昨日に引き続き、ベトナム・ハイフォンで訪れたフランス建築の内、今回は「ハイフォン大聖堂」をご紹介したいと思います!
ハイフォン・オペラハウス等と違って、こちらは誰でも気軽に入る事が出来、また入場は無料!洗練されたフランス建築の中にもベトナムらしさが垣間見える、この国独特のデザインはなかなか美しいものでした!
場所と営業時間
ハイフォン大聖堂があるのはココ。ハイフォン駅からおよそ1km、歩いて15分くらいの所にあります。
グレーの外壁に、赤茶色をしたトタン屋根の様な屋根が特徴の教会。教会の前は広場になっていて、少しではありますが銅像などの装飾品が飾られています。こうして見ると、背の高い塔を持つ典型的な西洋の教会の様にも見えますが、この鐘つき堂は教会の本体とは一体化しておらず、少し離れているのが特徴です。
入口は、広場に面した教会側面の勝手口から。営業時間は5:30~18:00。教会のHPを検索してみましたが見つからず、なかなか情報源の少ない中での訪問となりました。
ワンフロアの講堂
中はシンプルなワンフロアの構造です。シャンデリアも小さく、西洋の教会の様に着飾った感はあまり無いですが、洗練された配置で独特の美しさがありますね!
ただ、パイプオルガンが無いのは残念…。教会正面入口の上階には、一応オルガンが置かれている様ですが、中学校の教室にもありそうな小さなオルガンでした。
側面には、キリストを描いたと思われる絵画とステンドグラス。数多くの扇風機が設置されているところは常夏の国の教会ならではの光景ですが、シンガポールの教会にあった様なシーリングファンは見当たらず。
美しい祭壇とステンドグラス
この教会で一番美しかったのがこの祭壇!聖母マリアの銅像を筆頭に、金の縁取りと赤を基調とした色使い。背面にあるシンメトリックな配置のステンドグラスも良いですね。
教会内にあるステンドグラスの多くが花柄のデザインのものですが、この祭壇付近のステンドグラスだけは人物が描かれています。
また、祭壇付近の金縁のステージも独特!フランス建築でありながら、至る所にベトナムらしさが垣間見える様な気がします。
涼みに来るのはアリ?
これまでにシンガポールやマレーシアで見て来た西洋の教会は、いかにも東南アジアという感じが否めない部分もありましたが、このハイフォン大聖堂は、ヨーロッパにある本家と比べても決して見劣りしない美しさがあると感じました。
煌びやかな装飾や豪華なパイプオルガン等はありませんが、洗練されたデザインは一見の価値ありだと思います。
ただし、教会内は冷房がついていないので、涼む目的で訪れたらちょっとガッカリするかもしれません。涼むなら、ショッピングセンターのカフェ等へ行くのが良策でしょう。
以上、ハイフォン大聖堂の模様をお伝えしました!ハイフォンの西洋建築については、昨日の記事も併せてご覧下さい→ベトナム・ハイフォンの観光スポット!フランス建築を巡る(オペラ座、郵便局、教会など)