今日は、ポーランド・ワルシャワのホテル「レオナルド・ロイヤルホテル(旧 JM Hotel Warsaw Center)」の宿泊レビューをお伝えします。
およそ30階建ての高層タワーホテルでありながら、今回はエクスペディアからの予約で1泊あたりおよそ5,500円!フロントの対応も良く、なかなかコスパの良いホテルでした!※価格は社会情勢により随時変動します。
目次
ホテルは地上100mの高層タワー
場所はワルシャワ・セントラル駅から北西方面。最寄の駅は、トラムのNorblinが徒歩5分、地下鉄2号線のRondo ONZまでは徒歩10分と、それぞれ距離がありますが、102番と105番のバス停がホテルの側近にありますので、クラクフ郊外通りや旧市街方面へはバスが便利です。
先日お伝えしたお勧めレストランFolk Gospodaがすぐ近くにあって、滞在中は重宝しました。
宛がわれたのは25階。宿泊エリアは最低でも18階だったと記憶していますので、街の喧騒からは完全に開放されます。
クイーンサイズベッドのスタンダードルーム
スタンダードルーム。クイーンサイズのベッドにソファーもあり、広々しています。1週間超の滞在で、1泊平均¥5,500程(エクスペディア)でしたから、かなりお値打ちでしょう。
室内の明るさは、この手のホテルとしては上々の明るさだと思います。これまで4つ星ホテルと言えども室内灯の半分が切れている部屋や、取って付けただけの読書灯だけが異様に眩しい所など、なかなか丁度良い明るさの部屋である事は少ないのですが、ここは大分まともな方だと思います。
部屋の一面にずらっと並んだ家具は、木目調で肌触りも良く、なかなか良質だと思います。収納スペースは広く、長期滞在で重宝しました。
また、引き出しはゆっくりと閉まる高級仕様。収納力も高く、使い勝手が良いです。
トイレ・バスルーム
続いて、バスルームを見てみましょう。海外のホテルでは標準的な広さです。これ程スペースがあれば問題ないでしょう。床の清潔感も問題ありませんでした。
バスタブはありませんが、シャワーの出力は全く問題なく、また温度もすぐに温まります。扉の密閉性もGood。しかし日によって排水溝の匂いが少々。
こちらはアメニティです。これは個人的な意見ですが、このシャンプーは自分の髪に良く合って、泡立ちも良く、自前のシャンプーの出番は全くありませんでした。独特の香りに敬遠されがちな海外ホテルのシャンプーですが、ここのものは珍しくお気に入りの品となりました。
シーツの交換は3日に1回
良質な部屋とは裏腹に、日々のハウスキーピングは、その質の悪さが目立ちました。
先ず、枕カバーとシーツの交換は2~3日に1回です。これも決まっている訳ではなく担当者によって変わりますが、1日で新しいものに変わる事はありませんでした。シーツの交換が3日に1回というのは、特にアパートメントホテルの長期滞在においては通常の事ですが、この様な普通のホテルでは初めてでした。シーツがどんなにシワクチャになろうとも、指定の日(?)まで交換される事はありません。
午前中に限られるハウスキーピング
私がワルシャワに滞在中は天気が悪く、特に午前中に限っては3日に2日は雨が降っていた為、観光等の街歩きは昼以降が中心となっていました。その為、午前11時頃にホテルを出発する日が多かったのですが、清掃をお願いする札を下げておいたにも関わらず全く清掃がされなかった日が幾日か有りました。午前中の早い時間(特に10時まで)に出発した日には、確実に清掃されていましたので、かなり早い時間に部屋を空けなければならない様です。
ウェルカムドリンクの謎
ある日の午後、清掃が完了した部屋に戻った所、何やらいつもと部屋の様子が違っていました。シーツや枕カバーが交換されていないのはいつもの事ですが、いつもは整えられているアメニティグッズが乱雑に置かれていたり、使用済みのティーカップが洗浄されないまま雑にセットされていたりと、明らかに投げやりな仕事が為されていました。
そして、極めつけはこれ!
ウェルカムドリンクの片方の栓が開いており、少し減った状態で置かれています。前日のものは既に飲んでしまっていたので、勿論私が飲んだものではありません。フロントに文句でも言おうかと思いましたが、証拠が無い事から断念。騒ぎ立てて逆に目をつけられても怖いですし。ここまで酷かった日は滞在中1日だけでしたが、この日以来、常に警戒しながらの滞在となりました。
JM Hotelのハウスキーピングについて以上を鑑みると、その担当者にはかなり感情的で自己中な人間がいるのではないか、と思っています。自分の決めた導線の中で都合の良い仕事だけを好んで行い、客のニーズに応え得る術は持ち合わせていない者が多いのでしょうか?しかしこのホテルのチェックアウト時刻は12時ですし、11時に部屋を空けて清掃をお願いする事は、何ら問題は無いと思います。
これをポーランドの国民性と決め付けるのは適当ではないと思いますが、良質な部屋を持ち合わせたホテルなだけに、とても残念です。
フロントの対応は良好
一方、フロントの対応は丁寧且つスムーズで、何も問題は無く、しかも100PLN札の両替にも快く応じて下さいました。少し話は反れますが、ここワルシャワでは100PLN札はとにかく嫌がられます。露店やミュージアムは勿論の事、スーパーマーケットですら嫌な顔をされます。にも関わらずキャッシャーからは100PLN札しか出てきませんから、現金はなるべく作らずにカード主体で旅行される事を強くお勧めします。JM Hotel Warsaw Centerは繁華街から少し離れた場所にあり、交通の要とは言えない立地ながらも、これほど眺めの良い高層階且つ広めの部屋でお値打ち価格ならば、とても魅力的ではないでしょうか。貴重品の管理を徹底しつつ、ハウスキーピングに関しては「こんなもの」と割り切って考えれば、なかなかコスパの良いホテルだと思います。
ワルシャワ旅行への参考になれば幸いです。
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