ベトナム・ハノイの「路線バス」は超危険!路線MAPと乗り方、注意点など

ベトナム・ハノイの市内をくまなく網羅している路線バス。ハノイには地下鉄やトラム等が無い為、路線バスは旅行者にとっても観光地を巡るのに大切な足となっているのですが、ちょっとこれが厄介もの!

今回は、そんなハノイの路線バスについて、乗り方や注意点を私の実体験に基づいてお伝えしようと思います。

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ハノイのバス路線MAP

ハノイのバス路線図について、最新のものを探そうと色々ググってみたのですが、なかなかきちんとした出てこなく、探すのに苦労しました。漸く見つけたのがコチラのPDF

これを実際にハノイで使ってみたところ、バスの番号と路線の一致率はおよそ9割ほど。ごく稀に「あれっ、何でこんなとこ走っているの?」と思う事もありましたが、殆どの場合この路線図の通りに運行されている様でした。

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尚、合わせて活用したいのがGoogle Map。地図上のバス停のアイコンをタップすると、そのバス停を通過するバスの路線名が表示され、更にそれをタップすると詳細な時刻まで出てきます。

バスの時刻表なんてあって無い様なものではありますが、おおよそ何分置きに出ているのか等、目安にはなるかと。

hanoi-bus-map

ちなみに、ハノイ市内の書店で20,000ドン(≠100円)のバスMAPを買ってみたのですが、あまりにも複雑な書き方で全然使いものにならず、お手上げ…。でも昔の人はみんなこれを見ながら移動していたんですよね。

バス停の種類

ハノイのバス停

さて、それでは実際にバスに乗る手順をご紹介します!先ずバス停を探しますが、ホアンキエム湖周辺を通る主要路線などは、この様な緑色の屋根つきの立派なバス停が建っているので分かり易いです。日本でもよく見かける形ですよね。

ハノイ郊外のバス停

中心部から少し離れた所では、この様にバスのマークが書かれた看板が立っているだけの所もあります。バスのマークの下に、通過する路線名と番号が書かれているので確認し、この横で待っていればバスがやって来ます。

ロンビエンバスターミナル

その他、幾つもの路線が乗り入れている大きなバスターミナルもあります。私が利用した「ロンビエン・バスターミナル」では、10箇所くらい乗り場があって少し戸惑いますが、番線表示の所に発着するバスの路線番号が書かれているので、目的のバスの番線の所で待っていればOK。

手を上げて合図、前から乗る

ハノイでバスの乗り方

目的のバスがやって来たら、手を上げて合図をすると停まってくれます。でも地元の人を見ていると、実際に手を上げているのは少数派。手を上げなくても停まってくれるバスが多い様ですが、一応意思表示はした方が確実かと。

ハノイのバスは前乗り

バスは都バスと一緒で“前乗り後ろ降り”。この時、できる限り素早く乗り込む必要があるのですが、その理由は後ほど。

車掌に運賃を支払う

ハノイのバスの車掌

ハノイのバスには運賃箱が無く、代わりに車掌が居て、バスに乗るとすぐに運賃の徴収にやって来ます。時には、空いている席を指差して座る席を指示する様なしぐさをする車掌もいましたが、地元の人を見る限りどこでも自由に座って構わない模様。

ハノイのバスチケット

運賃は7,000ドン。郊外の方まで行くともう少し値上がりする様ですが、観光で訪れる所であれば大概どこでも7,000ドンの一律料金です。運賃を支払うと、領収書代わりのチケットが渡されるので、降りるまで無くさない様に取っておきます。※価格は為替レート等により常に変化します。

一応お釣りもちゃんと貰えるのですが、たまに1000ドン足りなかったりする場合も・・・。

ハノイのバスの若い車掌

車掌の中には、10代と思われる若い人の姿もありました。運転手と談笑していたりすると車掌だと気づかない事もあるのですが、水色の制服にネームプレートが目印。

ハノイのバス定期券

尚、現地の人は殆どが定期券を持っていましたが、よく見たら顔写真付のかなりしっかりしたやつです。磁気定期券を使う日本とは違って、かなり厳しい様ですね。

ブザーを慣らして降りる

ハノイのバスの冷房

バスの車内は冷房つきで涼しく、またよっぽどのラッシュピーク時間帯でなければ殆どの場合座れるくらい空いているので、思いのほか快適!

運転については、飛ばしまくる運転手も中にはいましたが、バイク中心の道路は交通の流れが悪いためか、それほどスピードは出ない事の方が多いです。

ハノイのバスの停車ボタン

車内アナウンスは一応ありますが、カラオケルームの様な音声で何言っているかサッパリ分からないので、スマホのGPSを見ながら、バス停が近づいたら停止ボタンを押すようにします。

ボタンには“SOS”と書かれているので、はじめ緊急ボタンなのかと思ってちょっとビックリ!

止まらないからマジで危ない!

ハノイのバスを降りる時は危険

そして、ハノイのバスで一番危険なのは降りる時!停留所に到着すると後ろのドア(出口)が開くのですが、この時少しでももたついていると、まだ降りていないのにも関わらずバスが動き始めます!

これは乗車する際にも言える事で、素早く俊敏な乗降りが求められます!

ハノイのバス降車

一番厄介なのが、集団で連れ立って降りる時に一番最後になってしまった場合。こうなると、自分が降りる番にはバスが動き出す事は確実なので、これを防ぐ為にはとにかく人より先に降りるしか術は有りません。

私は一度、着地に失敗してつまづき、前の人に倒れ掛かってしまった事がありますから、相当に注意していないと本当に危険です!日本のバスの様に「停車するまで立ち上がらないで下さい」なんて、この国では次元の違う話ですよね。

コスパは良いが若者向け?

ハノイのバス

僅か35円で利用できるハノイの路線バス。エアコン付きで涼しいですし、何より乗車して席に着くと車掌が来て精算してくれるなんて、ある意味VIP待遇ですね。慣れれば利用価値は高いと思いますが、足腰に自信が無い人は要注意!

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