羽田空港国際線のキャセイパシフィック航空ラウンジに続いて、サクララウンジへやって来ました。ここではシャワーを浴びてからディナーを楽しもうと意気込んでいたのですが、キャセイラウンジで食べた担担麺や上質なビュッフェメニューの味に比べると、かなり期待ハズレなもので意気消沈…。今回はそんなサクララウンジのビュッフェメニューを食レポしたいと思います。
※このラウンジはコロナ騒動を機に閉鎖。2023年3月よりスカイビューラウンジ(5F)の下の階(4F)に新しいサクララウンジが開業しています。
目次
4Fダイニングは19時を過ぎると空いてくる
そう言えば私自身、羽田空港のサクララウンジなんて改修前(現ファーストクラスラウンジがある所)に何度か行ったっきりで、現在の形になってからは初潜入です。以前はワンフロアのみで縦に広い空間でしたが、現在は2フロアに分かれていますね。
ビュッフェの置かれているダイニングは4階。まずはここで食事をしようと思います。
ダイニングエリアは中央にコンセント付きのカウンター席、壁際にテーブル席がある配置です。はじめ夕方17時~18時の時間帯に訪れたのですが、テーブル席は満席状態!カウンター席は所々空いていましたが、落ち着いて食事が出来る雰囲気ではありませんでした。キャセイパシフィック航空ラウンジの記事でも述べましたが、この時間帯は19時前後に出発する米国行きの大型機材の便が相次ぐため、どうしても混雑してしまうんですよね。
しかし意外にも、この時間帯シャワールームはガラ空きでした!折角なので、ダイニングが空く時間まで先にシャワーを浴びる事に。
19時過ぎ、再びダイニングを訪れてみたところ、やはり予想通りガラガラです!この後、20時半を過ぎると徐々に混雑し始めましたので、ゆっくり食事がしたい場合は19時台がおススメです。
アルコールの銘柄をチェック!
食事の前に、まずはアルコールの銘柄をチェックしてみたいと思います。ワインにウイスキー、日本酒と、10本を越える瓶が並べられた光景は、さすが国際線といったところでしょうか。
ワインは赤・白・スパークリングの3種類。白はドイツの銘柄「リースリング・ドライ」(市場価格¥1,700)、スパークリングはイタリアの「ラ・ジョイオサ・プロセッコ」(市場価格¥1,300)と価格帯としては格安レベル。
赤ワインは「プティット・シレーヌ2014」(市場価格¥1,200)が置いてありました。どれもキャセイラウンジの高級銘柄と比べると、かなり見劣りしてしまいます。
しかしサントリー山崎蒸溜所蔵の梅酒が置いてあるのは良いですね。市場価格は¥1,400程度ですが、一般的な店ではなかなか見かけないものだと思います。その他ウイスキーの銘柄は「バランタイン12年」や「シーバスリーガル12年」といった定番物が数種。
ビールはキリンとアサヒ、別の場所にサッポロとサントリーがあって、4銘柄が揃い踏み!この点は国内線のラウンジと変わり有りませんが、泡の木目細やかさは少し劣る感じでした。
メニューの種類は平均レベル
それでは食事のメニューの食レポです。サクララウンジの食事メニューはJALのHPに掲載されているのですが、実際に来て見てみるとメニューの数は思ったより少なめな感じ。
パンはクロワッサンやシナモンロールなど4種類の他、小さく切られたサンドイッチ。このサンドイッチ、成田空港の国内線ラウンジでも出されていましたが、小さくラップに包まれた姿はあまり美味しそうに見えるものではありませんよね。
サラダは生野菜にドレッシングが4種。隣に「フルーツカクテル」とありますが、この時は切らしていました。この様に、メニューの種類の数については日本国内においては平均的ですが、海外の豪華なラウンジに比べると、こちらもかなり見劣りします。
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“フツー”な味のミール
という訳で、主なメニューを少しずつ頂いてみたいと思います。
まずはパンから。シナモンロールと抹茶のレザンノア(JAL限定)です。メゾンカイザー製という事で期待していましたが、とびきり美味しいという訳ではなく無難な味。
トマトソースのハンバーグはファミレスレベル。やはり肉の質がそれ程良いものでは無い様です。
海老とチキンのグラタン。おこげの部分を一緒に取るとまぁまぁイケます。
炒飯。これはHPのメニューには記載されていなかったメニューです。パラパラのライスなのは良いですが、とにかく味気が無い…。塩コショウが足りないのかと思うくらいです。具材もベーコンを沢山入れてもらえると嬉しいのですが、それは贅沢かな…。
カレーはいつ食べても安定的な味
そんなちょっと期待ハズレのメニューの中、シメに食べたJAL特製オリジナルビーフカレーは安定した味わい。大きめにカットされた肉は柔らかく、JALの力の入れ様が窺い知れます。
ただ、これもとびきり美味しいというものではなく、辛さ・味ともに平均的かな。万人受けの味に整えているという感じで、特に旨味や深いコクは感じられません。あくまでサクララウンジのメニューの中では、最も力の入った上質な料理だと思います。
食事をするならキャセイへ!
サクララウンジの食事の内容について総じて感想を述べると、ちょっと不満の残る内容でした。カレーは良しとしても、ハンバーグや炒飯があの味わいでは困りますね。決して不味い訳ではありませんが、旨味があまり感じられない…。
キャセイパシフィック航空ラウンジで食べたあの上質なミールと比べると、JALは力の入れ所が違うのかな?と思ってしまいます。どうせラウンジでガッツリ飯を食うのはエコノミークラスの客だけなのだから、と手を抜いている感が否めない部分もあります。
最近のJALは海外へのラウンジ展開も消極的ですし、今後もあまり期待は出来そうにありませんね。願わくば、夕方17時で閉まってしまうキャセイパシフィック航空ラウンジの営業時間延長を期待するばかりです。次回はサクララウンジのシャワールームを詳しく見ていきたいと思います。
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