ハノイからベトナム国有鉄道に乗って、ハノイ東部の中核都市ハイフォンへ日帰りトリップ!今回は、私が実践したベトナム鉄道チケットの買い方、また乗車までの手順等についてお伝えしようと思います。
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日本のクレジットカードは使えない
海外の列車を予約する場合、まず思いつくのが鉄道会社のホームページ。ベトナム鉄道にもホームページがあって、オンライン予約・発券が可能となっています。
英語への切替にも対応していて、ボックスに駅名を入力して日付を指定し、Searchを押せば空席状況が表示されます。出発のおよそ1ヶ月半~2ヶ月前くらいから予約できる模様。
ハノイ~ハイフォンの列車には、2等車(ハードシート)と1等車(ソフトシート)があって、運賃はそれぞれ70,000ドン・50,000ドン。任意の列車、号車、座席を指定、右上のBuy ticketを押して個人情報を入力し、支払いへと進めて行きます。
ただ、支払い方法としてクレジットカードが選択できる様になってはいますが、手持ちのクレジットカードを何枚か試したところ、全てエラーになって決済出来ませんでした。どうやら日本国内発行のクレジットカードは対応していない様子…。この他、ここで予約だけして駅窓口で受け取る方法も選べますが、その場合予約から72時間以内に窓口で発券する必要があるらしく、敢え無く購入を断念…。当日、駅窓口で購入することにしました。
ハノイには2つの駅がある
今回、ベトナムのハノイからハイフォンへと向かいますが、ハノイ市の中心部にはセントラル駅となる「Hà Nội」駅の他、「Long Biên(ロン・ビエン)」という駅も存在します。
ハノイ駅を出発するハイフォン行きの列車は、全てロンビエン駅に停車する様になっていますが、この内ハノイ⇔ロンビエン間はハノイの市街地を走る為、踏み切り通過などで交通渋滞が懸念される事から、同区間が運休となるケースも多いのだとか。
その場合、ハイフォン行きはロンビエン始発着となる訳ですが、特別な事情が無い限りハノイ駅からの乗車は避ける事をおススメします。なぜなら、今回私が帰りに乗った列車は、HPで事前に見た所“ハノイ駅行き”となっていたにも関わらず、当日窓口でチケット購入の際に「ロンビエンまでしか行かない」と言われてしまいました。
しかも後日ハノイ駅へ行って当該列車の時刻を確認してみた所、ここでもハノイ駅まで運行されていた事になっています。日本じゃ絶対にありえない事ですが、それだけベトナム鉄道はいい加減だという事。
今回私は、ハノイでの宿泊ホテルの場所の関係で往復ともロンビエン駅を利用しましたが、これらを信じてハノイ駅へ行ってしまうと、列車に乗れなくなる恐れがあるので要注意!
ハノイのロンビエン駅へ
そんな訳で、ハイフォン行き列車に乗る為にロンビエン駅を目指します。場所は旧市街の北東部にありますが、詳しい場所は上記MAPを参照。
ロンビエン駅は、一応ハノイ市内のターミナル駅の様な位置づけですが、ハノイ駅の様にロータリーがある訳ではなく、この様にバイクの駐輪で埋めつくされた小さな入口の階段を上がって行きます。
高架にあるロンビエン駅。でも混沌とした旧市街の建物に埋もれて、かなり近づかないとここが列車の駅だとは気づかないと思います。
駅構内は線路を超えた先。滅多に列車が来る事はありませんが、一応左右は確認して渡った方が良いかもしれませんね。
窓口でチケットを買う
駅構内へ入るとすぐに窓口があります。窓口は幾つかに分かれていますが、人だかりだ出来ている②番と③番が対応している模様。
窓口の人は英語が通じない、と事前リサーチをしていましたが、喋れなくても読む事は出来るだろうと思い、列車番号(LP3)及び“1 ticket to Hải Phòng” と付箋に書いて渡しました。加えて、1等車を希望するので「Soft seat !」と言うと、担当者がうなずき了承!
現金で支払いましたが、500,000ドン札の高額紙幣を渡しても嫌な顔一つされずに受け取ってくれました。列車チケットはレシート兼用の感熱紙。この時、座席が勝手に指定されてしまいましたが、窓側とか通路側とか言えば、ある程度は応じてくれそうな感じ…。でも、HPの様なシートマップを参照しての指定は難しいかと思います。
ロンビエン駅の構内
列車の出発までまだ少し時間があるので、ロンビエン駅構内を少し見て周りました。チケット窓口のある所は待合室になっていますが、冷房が効いておらずシーリングファンが回っているだけ。
待合室の外にも少しベンチがあって、みんな寛いでいます。日本の地方都市にある様な、ホンワカした雰囲気です。
外には売店もあって、ドリンクやお菓子の他、バインミーも売られています。でも価格表が無いので値段が分からない…。
ホームへ移動する
列車出発の15分前になるとアナウンスが流れ、それを機に乗客が一斉にホームへと移動を始めました。今回私は日帰りでの渡航ですが、大きな荷物を持った乗客も結構見受けられますね。
この時、駅係員が線路上に立って、なるべく線路上に立ち入らない様注意を促していました。一応安全には注意を払っている様です。
定刻の4分前、列車が入線して来ました!と言う訳で、次回ハイフォンまでの列車の模様をお伝えします→ベトナム鉄道ハノイ~ハイフォン乗車記!ソフトシート(1等車)の乗り心地
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