前回に引き続き、フランクフルト~バンコクで利用したタイ国際航空ビジネスクラスから、今回は機内食をレポートします!
タイ国際航空はアジアの航空会社という事もあって、機内食メニューはタイ料理が中心。ヨーロッパ料理の様な華やかさは無いですが、味のレベルは上々!とても美味しく頂きました!
目次
メニューはシートポケットに入っている
機内食メニューは、CUISINE(料理)とBEVERAGE(ドリンク)の2つの冊子。なんて事無いただの厚紙ですが、JALよりはしっかりしています(笑)。
この機内食メニュー、いつまで経っても配布されないと思いきや、予め足元のシートポケットに入っていました。他の航空会社では必ずCAが一人一人に配布するのに…、ちょっと丁寧さに欠けますね。
機内食とドリンクのメニュー
今回のフランクフルト~バンコクの機内食は、ディナーとブレックファーストの2回。それぞれメインディッシュを4~5種類の中から選べる様になっています。
一方ドリンクメニューを見てみると、アルコールはシャンパンをはじめビールやハードリカーなど各種揃っていて、ビールはタイの銘柄「Singha」が飲める他、ウィスキーは私の好きな「Glenmorangie Lasanta」が入っているなど、なかなか嬉しいラインナップ!
ワインリストは赤・白合わせて5種類。ドイツ発だからと言って特にドイツのワインが揃っている訳では無い様です。ボトルの市場価格は、いずれも2,000円前後。
おつまみのナッツ
離陸してベルトサインが消灯すると、すぐにサービス開始!まずはおつまみのナッツが配布されました。
中身はカシューナッツにアーモンド、レーズン、ドライフルーツ。冷めていますが、ほど良い塩分があって味はなかなか良いです!まぁカタール航空ビジネスクラスのナッツには遠く及ばないですが(笑) ※参考→機内食が美味!ウィーン発【B787-8】カタール航空ビジネスクラス搭乗記!そしてテーブルクロスが敷かれて準備完了!シックな“THAI”のロゴが入ったテーブルクロスです。
タイ航空のシャンパン、その味は…?
さぁそしてドリンクですが、やはり先ずはコレという事でシャンパンをチョイス!
初めて乗るタイ航空のシャンパンは「Piper-Heidsieck Essentiel」という銘柄ですが、飲んでみると標準的な主張で少し喉にくる辛味、バランスの良い味わいで悪くは無いです。
ボトルの市場価格は5,000円前後。初めて飲む銘柄ですが、まぁ値段相応の味と言ったところ。普段飲みとしてはあまりコスパは良く無いかもしれません。
尚、シャンパンを注文すると黙っていてもチェイサーを付けてくれるのは有り難いですが、シャンパンが少しでも減るとすぐにCAが来てナミナミに注がれてしまうので、どうしても飲み過ぎてしまうのが難点(笑)。
以前に乗ったマレーシア航空もそうでしたが、こういう有り難迷惑な所はアジアの航空会社らしいと言った所でしょうか。
なかなかレベルの高い前菜
程なくして、機内食のワゴンが到着。この後のメインディッシュもそうですが、タイ航空の機内食は全て予めトレーにセットされた状態で配布されるスタイルの様です。
前菜は「海老とキヌアのサラダ」。このワンプレートにパンのセレクトとバターが付いています。
このプリッとしてなかなか質の良い海老!できれば1つではなく3つくらい乗せて欲しいと思う所。キヌアもほど良い苦味が口いっぱいに広がって美味しく、なかなかレベルの高いプレートです。
バスケットから選べるドイツのパン
パンはバスケットから選ぶ事が出来て、種類は3つ。フランクフルト発の便という事もあって、ドイツのパンが主にある様です。
これは恐らく「スティープロール」かと思いますが、プレッツェル等と違って塩気が全然無く、完全プレーンの味。まぁでもツルっとした外皮とベーグルっぽい食感で、バターをつけるとまぁまぁイケます。
ガーリックトーストも試しましたが、こちらもまずまずの味わい。
美味しいタイ料理の豪華なプレート!
さぁそしてメインディッシュですが、メインはタイ料理とインターナショナル料理が2種類ずつあって、その中から「Massaman Beef」をチョイス!他にスープやジャスミンライス等も入った、なかなか豪華なプレートです。
これはタイ料理の一つ「マッサマンカレー」かと思いますが、味はGood!タイ風のレッドカレーにビーフがゴロゴロ入っていて、独特のスパイスながらココナッツの甘味を感じます。
こういう味のカレー、日本じゃなかなか食べられないですよ。
また、こちらの「プージャー」というタイ料理。ミンチ状にした蟹の肉や野菜などを蟹の甲羅に詰めて丸ごと揚げた料理ですが、これがとても美味!具沢山の中身も然る事ながら、蟹の甲羅ってこんな簡単に食べられるのかと感心しました。
ジャスミンライスと共にある少し甘く味付けされた野菜も美味しいですし、肉団子のスープも良し!ドイツ発の便でこんな美味しいタイ料理が出てくるとは思いもよらなかった…!
チーズとちょっと微妙な味のアジアンスイーツ
食後に出てきたチーズですが、オレンジのハードタイプとカマンベールの2種類。ハードタイプの方は大した味ではないですが、カマンベールは臭みが抑えられていて、ミルキーなテイストがじわっと口一杯に広がります。
デザートは2種類からチョイス。写真左のBlack Glutinious Riceはアジアスイーツの定番ですが、以前これを食べて腹を下した経験があるのでパス…。
代わりに頂いたのは「Double Nougat Tart」。ヌガー(Nougat)はアーモンドテイストのソフトキャンディーですが、何かちょっと特殊な甘さがあって微妙…。チョコレートの部分はまぁまぁ美味しいですが、パリで美味しいスイーツを沢山食べて来た後なだけに、変わった味の多いアジアンスイーツはちょっと敬遠してしまいますね…。
美味しいドリンクあるか…?
ところで、食後に試してみたコニャック「Leyrat XO Trés Vieux」ですが、アルコール刺激が強いだけで味が全く引き立って来ない残念なもの。この銘柄はそれほど安い酒では無いはずなのに、これは意外でした。
ポートワインも試しましたが、アルコールの強さは感じるものの、これは完全に安物の味。ポルトガルで飲んだ10年物などとは全くの別物です。
また「チョコレートが欲しい」と言って運ばれてきたのがこちらのチョコレートドリンク。アルコールは入っていない様ですが、味は特に秀でたものはなく、ただのチョコレート味。
美味しい機内食の一方で、ドリンクは大した事無いなというのが正直な感想です。
と言う訳で、機内は早々に就寝モードへ。ベッドの寝心地や2回目の機内食(朝食)については、次回へ続きます。→タイ国際航空で眠れるか?A350ビジネスクラスシート&朝食レポート!
♪こちらも合わせてどうぞ↓