル”という悲惨な状況…。開業日のこの日、このT2から出発したのは僅か8便のみでした…。

Suiteチェックインもある

保安検査場の横には、ANAダイヤモンドメンバーやファーストクラスの乗客が利用できる「Suite Check-in」が設置。完全に独立したブースになっていますが、外観からしてちょっと特別感無いですよね。これなら成田空港のZカウンターの方が、個人的には好きかもしれません。

尚、開業日のこの日は11:35発のロンドン行きの後21:05発のシアトル行きまで出発便が無い為、11時に訪れた頃にはパーティションがあって入れない様になっていました。

上階は「蔦谷書店」

吹き抜けの上階(4階部分)は店舗になっていて、ここには「蔦谷書店」が入っています。“Kimono”や“Sakura”等、外国人を意識したテーマの展示物も。

この階の天井はちょっと洒落ていて、時折グラデーションの様な演出でライトアップされます。

通路のターミナルに面した側にはカウンター席を配置。コンセント付きの席もあるので便利ですね!これだけ閑散としたターミナルにも関わらず、ここだけは結構な数の利用者が見られました。

「アライバルラウンジ」はまだ営業せず…

ところで、国際線ターミナルと共に開業するはずだったANAの「アライバルラウンジ(ANA Arrival Lounge)」ですが、行ってみるとまだオープンしていませんでした。

どうやら、コロナの影響で開業が延期になった模様…。足湯や軽食などのサービスもあり、ANAのダイヤモンドメンバーであれば国内線で到着の際にも利用出来るので、開業を楽しみにしていた方も多いのではないでしょうか?

ちなみに、アライバルラウンジの場所は国内線14番カウンターの隣。国際線からの乗り換え導線上にあるので便利ですが、恐らく開業後は利用者が殺到するのではないかと…。

機能重視の「新」国際線ターミナル

と言う訳で、羽田空港の第2ターミナルに新たにオープンしたANAの国際線。海外の国際空港にある様な奇抜なデザインがある訳でもなく、特別豪華なターミナルでも無いですが、デザインよりも機能性を重視したターミナルだなと感じました。

特に国際線から国内線への乗り継ぎは同じフロアで可能なので、これは本当に便利!今後は地方からの利用者が特に増えそうですね。