ハノイの街を歩いていた所、突然私の目の前でバイク同士の事故が発生!そして当事者同士の喧嘩が勃発し、警察が駆けつけるまでの騒動に発展してしまいました!
そんな事故から見るベトナムの危険な道路事情について、お伝えしたいと思います。
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バイク同士の喧嘩
今回バイク同士の喧嘩に遭遇したのは、ハノイのホアンキエム湖から南へおよそ1kmの所にある交差点。
南北に走るHàng Bài通りと東西に走るHàm Long通りの交差点で、この内Hàng Bài通りは南から北へ一方通行になっています。
時刻は15時過ぎ、私が何気なくこの交差点の横断歩道を歩いていたら、突然その横でバイク同士が衝突ギリギリで身を交わし、その内片方が転倒。
お互いに怪我は無かったものの、バイクを捨てて詰め寄るやいなや、言い争いが勃発!徐々にエスカレートし、挙句の果てには片方が自らのバイクからレンチの様な鈍器を取り出して、殴りかかる始末。
見かねた周りの大人達が止めに入りますが収まらず、暫くして警察がやって来て宥められ、その後漸く収束。なにはともあれ、流血の事態になる事は避けられた模様ですが、一歩間違えれば大事になり兼ねない事案ですよね。
原因は片方の見切り発車
今回の事件に関して、私は横で一部始終を見ていたので分かりますが、原因は片方の信号無視による見切り発車。
詳しく説明すると、Hàng Bài通りの赤信号で止まっていた黒ヘルメット(白服)の方が、青信号を待たずに発進して南から西の方(Hàm Long通り)へ左折、同時に白ヘルメット(黒服)の方が青信号に従ってHàm Long通りを西から交差点に進入し、その際に両者が衝突したというのが事故の状況。
この事実だけ鑑みれば、信号無視をした黒ヘルメットの方が罪に問われるべきですが、黒ヘルメットが発進したのは信号が青に変わる5秒前。その時Hàng Bài通りの車は一斉に見切り発車した為、黒ヘルメットはただその流れに従って発進したに過ぎないのです。交通の流れに従って発進したバイクと、信号に従って交差点に進入したバイクとの衝突。なんとも防ぎようの無い事故だったのではないでしょうか?
本当に危ないベトナムの道路事情
結局のところ、ベトナム・ハノイで車が信号無視をするなんて日常茶飯事ですし、逆に見切り発車をしないとクラクションを鳴らされてしまうのが事実。そんな交通事情の中で、事故が起こらない訳無いですよね。
事実、今回ベトナムへたった4日間の旅行にも関わらず、この様なバイクの衝突事故に2回も遭遇してしまいました!へたをすれば歩行者である私にも危害があったかもしれないと思うとヒヤッとします!
たとえ青信号で横断歩道を渡っていても、構わず車が突っ込んでくるのは当たり前。日本とは違い、海外では“車優先”である事が多い様ですが、流石に横断歩道を渡っていて横から突っ込まれたら、避けようが無いですよね。
日本の常識が通用しないベトナムの交通事情。ベトナムへ訪れる予定のある方は、十分に注意する様心がけて頂ければと思います。
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