香港国際空港にはファーストクラスラウンジが2箇所ありますが、今回潜入するのはその内の1つ「The Pier First Class Lounge」。ここにはビュッフェやBarの他、オーダー式の料理が楽しめるレストランもあって、食事は全て無料!
今回はランチで訪れてみましたが、そのメニューと料理の味をレポートしたいと思います。
目次
香港国際空港のファーストクラスラウンジ
香港国際空港には、現在次の4つのキャセイパシフィック航空ラウンジがあります。
- The Wing(ザ・ウィング)
- The Pier(ザ・ピア)
- The Bridge(ザ・ブリッジ)閉鎖中
- The Deck(ザ・デッキ)
これらは基本的に全てビジネスクラス(サファイア)のステータスで入室出来ますが、その内WingとPierにはファーストクラス用のラウンジが別に設けられています。以前はThe Cabin、The Arrivalもありましたが、現在では閉鎖されています。
今回は、香港へ到着した便が63番ゲートだった為、そのすぐ近くにあったThe Pier Firstを訪れました。ラウンジ入口は搭乗ゲートのある階から一つ下、エスカレーターかエレベーターで降りて行く様になっています。
降りるとすぐにレセプション。入室のチェックは手前の小さなカウンターで行われましたが、その奥にきちんとしたカウンターがあって、そこはラウンジコンシェルジュとなっている様です。
とても落ち着いた空間
ラウンジ内を一通り巡ってみましたが、中東の空港ラウンジの様な豪華な装飾や高い天井、広い空間がある訳ではなく、至ってシックなデザインにまとまっています。
椅子は基本的にすべて、大きくドッシリとしたソファー。座席数が少ないので、ピーク時間帯にはそれなりに混雑しそうですが、午後のこの時間は空いていました。
この木のぬくもりを感じるデザイン、キャセイパシフィックお決まりのデザインですよね!落ち着きに主眼を置いたコンセプトはキャセイのお十八番、なかなかステキです!
リラックスしたリビングの先にはBarエリア。こちらもシンプルながら、なかなか洗練されたデザインですよね!ここのBarは復路の乗継の際に利用したので、その模様はこちらの記事をご覧下さい→香港「ザ・ピア」ファーストクラスラウンジ/夜はステキなBarでシャンパンを!
The Pier Firstのレストラン
さて、今回の目的はレストランでランチをすること!乗継時間が短いので長居は出来ませんが、ランチはしっかり頂く事にします。
The Pierファーストラウンジのレストランがある場所は、この通路の一番奥。
入口にはアテンドの人が立っていて、「一人です」と告げるとメニューを持って席まで案内してくれました。
結構広いレストランフロア。2人掛けのテーブル席が一律に並べられていて、ざっと見た感じ50名くらいは余裕で入れそうです。
私の席は、入口付近のコーナーにあった唯一の円形テーブル。テーブルには、ハイフとフォークが最初からセットされていますが、ナプキンやおしぼりはもらえませんでした。
レストランのメニューをチェック!
それでは、レストランのメニューをチェック!スターターからメイン、デザートまで一通り揃っていて、ラウンジ飯としてはかなり充実したラインナップですよね。坦々麺もありますが、これはビジネスクラスラウンジのヌードルバーでも食べられるメニューです。
ドリンクは?と聞かれましたが、ドリンクのメニューは貰えなかったので、ここは必然的にシャンパンをオーダー。味はまぁ美味しいスパークリングワイン程度ですが、このシャンパンは恐らくBarで飲めるものと同じ銘柄なのかと思います。
メインとデザートをオーダー
オーダーから10分弱、料理が到着!今回は時間があまり無いので、メインから1品とデザートを1品注文しました。
こちらは「Salmon teriyaki」というメニュー。料理名そのまま、キレイにテカったシャケが2切れに、炒めたナスとチンゲン菜が添えられた一品。“テリヤキ”という事で甘口を想像していましたが、思いのほか大人しい味付け。
美味しいシャケならもう少し脂が乗ってホクホクしているものですが、これは若干パサツキもあり、あまり良い素材は使っていなさそう…、まぁ上品な味わいではあるかとは思います。
ライスは東南アジア風、ややココナッツ風味のパールライス。日本人の好むふっくらとした焚きあがりのごはんとは一線を画すものですが、私は嫌いじゃないです。
デザートは「Banana walnut strudel」。白いバニラソースと赤いベリーのソースの種類が添えられた一品。サクッとパイ生地にペースト状のバナナの風味が広がります。
甘さ控えめ、2種類のソースで楽しめるデザートとしては良いと思いますが、こちらも感想としては“それなり”の味。
味はちょっと期待はずれ?
機内食をセーブして臨んだThe Pier Firstのレストランメニューですが、はじめてヌードルバーの坦々麺を食べた時の様な感動は無かったなぁと…。手の込んだ“料理”が頂けるという特別感はありますが、高級料理店の味を期待して入ると、ちょっとガッカリしてしまうかもしれません。このThe Pier Firstのレストランにはまだまだ沢山メニューはありますので、次回にでも色々と試してみて、またレポートしたいと思います。
夜の素敵なBarの様子はコチラ→香港「ザ・ピア」ファーストクラスラウンジ/夜はステキなBarでシャンパンを!
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