KLIAエクスプレスを使ってKLセントラル駅へ到着、ここからクラナジャヤ線に乗ってホテルを目指しますが、乗車の前にマレーシア・クアラルンプール市内の鉄道で使えるIC乗車券「Touch’n GO(タッチンゴー)」カードを購入したいと思います。
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KLセントラル直結のSCで購入する
Touch’n GOカードの購入場所は幾つかある様ですが、中には購入にクレジットカードが使えなかったり、またトップアップ(チャージ)に手数料を取られたりする所もある様なので、ちょっと注意が必要ですね。
私が購入したのは、KLセントラル駅直結のショッピングセンター「NU Sentral」内にあるTouch’n GOステーション。ここはTouch’n GOカードに特化したサービスステーションで、クレジットカードも使えるという口コミ情報を手に入れていました。
KLセントラルでクラナジャ線など列車の改札口が並ぶエリアの一番端に、NU Sentral入口のエスカレーターがあります。ちょうどモノレールに乗り換える時にも、このSCの中を通って行きます。
Touch’n GOステーションの場所
NU Sentral入口のエスカレーターを上がって暫く進むと、このSCの案内板がありました。ちょっとここでTouch’n GOステーションの場所を確認したいと思います。
タッチパネル式の案内板。フロアマップから店を選ぶ方法の他、キーワード検索にも対応している様です。
精度がちょっと心配ですが、ダメ元で“touch’n go”と入れてみました。
すると一発でヒット!L2のフロアにある様です。KLセントラル駅構内から上がって来たこのフロアはCCなので、二つ上階に上がります。
このNU Sentralは、地下から地上4階まで吹き抜けの構造。なかなかここまで橋が入り組んでいるSCも見かけないですよね。スマホで写真を撮っていると、落としそうになってヒヤヒヤします…。
ありました!ちょっと見落としがちな小さい店舗です。HPを見ると、営業時間は毎日12:00am – 12:00amと書いてあります…24時間営業?
セルフサービス・キオスクで購入
Touch’n GOステーションに入ると、奥に有人カウンターがあって各種サービスが受けられますが、煩わしい外国語でのコミュニケーションは必要無く、利用するのは店舗入口付近にある機械。
SELF-SERVICE KIOSKと書かれていますね。この内、左側の白いマシーンで購入・トップアップをします。右側の青いマシーンは使わなかったので、何が出来る機械なのかは分かりません…。
タッチパネル式で英語対応。初めてTouch’n GOカードを購入する場合は「Card Purchase」を押します。続いて、同時にチャージする場合は、金額をRM10単位で選択。クレジットカードでの支払いも可能で、手数料もなし!
ものの1分で購入完了!何も難しい事はありませんでした。今回はRM20をチャージしたので、カード料金(RM10)と合わせてRM30の決済。
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登録すると履歴が見られる
このTouch’n GOカードですが、カード購入後にWebでカード情報を登録すると、利用区間や料金など詳細な履歴が参照できます。
Touch’n GOのトップページから右上の“Sign Up”をクリック、すると入力画面が出るので、カードナンバーとNationality(OTHERSを選択)を入力、Identification Noは分からなかったので、4桁のダミーを入力しました。
続いて、氏名などの個人情報入力画面が表示されます。基本的に米印は入力必須ですが、何故かMobile No.の入力も強いられてしまいました。この個人情報を入力する事で、紛失の際に再発行が可能となりますが、履歴の参照だけで再発行等のサービスを希望しない場合は、住所など適当で構わないと思います(私も住所は適当に入れました)。この後、任意のユーザー名とパスワード、質問の回答を入力すれば完了!ユーザー名とパスワードは、大文字・小文字・数字の混合でないと認められません。
登録完了後、履歴を参照してみました。詳細な日時(秒数まで表示!)や利用の駅名、運賃が表示されますが、駅名表示がちょっと曲者…。KL SENTRALなど主要な駅名はそのまま表示されますが、ちょっと郊外へ行くと番号で表示されてしまい、何の駅名かわかりません…。
まぁまだまだ改良の余地有り、と言った感じですが、旅の記録にもなるので、暇な時間に登録してみるのも良いと思います。
短期滞在では安くならないかも…
このTouch’n GOカード、日本のSuicaの様に改札口のカードリーダーにタッチして使用します。乗車ごとに券売機でトークン(コイン型)の切符を購入する手間が省けて良いのですが、カード代金RM10はデポジットではないので、一度購入したら戻って来ないとの事。
クアラルンプールの列車の運賃は、一応“ICカード運賃”が存在して、切符で乗車するよりも1~2割ほど安く設定されていますが、運賃表(ICカード運賃表/現金運賃表)を見てみると一駅や二駅といった近距離はあまり割引になっていません。つまり、KL市内の短期滞在の場合は、カード代が嵩んで返ってトータルコストが上がってしまう事になりますね。
RM10≠¥270なのでケチる程のコストでは無いと思いますが、一応頭に入れておいた方が良いと思います。
尚、クアラルンプールの鉄道で使えるICカードには、もう一つ「My Rapidカード」というものが存在しますが、これはKTMコミューターには使えない等使い勝手があまり良く無いので、おススメできません。いずれ日本のSuicaとPasmoの様に、相互利用が可能になれば良いのですけどね。
クアラルンプールへ起こしの際は、KLセントラル駅直結で便利なTouch’n GOステーションへ、是非立ち寄ってみて頂ければと思います。次回は、同じNU Sentral内にあるレートの良い両替所をご紹介します→マレーシアKLセントラルSC両替所のレートがメチャクチャお得!
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