ベトナム・ハノイから日帰りでハイフォンを訪れた帰り、ハイフォン発ハノイ(ロン・ビエン)行きの列車内で、車内販売のベトナム料理を試食してみたのですが、これがなかなかの美味!
安くて美味しいベトナムのB旧グルメを、鉄道の中でも発見しました!ハイフォン発ハノイ(ロン・ビエン)行きの列車乗車記と共に、その味をレポートしたいと思います。
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ライトアップされたハイフォン駅
ハイフォンでの観光を終え、ベトナム鉄道に乗ってハノイへ帰ります。今回乗車するのは、ハイフォン18:40発のロン・ビエン(ハノイ)行き。
始発駅となるハイフォンの駅舎は、1902年に建てられたフランス建築。ライトアップがなかなか良い味出していますよね!ハイフォンの駅舎に関しては「ベトナム・ハイフォンの観光スポット!フランス建築を巡る(オペラ座、郵便局、教会など)」の記事に詳しく記載しています。
窓口でチケットを購入!往路の様な満席だったら嫌だぁと思い、思い切って2席分購入しました!冷房のついたソフトシート(1等車)でも1席あたり70,000ドン(≠350円)ですから、後悔は無いですね。※価格は為替レート等により常に変化します。
寝台車両つきの列車
この時既に時刻は出発の15分前、列車への入場が既に始まっていたので、すぐさま列車へ向かいます。客車は往路と同じ、赤・白・青のストライプカラー。
しかし今回は、寝台車両もついていました。ベトナム鉄道のHPを見てみると、長い10両編成の場合にはこの寝台車両つきである事が多い様ですが、このハイフォン⇔ハノイの運行では指定する事が出来ない様になっています。
車両入口でチケットを見せて、車内へ。ハノイのロン・ビエン駅とは違い、ここハイフォンはプラットホームがある程度の高さを有しているので、列車との段差は若干マシです。
ガラガラの1等車「ソフトシート」
車内へ入ってビックリ!満席を想像していたのですが、なんと指定された2号車の乗客は私を含めて5人だけでした…。折角2席分チケットを買ったのに、これはかなり無駄な事をしてしまった…。
今回乗車するのは、往路と同じソフトシート(1等車)。何故か今回もまた車両中央のお見合いシートを指定されてしまいました!でも人が居ない分、大きなテーブルを独占できるので、空いている時はこっちの方が良いかもしれませんね。
壁際にはコンセントも!ベトナムのコンセントは、日本のAタイプもそのまま差す事が出来るので便利!(機種によっては変圧器が必要)
車内販売の手作りベトナム料理
さて、定刻(正確には定刻の30秒前)に列車が出発した後、30分くらいしてから最初の車内販売ワゴンがやって来ました。なにやらビニール手袋をはめた2名の販売員が、作業をしながら近づいて着ます。
「食べるか?」みたいなジェスチャーをされたのでYesと答えたところ、すごく熱そうな手つきで盛りつけ。塩の香りが漂ってきます!
美味!素朴な味のお粥
笹っぽい緑の葉の上に盛られた、白いペースト状の米料理。中にはミンチ状の肉が入っていて、付け合わせにはピンク色のベトナム式ハム(Cha Lua-チャー・ルア)が添えられています。価格は30,000ドン(≠150円)。
ペースト状の米はお粥の様な食感ですが、薄い塩味がついています。スプーンですくうとぷるんとして、半透明で綺麗な色!アッツアツで素朴な味、なかなか美味しいです!また、中に入っている丸いミンチの肉、これが塩味がきいてとても美味!お粥ともベストマッチで、これは食が進みます!
尚、「チリ」と言われてかけられたオレンジのソースは、ただ辛いだけなのでおススメしません…。折角の素朴な味が全て台無しになってしまいます。
食べ終わった容器等は、そのままテーブルに放置しておいても良いそうですが、車両の端にある洗面所にゴミ箱があるので、そこへ捨てるのがベターですね。
ベトナム鉄道の美味しい車内販売
美味しかった!今回食べたベトナム料理、残念ながら、ちゃんとした料理名はググっても出てこなかったのですが、ベトナムでは笹の葉でくるまれた“ちまき”を食べる習慣があるので、恐らくこれも「笹巻き」か何かの一種ではないかと思います。
ベトナム鉄道の古びた車両を見ると、そこで提供される料理なんてちょっと…と考えがちですが、そんな見かけからは想像もつかない程おいしい車内販売のベトナム料理。ベトナム鉄道に乗る機会のある方は、是非ご賞味あれ!
ベトナム鉄道のチケット購入については「ベトナム鉄道チケットの買い方/ロンビエン駅の窓口での購入方法」、また往路の乗車記も併せてご覧下さい→ベトナム鉄道ハノイ~ハイフォン乗車記!ソフトシート(1等車)の乗り心地
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