マレーシア航空ゴールデンラウンジ・サテライト。ビュッフェの食レポに続いては、シャワールームをレポートします。
※この記事はラウンジ改装前に執筆したものです。現在の最新ラウンジの様子はコチラ→メチャクチャ綺麗になったゴールデンラウンジ!ANA指定で混雑は?クアラルンプール国際空港。
空港ラウンジのシャワールームと言えば、トイレまで付いた広くて綺麗な個室タイプのものから、市民プールにあるシャワーブース並の簡易的なものまで様々。マレーシア航空が提供する、本拠地クアラルンプール国際空港における最も豪華なラウンジにあるシャワールームは、いったいどの程度のクオリティなのか見てみたいと思います。
少し年季の入ったシャワールーム入口
ゴールデンラウンジで食事を嗜んだ後、深夜便に備えてシャワーを浴びる事にしました。シャワールームはラウンジの一番奥、専用のレセプションがあって、そこで受付を済ませます。
ここでは搭乗券の提示、および預け入れを求められます。割と内装の宜しいゴールデンラウンジにあるシャワールームなので、ホテルの様な綺麗なレセプションを想像していたのですが、だいぶ年季の入ったカウンターとロッカー、薄暗いエントランスでちょっと陰気くさい感じ…。
シャワー室の数は数えませんでしたが、それほど多くは無い模様。各部屋に繋がるホールは、一応綺麗に清掃されている印象です。
各部屋のドアは、この様に天井まで届かない不完全なタイプ。今回はレセプションに一番近い位置の部屋を指定されましたが、受付業務の声やラウンジ内の音が聞こえてきて、あまり落ち着ける部屋ではありませんでした…。
鍵もかなりアナログ式…。ガチャガチャっと何度かドアを揺すったら、開いてしまいそうです。
シャワー利用で貰えるアメニティ
受付で貰ったアメニティがこちら。バスタオル一枚と、シャンプー・ボディウォッシュのセット。もっと上質なラウンジだと、ホテルと同じ様に足拭きマット・ハンドタオルを含めた3点セットが貰えるんですけどね~。しかもビニル袋に入っておらず、裸のまま渡されるだけというのもマイナス点。
この「magenta springs」というブランドについて調べてみると、クアラルンプールにある“hawthorn essentials”という会社が出てきました。ここはホテル用品を販売する会社で、この“マゼンタ・スプリングス”も同会社が扱うブランドの一つなんだそう。
使ってみましたが、泡立ちはいまいちながら香りは悪くなく、まぁ無難に使える感じ。女性のデリケートな肌に合うかどうかは…分かりかねます。
シャワールームの設備
続いてシャワールームの設備を見てみましょう。と言っても、1畳ほどの広さにシャワーブースと洗面台があるのみ。トイレはありません。
床も黒ずみが気になりますが、清掃はしっかりされています。シャワーブースとの段差が無いので、水を出しすぎると廊下の方まで水が流れ出る恐れアリ!
壁には荷物用のフックが一つ。他に荷物置き場や作業台があれば便利なのですが、そもそもそんなスペースも無いので仕方ありませんが…。
シャワーは2種類。一応レインシャワーもあるのですが、備え付け所が低いのでかなり使いにくいです…。
シャワーが殆どお湯にならない!
シャワーを使ってみると、水圧は問題なし。しかし問題なのは“温度”!ツマミをMAXにしても殆どお湯にならず、体感30度くらいまでしか上がりません!髪を洗うのはまだ我慢できますが、これを体にかけたらマジ風邪ひきますよ…。
仕方なく、持参のハンドタオルを浸して少しずつ拭きながら洗い流すことに…。常夏の国とはいえ、冷房の利いた部屋でプール並みの水をかぶるのはちょっとムリがありますよね。
尚、排水溝の臭いは無く、水はけ具合も問題なし。
また、簡易的ながらアメニティ等を置く所もあります。
ホテルの様なサービスを求めちゃいけない
KL国際空港ゴールデンラウンジのシャワールームは、なかなか突っ込みどころ満載でした。タオル、アメニティ、ドライヤーなど最低限の設備は整っていますが、肝心の“お湯”が出ない事には使い物にならないですよね。他のブースはもう少しお湯の出る所もあるのかもしれませんが、この点はしっかりして欲しいと願うばかり。
たかが空港ラウンジ、ホテルの様なサービスを求めてはいけませんが、マレーシア航空一の力の入れ所がこれでは…。ぜひ改善を期待したいものですね。
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