再延長なし!遂に迫るANAマイル有効期限!その活用法を探る

あぁ遂に来たか…本日ANAより会員向けに一通の悪魔の様なメールが届きました!その内容は、コロナ騒動で再三に渡って延長されていたANAマイルの有効期限が、今年の3月末で一斉に向かえるという旨。そう、つまりこれ以上の延長措置はしないという事!

私はポイントサイトを使ってコツコツ貯めたANAマイルを20万以上保持していますが、昨今の原油高・超円安でなかなか海外へ行けていない事もあり、もう1年の延長を期待していたのですが…敢え無く撃沈!

今回は、そんな大量のANAマイルをどう活用すべきか、その方法について探っていきたいと思います。

王道は“取り合えず発券”

有効期限の差し迫ったマイルの使い道の一つとして最も実用的なのが、1年先の特典航空券を“取り合えず発券”してしまう事。

ANA特典航空券はJALと違って乗変(日付・時間の変更)が出来るので、自分が今後1年以内に利用するであろうフライトを取り合えず予約してしまえば、オープンチケットの様な感覚で使えるので便利です。

  • メリット…1マイルの価値を最大限活用できる
  • デメリット…万が一キャンセルした場合はマイルが消滅

ただしこの場合、マイルの有効期限後(4月以降)に万が一キャンセルしてしまうと、払い戻した瞬間にマイルが消滅してしまうので注意が必要。

たかが1万マイル程度の国内線ならまだ諦めがつきますが、欧州行きビジネスクラスの90,000マイルをドブに捨てるなんて事になったら泣くに泣けませんよ…。

この方法を使うなら、予定が合い難い国際線は避けた方が無難です。

メトロポイントに送って有効期限延長

ANAマイルの有効期限を延長する方法として最も有名なのがコレ!今は懐かし「ソラチカルート」の逆バージョンで、ANAマイルからTo Me Cardのメトロポイントへ交換し(1万マイル→1万メトロポイント)、その後改めてANAマイルへ交換(1万メトロポイント→0.9万マイル)するというもの。

ソラチカカード(年会費2,200円)の保持必須ですが、交換を終えたANAマイルは再び有効期限が3年間となる為、マイルの長期保有が可能となります。

  • メリット…有効期限が大幅に延びる
  • デメリット…マイルが10%目減りする、ANA→メトロPは1万マイル単位でしか交換できない、メトロP→ANAは毎月18,000マイルが上限、手続きが面倒

しかしANAマイルが90%に目減りしてしまう上、1万マイル単位でしか交換できない為、大量にマイルを保有している人じゃないとメリットは少ないかもしれません。

またメトロポイントは2024年4月15日より「メトロポイントクラブ」に移行し、今のところメトロポイントに関してはこれまで通りのレートでANAマイルに交換出来る様ですが、今後この制度が変えられてしまうかもしれません。

ANAマイルのポイント制度は改悪の歴史なので、ちょっと注視していきたいですね。

ANAコインに換える

期限が迫るマイルの有効活用として最も王道なのが、ANAコインに換える事。ANA航空チケット購入の際に1コイン=1円として使えるANAコインは、ANAマイルから交換すると1マイル=1~1.7円で交換出来て、有効期限は交換時より1年間。

  • メリット…手続きが簡単
  • デメリット…1マイルの価値が目減りする、

手間を掛けずにマイルの延命措置が出来るのが最大のメリットですが、例え1マイル1.5コインで交換出来たとしても1マイルの価値は大幅に下がります。

例えば、20万マイルをそのまま特典航空券として使用した場合、ヨーロッパへビジネスクラスで2往復(9万マイル×2)してもおつりが来ますが、これをANAコインに換えた場合、1.5倍の30万円分にしかならず、この金額ではヨーロッパ往復分のPYチケットにもなりません。

国内線の片道7,000円等の格安チケットに使えばコスパは良いですが、最近は「トクたびマイル」の設定もあるので悩みどころです…。

1マイル1円で使う

航空チケットを買う予定が無いなら、最後はこれ一択。ANA Mallでの買い物や提携レストラン、ホテルでの利用、また楽天Edyやnanaco等のポイントに1マイル=1ポイント(1円)で交換する事です。

  • メリット…幅広い用途で使える
  • デメリット…1マイルの価値が大幅に下がる

今回のANAマイル有効期限延長終了に伴い多くの利用客を見越してか、ANAが利用促進のキャンペーンを始めている様ですが、1マイルの価値が1円にしかならないというのは、私みたいな人間からすれば非常に胃が痛い話…。

ANA Mallに自分の欲しい限定品があれば話は別ですが、特に欲しくないものを無理やり選んで買うというのは是非とも避けたいところ。

最もメリットが大きいのは…

と言う訳で、いよいよ有効期限が差し迫ったANAマイルの活用方法ですが、私的にはメトロポイントに送って有効期限を延長する方法が最もメリットがあるかなと。1マイルの価値が3円にも4円にもなる事を考えると、10%の目減りは目を瞑れる範囲です。

でもまぁ、せめてあと1年、待ってくれりゃ良いのにな…。