ハノイからベトナム鉄道に乗って、ハイフォンへ到着!ここでは、ハイフォンの「観光スポット」について触れてみたいと思います。
ベトナムの国は、19世紀の終わりから第二次世界大戦の頃までフランスの統治下に置かれていましたが、その当時に建てられた西洋建築の建物が、ここハイフォンにもあると言う事で、幾つか巡ってみる事にしました!
ハイフォン駅
ベトナム・ハイフォンは、首都ハノイから東へおよそ80km行った所にある中核都市。ハノイから、ベトナム鉄道でおよそ2時間40分、詳しくは昨日の記事をご覧下さい→ベトナム鉄道ハノイ~ハイフォン乗車記!ソフトシート(1等車)の乗り心地
クリーム色に塗装されたハイフォン駅の駅舎。駅前はロータリーが綺麗に整備されています。首都ハノイの駅と比べても、断然立派な駅舎(笑)。
建築は1902年で、当時中国とを結んでいた「雲南狭軌鉄道」の始発駅として造られた駅なんだとか。
メインエントランスの中は待合室になっていて、ここにチケットの窓口があります。私はハイフォン到着時にすぐ帰りの切符を買おうと窓口へ問い合わせてみたのですが、18:40発の便は18時にならないと発売されないらしい…。
尚、ここにはトイレ(列車内よりも断然キレイ!)がある他、構内はWi-Fiが飛んでいて無料で使う事が出来ました!街へ繰り出す前に、トイレや情報収集など準備をするには良い環境です。
ハイフォンの街を歩く
ハイフォン駅を後にし、中心街の方へと向かってみます。街を歩いてみた感想は、ハノイと比べて空気がキレイ(笑)!バイクが多い事には変わり有りませんが、それでも首都ハノイに比べたら圧倒的に少ないのかもしれませんね。
ハイフォンはベトナムの地方都市の一つですが、それでも駅周辺を中心に飲食店が軒を連ねていて、なかなかの発展ぶりです。商業エリアも広く、端から端まで観て周ったら丸一日くらいかかるかもしれません。
駅から離れた所には、人口の湖(Tam Bac Lake)があって、その周囲には綺麗な歩道が整備されている等、想像していたよりもずっと都市化していてビックリ!
待ち歩きをするだけなら、混沌としたハノイよりもこっちの方がずっと気持ちよいです。
ハイフォン・オペラハウス(市民劇場)
ハイフォンのフランス建築、続いてはハイフォン・オペラハウス(市民劇場)。1912年に竣工、正面には建国の父「ホーチミン」の肖像が掲げられています。(場所→2 Hoàng Văn Thụ, Quang Trung, Hồng Bàng, Hải Phòng)
こちらも100年以上前に建てられたものですが、ハイフォン駅と同じカラーの塗装がされ、綺麗に改修されている感じがしますね。
このオペラハウスでは、定期的に公演が行われている訳では無いですが、とある口コミによると、週末に限っては一部の時間帯で観光向けに開放されており、内部へ入る事が出来る(場合がある)らしい。
この日は土曜日でしたが、関係者のみのイベントが開かれていた為か公開はされておらず。しかし私は、ある“特別な事情”によって、一瞬だけ中へ入らせてもらう事が出来ました!(その事情については又の機会に…)オペラハウスの中は小じんまりとしており、エントランスから入るとロビーがあって、この扉の先はすぐ講堂(客席)となっています。
できれば、美しい装飾のある客席も観たかったのですが、それは許るされず廊下から覗くだけになってしまいました。見た感じおよそ200~300席ほどの小さな講堂ですが、天井の中央にシャンデリアと花柄の装飾があって、なかなか美しいインテリアです。
ハイフォン中央郵便局
続いては、ハイフォン中央郵便局。交差点の角に建つフランス建築は、1886年に建てられたとの事で、これまで見た中で最も古い建物という事になりますね。
中央郵便局があるのはココ。オペラハウスとは違って、こちらは通常の郵便局として営業しているので、誰でも入る事が出来ます。営業時間は7:30~19:00、日曜日は休みです。
中は、天井のやや高いワンフロアのみ。外観では左右に広がっていましたが、一般客が入れるのはこのエリアだけな模様。
外見は立派な西洋建築ですが、内装は特に美しい装飾などは有りません。また冷房がついておらず、フロアの中央に大きな扇風機が一台置かれているだけですし、ペンキの匂いか何か特殊な匂いがして、ちょっと息苦しい…。
また、記念に切手の一枚でも買って行こうかと思っていたのですが、館内すべての表記がベトナム語オンリーだったので諦めました…。
ハイフォン大聖堂
その他、ハイフォンの街にはフランス建築の建物がまだまだ幾つもありましたが、一番大きくて美しかったのはこのハイフォン大聖堂。(場所→46, Đường Hoàng Văn Thụ, Quận Hồng Bàng, Quang Trung, Hồng Bàng, Hải Phòng)
シンガポールやマレーシアなど東南アジア諸国の教会と比べても、意外なほど美しさのレベルは高いと感じました!次回、その内部をご紹介したいと思います→ベトナム「ハイフォン大聖堂」フランス建築の美しさを見に行く