大阪では、緊急事態宣言の解除を受けて観光や商業施設の一部が営業再開していますが、大阪のシンボルでもある「大阪城天守閣」も営業再開されたとの事で、観に行ってきました!
ピーク時は外国人観光客で溢れ返っていたという城内も、今や観光客の姿はごく僅か。ゆったり観られるのは今の内です!
都心のど真ん中にある大阪城
大阪城と言えば、安土桃山時代から江戸時代にかけて築かれた日本三名城のひとつ。場所は大阪市中央区にあって、城の周辺は大阪城公園として整備されています。
今回は地下鉄の天満橋駅から出て公園内を歩いて向かいましたが、この日はよく晴れてとても心地よい陽気!お堀の周辺はジョギングをするランナーの姿も沢山ありました。
天守閣は公園の中央付近にありますが、そこへ行く間にもお堀の内側には様々な門や櫓などの重要文化財が林立しています。中には江戸時代からそのままの姿で残っている物(多聞櫓など)もあるのだとか。
また、広い公園内にはエレクトリックカーというミニバスが運行されているのですが、こちらも天守閣に合わせて営業再開された模様。運賃は大人200円、子供100円、2つのコースがあるのですが、いずれも天守閣までは行けないので利用の際は注意が必要です(運行コース等の詳細はこちらのHPへ)。
検温と連絡先の記載、マスク着用必須
さぁそれではいざ、天守閣の中へ!エメラルドグリーンの瓦屋根が立派なお城ですが、この建物は昭和初期に再建されたものなんだそう。
チケットブースはお城に向かって右側にありますが、現在はその手前に検温所が設置されていて、入ると初めに体温を測定、続いて紙に氏名・住所・電話番号を書かされます(身分証の提示は無し)。
また、手のアルコール消毒に加えてマスクの着用が必須。まぁこれからはどこの施設でもこのスタイルが定番になりそうですね。
チケットは券売機で購入。入場料は600円(中学生以下無料)ですが、鉄道の1日乗車券などを持参の場合は1割引になります(割引対象は窓口のみで取り扱い)。
歴史を感じさせない8階建ての内部
さて、城の内部は8階建てになっていて、1階から入場した後は階段を使って上って行き、各階の展示を見学。一応、見学導線はありますが、特に制限も無く自由見学となっています。
エレベーターもありますが、基本的にバリアフリーでしか利用出来ない模様。
各階には城の建築に纏わる品や豊臣秀吉に関する資料などが展示されていて、3階と4階には重要文化財も数多く展示されています。しかし残念ながら貴重な資料を扱うフロアは全て撮影禁止…。
また、外観こそ歴史的な建物ですが、内装は近代的な博物館そのもので、歴史を感じるインテリアは一切見られません。
歴史的なお城ながら、木造の急な階段をギシギシ言わせながら上り下りする様な体験が出来ないのは、なんとも寂しいものですね…。
金網に囲まれた展望台
最上階の8階は展望台になっていて、東西南北360度の景色が望めます。この日は雲一つ無い青空で風が心地良く、景色を見るには最高の陽気!
ただ、この階全面に張り巡らされた金網がかなり邪魔…。転落防止の為かとは思いますが、透明のアクリル板にする等もう少し工夫は出来なかったのかと…。
それでも、金網の隙間から見える眺望の良さはまずまずで、高さは大した事ありませんが、周りに高い建物が無いので割と遠くまで見渡せます。
しかし景色は良いですが、ステンレスで出来た手すりやアクリルで覆われた継ぎ目の紋章、床はコンクリで固められていて、とてもここがお城の最上階とは思えない程。
もう少し歴史を実感できる構造であれば良いですけどね…。
行くなら空いている今の内に!
と言う訳で、営業再開された大阪城天守閣へ行ってみましたが、検温やマスク着用等の制限はあるものの、中へ入ってしまえば行動の制限は無いですし、訪れるなら外国人が居なくて空いている今がチャンスです!
今後の社会情勢によっては再び閉鎖される事も予想されるので、訪問の際は公式HPをチェックする事をおススメします。