今回は、ポーランド・ワルシャワのレストラン《Folk Gospoda》をご紹介します。
これまで何度か記載している通り、ここワルシャワに滞在中は、なかなか美味しい料理に出会う事が出来ませんでした。一部の超高級レストランなどは別として、一般的な日本人旅行者が訪れる様なレストランでは、美食に出会うのには苦労するかもしれません。
※こちらのレストランは既に閉店となっています。
Folk Gospodaの場所と店内の様子
表通りから少し奥に入った所にありますが、周囲に建物は少ない為、比較的見つけやすいと思います。この時はランチで訪れましたが、店内ガラ空き…、少し心配になりましたが、窓側の席へと案内されました。
なかなか洒落た店内で店員の対応も良く、全く気兼ねする事はありません。座席数は多く、ディナータイムはそれなりに混雑する事でしょう。
この街のレストランでは、ナプキンが必ずこの様な形で置かれています。洒落た演出で良いですが、他のものに触れず一枚だけ取るのには苦労します…。
お得なランチメニュー
ランチメニューはスープ+メインで約750円とそれなりに値段が張りますが、150円程度プラスでデザートがつけられるので、迷わず注文しました。
先ずはスープから。《マッシュルームとヌードルのスープ》とでも訳すのでしょうか?それ以外の具材も多く入っており、味付けもまずまず。これまでに食べたポーランドの郷土料理「Zurek」を含め、ワルシャワで飲んだスープの中では一番食べ応えがありました。
続いてメイン料理。リブアイステーキでしょうか。極上の柔らかさとまでは言えませんが、悪い肉ではありません。写真で見ると小ぶりですが、付け合せのポテトも含めて、かなりのボリュームがありました。
デザート。サクッとしたアップルパイにベリーのソース。甘酸っぱくて美味しかったです。+150円の価値としてはかなりお得なものだと思います。ランチは締めて27.8PLN≠890円。
が、しかし…、口達者な店員に乗せられて注文したカフェラテが15PLN≠480円と超高価!どのレストランでもそうですが、“付加ドリンク”には注意が必要です。
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お一人様も入りやすいディナータイム
さて、今度はディナーで訪れた際のレポートです。ランチとは打って変わって店内は大繁盛、しかしそんな中でも“お一人様”を見つける事が出来ました。中年のオジサンもいれば若い女の子もいて、特に女性は、私がランチで訪れた際に座った窓側の席に案内されていました。
私は敢え無く中央のテーブルに連れていかれましたが、その隣には中年のオジサンが一人ディナーを楽しんでいましたので、気兼ねする事はありません。
先ずはビール(9PLN)を頂きます。ポーランドのご当地ビールŻywiec(ジヴィエツ)は、よく言えばスッキリとした味わいですが、コクや深みはあまり感じられず、満足度は低いです。例えるならば、朝日スーパードライから風味を少し抜いた様な感じ…。これならば、別のレストランで飲んだPlzeňský Prazdroj(ピルスナー・ウルケル)の方が断然味わいがあって美味しかったです(流石はビール大国チェコ!)。
ピエロギとステーキの味
前菜として、チーズ・ピエロギ(21PLN)を頂きます。(ポーランド料理“ピエロギ”は美味しいのか?)の記事でもご紹介した通り、このサクッと揚がったピエロギは、付け合せの甘酸っぱいベリーのソースと良く合い、なかなか美味でした。
ただ、中身のチーズがもう少しトロっとしていれば尚良かったのですが、それでもワルシャワで食べたピエロギの中ではピカ一です。
こちらはメインとして注文したサーロインステーキ(66PLN)。
肉は硬めで少しパサ付くのが難点。それでも3種の付け合せで楽しめる味わいは、決して悪いものではなく、小ぶりながら食べ応えのある1品でした。
Folk Gospodaのまとめと店情報
ディナーは締めて96PLN≠3000円。決して安くは無いですが、店員の対応や店内の雰囲気、そして現地のお一人様も数多く見受けられる事から、彼らも奨励している店の一つである事には間違い無いでしょう。何せ一人旅におけるディナーは、ある意味最大の悩みでもある訳ですから、良い雰囲気の中これ程気軽に、そして本格的なディナーが楽しめるとなれば、通わない理由は無いと思います。ワルシャワへお越しの際は、是非とも足を運んで頂きたいと思います。
- 住所:Waliców 13, 00-865 Warszawa
- 営業時間:12:00~0:00
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